お餅の焼き方を調理器具別で解説!冷凍保存の方法やアレンジレシピもご紹介

テリー

年末年始になると、お正月に向けてお餅の準備をするご家庭も多いのではないでしょうか。

しかしご家庭でお餅を食べる時にはなかなかレパートリーが少なく、飽きてきて余ってしまった…なんてこともあるかもしれません。

今回はそんなお餅の美味しい焼き方やアレンジレシピについて、調理器具別に解説します。
また余ってしまったお餅の冷凍保存方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事のポイント
  • フライパン・オーブントースター・電子レンジ・魚焼きグリルを使ったお餅の焼き方を解説
  • それぞれの調理器具を使ったアレンジレシピもご紹介
  • 食べきれなかったお餅は冷凍保存で美味しさをキープ

もくじ

調理器具別!お餅の焼き方の特徴まとめ

七輪で焼かれている5つの餅

お餅を焼くときの方法としてよく挙げられるのは、フライパン・オーブントースター・電子レンジ・魚焼きグリルなどの調理器具を用いた方法です。

ここではそれぞれの調理器具での焼き方をご紹介する前に、調理器具ごとの特徴を簡単にまとめておきます。

使用する方法によって、お餅の食感や一度に焼ける量などが異なりますので、お好みの焼き方に合わせてお選びください!

調理方法 特徴
フライパン
  • 一度にたくさん焼ける
  • アレンジレシピの幅が豊富
オーブントースター
  • 洗い物が少ない
  • 焼き目を簡単につけられる
電子レンジ
  • 調理時間が短い
  • つきたてのような食感を楽しめる
魚焼きグリル
  • 洗い物が少ない
  • 直火でお餅を焼くことができる

【フライパン】お餅の美味しい焼き方

フライパンで焼かれている4つの餅

まずはフライパンを使ったお餅の美味しい焼き方をご紹介します。

手軽にたくさんのお餅を焼くことができますので、食べ盛りのお子さんが多いご家庭などにオススメです!

なるべく油をひかずに調理すると、お餅の風味を損なわずに食べることができるのでオススメです。

フライパンはこんな人にオススメ
  • お餅を一度にたくさん焼きたい
  • お餅に焦げ目をつけたい
  • お餅を使って料理をしたい

手順①:フライパンにお餅を並べて、弱めの中火にかける

火にかける前の冷たいままのフライパンにお餅を並べて、弱めの中火でじっくり加熱します。

フライパンはフッ素樹脂加工を施されたものを使用すると、油をひかなくてもくっつく心配がありません。

もしご自宅にフッ素樹脂加工のフライパンがない場合は、フライパン用のアルミホイルを敷くとくっつきを防止できるのでぜひお試し下さい。

手順②:4分経ったら裏返す

4分ほどたつと、片面にうっすらと焦げ目がついてくるので、そのタイミングでお餅をひっくり返しましょう。

4分たってもお餅に焼き目が付いていない場合は、様子を見ながら追加で加熱して下さい。

手順③:4分待って、お餅が膨らんだら完成

ひっくり返してから、さらに4分ほど待つとお餅がぷっくり膨らんできます。

お餅が膨らんできたら食べごろの合図ですので、火を止め、お好みの調味料と合わせてお餅をお楽しみ下さい。

また慣れてきたら、追加で加熱して自分好みの焦げ目をつけてみるのもオススメです!

【オーブントースター】お餅の美味しい焼き方

オーブントースターで焼かれている2つの餅

続いてトースターを使ったお餅の美味しい焼き方をご紹介します。

洗い物も少なくお餅を調理できるので、手軽に少しだけお餅を食べたい方にオススメです!

比較的メジャーな方法ではありますが、お餅がくっつかないポイントも解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい!

トースターはこんな人にオススメ
  • 洗い物を減らして調理したい
  • 少しだけお餅を焼きたい
  • ぷっくりと膨れたお餅が好き
  • ほどよい焼き目をお餅につけたい

手順①:トースターはしっかり予熱する

お餅を置く前にトースターをあらかじめ1~2分程度予熱しておくとお餅のくっつきを防ぐことができます。

しっかりと網が温まったことを確認したら、お餅を少し離して並べましょう。

もし予熱の時間がもったいない、すぐにお餅を焼きたい!という方は、トースター用のくっつかないアルミホイルを使ったり、網にサラダ油を塗ったりしてからお餅を焼く方法もあります。

ただしサラダ油を塗る場合には美味しさが損なわれる可能性もありますので、ご自身で一番良いと思う方法を試してみてください。

手順②:表面に焼き色がついたら、そのまま1~2分待ってとりだす

トースターと一口に言っても色々な種類がありますが、一つの目安として4~5分ほど焼くと覚えておくと良いでしょう。

お好みの焦げ目がついてきたら出来上がりですが、この時すぐにお餅を取り出さず、1~2分ほどそのまま置いておくのが大事なポイントです。

この少しの時間を我慢するだけで、トースターの予熱でお餅にじんわりと火が通り、柔らかい食感のお餅に仕上がります。

【電子レンジ】お餅の美味しい焼き方

電子レンジに手をかける人

次にご紹介するのは電子レンジを使ったお餅の焼き方とアレンジレシピです。

電子レンジは火を使わず簡単に扱うことができ、焦げ目はつきませんが、「つきたてのやわらかいお餅」を再現するのにぴったりの調理器具です。

ここまでご紹介した方法に比べて、短い時間で調理ができる方法なので、もっと手軽にお餅を食べたい!という方はぜひお試しください。

電子レンジはこんな人にオススメ
  • つきたてのようなモチモチのお餅を楽しみたい
  • 洗い物をなるべく減らしたい
  • 時短でお餅を調理したい

手順①:お餅を水にくぐらせる

まずはお餅をさっと水にくぐらせます

お餅を水にくぐらせたら、ラップや蓋をせずに耐熱容器に入れ、電子レンジで加熱開始。

手順②:ほどよい柔らかさまで加熱したら完成

加熱時間はお餅一個あたり、600Wで20~30秒を目安に加熱しましょう。

お餅の柔らかさは電子レンジの性能やお餅の大きさによっても変わってきますので、ご自身でその都度確認しながら温める秒数を調節してください。

お餅を触ってみた時に、中に芯がなくやわらかい状態になっていれば完成です。

電子レンジなら茹で餅も作れる!

電子レンジを使うと「茹で餅」を楽しむこともできます。
とろりとした食感のお餅になりますので、お雑煮やお鍋などに入れると大変美味しく食べられておすすめです。

  1. 耐熱容器に餅をいれ、餅がひたひたになるところまで水を入れる
  2. ラップをせずに600Wの電子レンジで1分~1分30秒ほど加熱で完成

【魚焼きグリル】お餅の美味しい焼き方

魚焼きグリル

最後に魚焼きグリルを使ったお餅の焼き方とアレンジレシピをご紹介します。

直火でしっかりカリッと焦げ目がつけられるので、焼き目のしっかりついたお餅が好きなかたは試す価値アリです!

アルミホイルがあれば調理器具をほとんど使わずにお餅を焼くことができるので、洗い物を減らすこともできます。

魚焼きグリルはこんな人にオススメ
  • 直火で焼いたお餅を食べたい
  • フライパンなどの調理器具を使いたくない

手順①:魚焼きグリルにアルミホイルを敷く

魚焼きグリルの場合、お餅をそのまま焼くと網にくっついてしまいます。

そのため、まずはフライパンの時と同様にアルミホイルや魚焼き用のクッキングシートなどをグリルに敷いてからお餅を乗せましょう。

手順②:裏表合わせて5分程度焼く

お餅を置いたら、火加減を中火に設定し、表裏合わせて5分程度焼きます

表面がカリっとしたらお餅の焼き上がりのサインなので、グリルからあげてお皿などに移しましょう。

焼いている途中でお餅が大きく膨らんでくることがあるため、グリルの上にお餅がくっついてしまわないように注意しながら焼いてください。

調理器具別!お餅を美味しく食べるアレンジレシピ4選

3つの角餅

ここまでにご紹介したように、お餅はいろいろな焼き方で美味しく食べることができ、焼き方によってその食感も変わります。

続いては調理器具別に、お餅を美味しく食べるアレンジレシピをご紹介!

同じ餅でも焼き方一つで様々な料理に変身するので、家にお餅がたくさんある方はぜひ試してみてください。

フライパンでカリっと!じゃがチーズ餅

フライパンを使ったお餅のアレンジレシピとして、「カリカリ!じゃがチーズもっち~」をご紹介します。

お子様にはもちろん、お酒のおつまみにもピッタリのおやつです。
フライパンで5分でできるお手軽レシピなので、ぜひお試しください!

ラクうまおやつ♪カリカリ!じゃがチーズもっち~
【材料】(4人前)
じゃがいも:1個
餅:1個
シュレッドチーズ:50g
塩:少々

手順①
じゃがいもの皮をむいて千切りにする。
手順②
お餅を水に浸し、千切りにする。
手順③
じゃがいも、もち、シュレッドチーズをザックリと合わせる。
手順④
フライパンを熱して材料を平らに薄く広げて入れ、塩を振って中火で2~3分そのまま焼く。
こんがりきつね色になったら裏返してさらに2分ほど焼く。
手順⑤
適当に食べやすく切って出来上がり。

参考:nadia

ピリッと美味しい!トースターで焼くお餅キムチピザ

トースターを使ったお餅のアレンジレシピとして、「お餅キムチピザ」をご紹介します。

甘いお餅に飽きてきたという方にピッタリのレシピですので、ぜひお試しください!

お餅キムチピザ
【材料】(6個分)
お餅:3個
白菜キムチ:50g
長ねぎ:1/2本
ピザ用チーズ:適量
刻みのり:適量
ブラックペッパー:適量

手順①
長ねぎは1㎝幅に切り、お餅は0.5㎝厚さに切る。
手順②
キムチと長ネギを『ぶんぶんチョッパー』に入れて、ぶんぶんする。(ミキサーやみじん切りでも構いません)
手順③
お餅を耐熱皿に並べ、500wのレンジで1分程加熱する。
手順④
加熱したお餅をクッキングシートにのせ、手順②の具材、ピザ用チーズをのせオーブントースターで5分程焼く。
手順⑤
刻みのりとブラックペッパーをのせて完成!

参考:COOKPAD

みんな大好き!電子レンジでつくるチョコ餅

電子レンジを使ったお餅のアレンジレシピとして、「チョコもち」をご紹介します。

お餅をスイーツ風に楽しむ方法となっており、お子さんも大喜びのおやつですのでぜひお試しください!

チョコもち
【材料】(2人前)
切り餅 (100g):2個
水:適量
牛乳:大さじ1
砂糖:大さじ1
ミルクチョコレート(餅生地用):30g
ミルクチョコレート:20g
片栗粉:適量
ココアパウダー:大さじ1.5

手順①
切り餅を4等分に切り、ボウルに入れて水を加え、30分程浸す。
手順②
餅生地のミルクチョコレートを細かく刻む。残りのミルクチョコレートは6等分に切る。
手順③
耐熱ボウルに水気を切った餅と細かく刻んだミルクチョコレート(餅生地用)、牛乳、砂糖を入れて混ぜ、ふんわりラップをして600Wの電子レンジで1分30秒加熱。
手順④
全体をよく混ぜ合わせ、再びラップをして600Wの電子レンジで1分加熱して混ぜ合わせる。
手順⑤
片栗粉を入れたバットに入れて6等分にし、残りのミルクチョコレートを1つずつ包む。
手順⑥
ココアパウダーを全体にまぶす。
手順⑦
器に盛り付けて完成。

参考:Kurashiru

魚焼きグリルでこんがり!グリル餅ベーコン

魚焼きグリルを使ったお餅のアレンジレシピとして、「グリル餅ベーコン」をご紹介します(少しだけ電子レンジを使用します)。

甘いお餅に飽きてきたという方にピッタリのレシピですので、ぜひお試しください!

グリル餅ベーコン
【材料】(2~3個分)
切り餅:3個
ベーコン:長めスライス6枚
塩コショウ:適量
醤油:適量
チーズ等:お好みで

手順①
4等分した切り餅を、巻口が下になるようにベーコンで包む。
手順②
レンチンできるお皿に並べて塩コショウと醤油をお好みの量ふりかけ、1分ほどチン!
手順③
グリルにならべ、お餅が柔らかくなるぐらい、少し焦げ目つくぐらい調整して焼く。
手順④
お醤油が残ってるお皿に戻して完成!
お好みでチーズなどをかけても。

参考:COOKPAD

余ったお餅は冷凍保存がオススメ!冷凍&解凍の方法は?

冷凍庫を開ける女性

ここまで、様々な調理器具を使ったお餅の焼き方とお餅のアレンジレシピについてご紹介しました。

様々なアレンジレシピで楽しめるお餅ですが、とはいってもやはり食べきれないこともしばしば…。

そこでこの項では、余ってしまったお餅の冷凍保存方法と解凍方法を順番にご紹介します。

余ったお餅を保存するには冷凍保存がベストな方法ですので、ぜひこの機会に簡単なお餅の冷凍方法、美味しく食べるための解凍方法を知っておきましょう。

お餅の冷凍方法|ラップを使って乾燥対策

まずはお餅の冷凍保存方法をご紹介します。

お餅の劣化を防ぐ最大のポイントは「とにかくお餅を乾燥させないこと」なので、ラップやジップロックなどを使ってしっかり密封するようにしましょう。

冷凍保存の手順
手順①
お餅一つ一つをラップでできるだけぴったりと包む。
手順②
密閉できる冷凍用の保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いてから保存袋の口を閉じる。

お餅の解凍方法|電子レンジやオーブントースターがオススメ

続いて、冷凍したお餅の解凍方法をご紹介します。

電子レンジやオーブントースターを使えば簡単に美味しいお餅を食べることができるので、ぜひお試しください!

解凍方法①電子レンジを使用してやわらかいお餅に!

まずは電子レンジを使ったお餅の解凍方法です。

基本的には、焼き方で紹介したのと同じ手順ですが、加熱時間が少し長いので、その点だけ注意が必要です。

レンジを使った解凍方法の手順
手順①
冷凍したお餅を水にさっとくぐらせる。
手順②
耐熱容器に入れてラップをかけずに、600Wで40~50秒ほど加熱する。

解凍方法②オーブントースターでカリッと香ばしく!

続いてご紹介するのは、オーブントースターを使用したお餅の解凍方法です。

こちらも基本的には焼き方で紹介した手順と同じですが、冷凍餅の場合、オーブントースターの予熱はあまり効果が無いため、フライパン用のアルミホイルを使用したり、薄く油をひくなどの対策が必要です。

オーブントースターを使った解凍方法の手順
手順①
オーブントースターにフライパン用のアルミホイルを敷く。
普通のアルミホイルを使う場合は、サラダ油などを薄くひく。
手順②
凍ったままのお餅をのせて10分ほど加熱する。
手順③
お餅が膨らんできたら、さらに2~3分ほど焼いてお餅にお好みの焦げ目をつければできあがりです。

お餅の焼き方・アレンジレシピと冷凍・解凍方法まとめ

今回は調理器具別のお餅の焼き方とアレンジレシピ、そして余ってしまった場合の冷凍保存方法と解凍方法をご紹介しました。

調理器具によって出来上がるお餅の食感や味わいは全然違うため、一番好きなお餅を見つけるのに食べ比べしてみるのも良いのではないでしょうか。

また、ついつい余ってしまいがちなお餅をできるだけ美味しく簡単に冷凍保存する方法も知ることができましたね。
解凍後も更に美味しく楽しめる方法がいろいろあるため、更にお餅の楽しみ方が広がりそうです。

今後お餅の調理方法や保存方法にお悩みの際には、ぜひ試してみてくださいね!

主食

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