お餅の焼き方を調理器具別で解説!冷凍保存の方法やアレンジレシピもご紹介
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「使いたい時に氷がない!」「たくさん氷が必要になった」ということもありますよね。
実は身近にあるものを使って最短30分で氷を作ることができる方法があるのです。
また、熱いお湯で作った方が早く凍るという話を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、冷凍庫の氷は何時間で固まるのか、すぐに氷を作る方法や、熱いお湯の方が早く凍るのか、についてご紹介します。
もくじ
家庭用冷蔵庫のほとんどが、一般的に約2時間ほどで氷を作ることができます。
製品により多少冷凍庫の性能に違いはありますが、製氷機能にはほとんど差はなく、自動製氷、製氷皿どちらでもかかる時間は同じくらいです。
ただし製氷時間は、周囲の温度(季節や部屋の環境)、冷凍庫の温度設定、ドア開閉の頻度によっては長くなることがあります。
ちなみに、クーラーボックスを冷やすためなどにペットボトルなどを使って水を凍らせたい場合の目安はこちらです。
容器の種類 | 氷ができる時間 |
---|---|
500mlペットボトル | 約10時間 |
2Lペットボトル | 約20時間 |
牛乳パック | 約2日 |
氷を早く作りたい場合は、最短30分で作る方法があります。
身近なものを使って時間短縮するための方法をご紹介しますので、是非試してみてくださいね。
一番早く氷が作れる方法は、お弁当などに使うアルミカップに水を入れ、金属バッドの上に並べて凍らせることです。
金属類は熱伝導率が高いので、冷えるスピードが上がり早く凍らせることができ、アルミカップの周りのギザギザした形は、冷気の当たる面積を広くする効果があります。
金属バットとアルミカップを使った方法であれば、約30分で氷を作ることができ、通常かかる2時間に比べて約4分の1の時間でできるので、早く作りたい時にはオススメですよ。
また、アルミカップを使う場合よりは時間がかかりますが、金属バッドの上に製氷機を乗せるのも効果的です。
表面積を大きくすると冷気が当たる面積が増えて、氷を早く作ることができます。
底面積の広いタッパーやバット、マチ付きの保存袋などに水を入れて平らになるように冷凍庫に入れてください。
ただ、できた氷が平たくなり面積も広がるので、飲み物のコップに入れて使いたいときは砕いて入れる必要があります。
冷凍庫によっては急速製氷機能(一気製氷)が付いていて、これを使うと早く氷ができます。
製品にもよりますが、おおよその目安は以下のとおりです。
いずれも冷凍庫の設定は標準、ドア開閉なしの場合の時間です。
周囲温度の影響もありますが、通常の製氷機より早くできます。
氷を作るときに、水よりもお湯で作った方が早くできる現象が起こることがあります。
しかしこの方法は確実にお湯の方が早く氷ができるとは言えない上、家庭で作るのにはあまりおすすめできません。
その理由をご紹介します。
実際にお湯の方が早く凍ったという事実や意見は多数あり、実験結果や論文なども発表されていますので嘘とは言えませんが、確実にお湯の方が早く凍るとも言い切れません。
このお湯の方が冷えた水よりも早く凍るという現象は「ムペンバ効果」と呼ばれていますが、条件や仕組みについて未だ完璧には解明されていない状態なのです。
「ムペンバ」という名前は、1963年、タンザニアの中学生であるエラスト・B ・ムペンバが、アイスクリームを作って熱いまま凍らせたところ、冷ましてから凍らせたものよりも先に凍ったことを発見したことで名付けられました。
「ムペンバ効果」とは、特定の条件のもとでは冷えた水よりもお湯の方が短時間で凍ることがあるという物理学上の主張であり、実際にはお湯の方が早く凍る場合もあれば、その逆の場合もあります。
ではお湯の方が早く凍ると言われるムペンバ効果が何故起こるのか、それを説明する仮説がいくつかあります。
他にも色々な仮説がありますが考えられる原因が多く、完璧な実験ができないため特定することは難しいとされています。
ムペンバ効果は否定されてはいませんが、その現象の科学的解明や立証には至っていないのです。
お湯を使用して家庭用冷凍庫で氷を作ると、給水タンクやプラスチック製の製氷機にお湯を入れることで故障の原因になる可能性があるため、おすすめできません。
またお湯の温度の影響で冷凍庫内全体の温度が上がってしまい、冷えていた他の冷凍食品の一部が溶けたり食材が傷むなどの影響がでる恐れがあります。
家庭用冷凍庫では、安全や衛生面を考慮してお湯は使わない方が安心です。
2時間程でできるはずの氷がなかなかできないという場合は、何か原因がある可能性があります。
アイスサーバーの不具合や使い方に原因がないか、以下のことをチェックしてみてくださいね。
冷凍庫の中に食材がパンパンに入っていると、冷凍庫内の冷気の循環が悪くなり温度が下がりにくくなってしまいます。
その結果、冷気が全体にいきわたらず庫内が冷え切らないので、氷ができるのに時間がかかってしまいます。
冷凍庫内の温度を保つために、食材の割合は庫内の7割程度にしておくといいでしょう。
冷凍庫によっては目安ラインがあるので、それ以上入れないようにしてくださいね。
物をつめこみすぎて冷凍庫の奥に落ちていたりはみ出て扉に挟まっていると、きちんと閉まらず隙間が開いていることがあるので注意が必要です。
冷凍庫を頻繁に開け閉めしていると庫内の温度があがってしまい、氷を作るのに時間がかかってしまいます。
なるべく開け閉めせずに冷凍庫の低い温度を保つようにしましょう。
また、半ドアになっていないか注意してきちんと閉まっているか確認してください。
給水タンクが汚れていると、フィルターが詰まってしまい氷ができるのに時間がかかる可能性があります。
他にも、冷えづらくなったり氷に不純物が混ざる原因になるので注意が必要です。
取り扱い説明書などを確認して、給水タンクやフィルターを定期的にお手入れしましょう。
製氷皿の近くに、製氷を確認するセンサーが付いています。
このセンサーが「氷が十分作られている」と判断すると製氷されなくなります。
「氷が十分作られている」と判断される状態は以下のとおりです。
給水タンクに水がないときや、何か物がつまっているときにも氷ができません。
適切な状態にあるか、定期的に確認しておいてくださいね。
「製氷停止モード」「節電モード」などになっていないかも注意しておきましょう。
新しい冷凍庫を初めて使用するときは、庫内が冷えるまでに時間がかかるのでなかなか氷もできません。
庫内がしっかり冷えてから製氷が始まるので、周りの温度によっては24時間以上かかることもあります。
また、製氷皿をお手入れした後なども製氷機の周辺の温度があがっていたり、容器が冷えていなかったりして、氷ができるのにいつもより時間がかかる可能性があります。
家庭用冷凍庫の氷は、自動製氷・製氷皿問わず通常約2時間でできます。
早く氷を作りたい時は、熱伝導率の高い金属バットにアルミカップを並べると約30分でできますよ。
お湯の方が水より早く凍るという「ムペンバ効果」については、嘘とは言い切れませんが科学的に立証されていない状態です。
必ず早くできるとも限らない上、家庭用冷凍庫でお湯を使うのは故障や他の食品への影響もあるのでおすすめできません。
氷がなかなか出来ないという時は、ドアの開け閉めや容量など何か原因がある可能性があるので、お手入れや日ごろの使用方法に注意しておきましょう。
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