菓子パンが体に悪いといわれるのはなぜ?理由や含まれている成分を徹底調査

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菓子パンは体に悪いと聞くことが多いので、菓子パンを食べる機会を減らしている人もいるでしょう。

しかし、なぜ菓子パンが体に悪いと言われているのでしょうか。

一般的に言われているだけで、菓子パンは体に悪いわけでは無い可能性もありますよね。

なぜ菓子パンが体に悪いと言われているのか、菓子パンに含まれている成分を中心に紹介していきます。

この記事のポイント
  • 菓子パンに含まれる成分が生活習慣病に繋がることが多いため、菓子パンは体に悪いと言われる
  • 菓子パンは食べ過ぎなければ問題ないため、「週に2個まで」など制限しながら食べると良い
  • 菓子パンは体に血糖値の急上昇や食欲の増進、疲れやすくなるなどの影響を与える
  • おすすめな体に良い菓子パン3つをご紹介

大量に摂取していなければ大きな危険性は無い

クロワッサンやあんぱん、デニッシュ、メロンパンなどの菓子パン

まず結論として、菓子パンに使われている成分は体に悪いですが、大量に摂取していなければ大きな危険性はありません。

菓子パンを食べる時は、週に2個までと決めたり、最近よく見かけるようになった低糖質のパンにするなど、自分の中で菓子パンとの付き合い方を考えましょう。

そうすることで菓子パンは体への影響は少なくて済みます。

菓子パンが体に悪いと言われるのはなぜ?理由を解説

籠に入っている2つのメロンパンとマグカップ

一般的に「菓子パンは体に悪い」というイメージは強いですよね。

体に悪いから菓子パンはなるべく食べないようにしようとしている人も多いと思います。

なぜ菓子パンが体に悪いと言われているのか、解説していきます。

菓子パンが体に悪いと言われる理由
  • 食品添加物が含まれているから
  • 高カロリー・高糖質・高脂質だから

食品添加物が含まれているから

菓子パンが体に悪いと言われる大きな理由として、食品添加物が多く含まれていることが挙げられます。

例えばパンの膨らみ方や食感を向上させる「臭素酸カリウム」や保存料として使用される「リン酸塩」等が菓子パンに含まれる添加物です。

菓子パンはパン屋で買うパンと違い、工場から出荷してからしばらくして私たちの元に届きます。

いつでも美味しい菓子パンを提供するために、食品添加物を沢山使っていることが多いのです。

なぜ食品添加物が含まれているとよくない?

菓子パンに含まれる食品添加物は過剰摂取により、骨が脆くなってしまうことや貧血、生活習慣病のリスクが高まります。

しかし、菓子パンに含まれている食品添加物は多くありますが、過剰摂取しなければ問題無いです。

そのため、菓子パンを食べる量をコントロールし、過剰に食べないようにすることで、菓子パンを美味しく食べることが出来ます。

高カロリー・高糖質・高脂質だから

菓子パンはバターや砂糖などが多く使用されているので、高カロリーかつ高糖質、高脂質な食品です。

高カロリー・高糖質・高脂質な菓子パンは生活習慣病のリスクが高まり、将来的に脳卒中や心筋梗塞、腎臓病の原因になります。

菓子パンのカロリーは一般的に200〜300キロカロリー以上あり、菓子パンひとつで1日に推奨される摂取カロリーの6分の1〜8分の1を占めてしまいます。

1食に菓子パンをいくつも食べることになると、1日の推奨摂取カロリーを超えてしまい、毎日のように繰り返すことで、健康への被害があるのです。

菓子パンの成分が体に悪い?

シナモンロール×2個

菓子パンが体に悪いと言われる原因は、菓子パンに含まれる成分にあります。

多くの成分で菓子パンは作られています。

以下に菓子パンの成分を紹介し、解説していきますね。

菓子パンの成分
  • 小麦粉・グルテン
  • 大量の糖分
  • トランス脂肪酸
  • イーストフード
  • 乳化剤

小麦粉・グルテン

菓子パンの原材料である小麦の中にはグルテンが含まれています。

このグルテンと呼ばれるものはパンのもちもちした食感を作るたんぱく質です。

グルテンは腸で消化しづらい構成成分であり、腸内環境悪化から便秘になる可能性があります。

小麦粉は菓子パンを作るのに欠かせないものですが、小麦粉自体があまり健康に良い成分ではないのです。

小麦粉アレルギーの場合はとても危険
小麦アレルギーの人は小麦の摂取によるアナフィラキシーショックで最悪死に至る場合があり、大変危険です。

大量の糖分

糖分は脳のエネルギーとなるため必要な栄養素の1つですが、砂糖を過剰に摂取すると砂糖依存症につながってしまいます。

それを防ぐためにも、WHOは砂糖の摂取基準を1日25gと定めています。

WHOの砂糖の摂取基準 約25g
メロンパン1個の砂糖の量 約55g

上記の表を見ると、メロンパン1個の砂糖の量はWHOの摂取基準の倍ですから、過剰摂取にあたります。

他の菓子パンもWHOの接種基準を上回っているものが多いのが現状で、菓子パンは1つ食べるだけでも大量の糖分を摂取してしまうことになります。

毎日食べてしまうと常に砂糖を沢山摂取している状態であり、体に悪いものと言われるのです。

トランス脂肪酸

菓子パンにはトランス脂肪酸が含まれ、トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やす働きがあります。

悪玉コレステロールは基準よりも増えてしまうと、血管の内壁に溜まってしまいます。

血管の内壁に溜まってしまうと血液が通ることのできる道が狭くなり、血液の循環が悪くなるのです。

血液の循環が悪くなると、血圧の上昇や動脈硬化に繋がり、心筋梗塞や脳梗塞につながってしまう可能性が高くなります。

トランス脂肪酸を軽減させる技術
最近ではトランス脂肪酸を軽減させるために、「分別技術」「エステル交換技術」「結晶調整技術」など最新の技術が開発されています。
その最新技術を使った菓子パンが多く販売されるようになっているので、こういった菓子パンを食べることも、菓子パンと上手く付き合っていく手段の1つです。

イーストフード

イーストフードはパンの膨らみ方や食感に大事な食品添加物の1つです。

食品衛生法では出芽酵母の栄養源であれば一括名称で「イーストフード」と表示して良いことになっているので、今までの研究で害のあると思われていた添加物も含まれています。

例えば、イーストフードの1つで菓子パンに多く含まれる「臭素酸カリウム」は過去の動物実験で発がん性が認められました。

しかし、日本では食品衛生法で使用量が小麦粉1kgにつき0.030g以下と定められており、かなり少ない値です。

そして、パンを焼いた時にほとんど残らないため、体への危険性は少ないと言える成分です。

乳化剤

菓子パンには「乳化剤」が含まれています。

現在の研究で、乳化剤は肥満の原因や腸内環境の悪化、血液への影響があり、将来生活習慣病の恐れがあると言われているのです。

しかし、乳化剤は毎日摂取しても問題ないという意見もあります。

そのため、今後の研究次第では健康に害のあるものかどうか変わる可能性のある添加物と考えても良さそうですね。

菓子パンによる身体への影響とは?

お腹を両手で抑えている人

菓子パンに含まれる成分により体に様々な影響があることがわかりました。

この菓子パンに含まれる成分は、将来的に生活習慣病に繋がる等の原因になるものが多いです。

以下に、菓子パンによる体への影響について解説していきます。

菓子パンによる体への影響
  • 血糖値の急上昇
  • 食欲が増加する
  • 疲れやすくなる
  • 生活習慣病の危険性

血糖値の急上昇

菓子パンには多くの糖質や炭水化物が含まれており、糖質や炭水化物は血糖値を急激に上昇させます。

菓子パンを常に食べることで、血糖値が常に高い状態になり、糖尿病や心筋梗塞・肝硬変になるリスクが高いです。

特に糖尿病が長期的に続くと、腎臓に影響を与え週3回の透析を受けることや、心筋梗塞・脳梗塞と命の危険がある病気につながります。

これらを防ぐためにも、自身で制限する決まりを作りながらうまく菓子パンと付き合っていきましょう。

食欲が増加する

菓子パンに含まれる糖分は食欲増進ホルモンを増加させます。

菓子パンを多く食べると厚生労働省で定められている基準摂取カロリーを超過してしまうばかりか、大量の糖分を摂取してしまうのです。

つまり、菓子パンを食べると、食欲増進ホルモンによりさらに菓子パンをたくさん食べてしまい、多くの添加物を摂取してしまうことで、生活習慣病のリスクが高まります。

肥満に繋がる可能性がある
菓子パンには多くの砂糖が使われており、カロリーが高くなる傾向にあります。
消費カロリーと摂取カロリーのバランスが崩れ、摂取カロリーの方が多くなることで肥満になりやすくなるという訳です。
体を動かす機会の多い人であれば問題ないでしょうが、デスクワークが中心の人にとっては摂取カロリーの方が多くなり、肥満になる可能性があります。

疲れやすくなる

菓子パンに含まれる糖分をたくさん摂取すると血糖値が一時的に急上昇することが原因で、菓子パンを食べると疲れやすくなります。

というのも、血糖値が急上昇すると血糖値を下げようと働くホルモンであるインスリンが働きます。

インスリンによって血糖値が下がると、低血糖状態になり、疲れを感じやすくなってしまうのです。

そのため、菓子パンを食べると疲れやすくなると言われているのです。

生活習慣病の危険性

菓子パンに含まれる多くの成分によって生活習慣病に罹る危険性が高くなります。

主に血管の内壁に悪玉コレステロールを増やすトランス脂肪酸や乳化剤、多くの糖類などの成分が原因です。

これらは、腸内環境や血液の悪化につながり、生活習慣病に罹る危険性を高めるのです。

生活習慣病は心筋梗塞や脳梗塞、腎臓病などの命に関わる病気に繋がっていくので、体に悪いと言われています。

菓子パンを食べるときは体に良いパンを食べよう

スプーンとフォークを持っている笑顔の子ども

一般的に菓子パンは体に悪いと言われているので、最近では体に影響の少ない菓子パンが開発されています。

コンビニやスーパーで見たことのある人も多いのではないでしょうか。

この部分では、体に良いパンについて解説していきます。

体に良い菓子パンはどんなもの?

体に良い菓子パンは、全粒粉・ライ麦で作られたパンや食品添加物不使用のものが代表的なものです。

小麦粉で作られたパンや食品添加物が使われているパンは体に悪いと言われていますよね。

小麦粉は腸内環境の悪化や血糖値の急上昇、疲れやすい原因となり、食品添加物は生活習慣病の危険性が高くなります。

そのため、これらを使わない全粒粉・ライ麦パンや食品添加物不使用パンが体に良いです。

体に良い菓子パンのおすすめ3選

体に良い菓子パンの代表的なものとして、全粒粉・ライ麦で作られたパンや食品添加物不使用なものを挙げました。

しかし、具体的にどんなパンがあるのでしょうか。

そこで、この部分では、おすすめの体に良い菓子パンを3つ紹介します。

体に良い菓子パンのおすすめ3選
  • BASE BRESD
  • KOKUBO 低糖質クロワッサン
  • みどり工房。

BASE BREAD

BASE BREAD
商品名 BASE BREAD
商品URL

BASE BREADは全粒粉ベースで作られており、また10種類以上の栄養豊富な食材がブレンドされているため栄養バランスが整えられています。

他にも食物繊維が豊富であり、腸内環境の悪化を防ぐことができるのです。

チョコレート味やメープル味などの甘いパンの種類も沢山あります。

最近ではコンビニでも買えるようになり手に入りやすい菓子パンという点でもおすすめですよ!

KOKUBO 低糖質クロワッサン

KOKUBO 低糖質クロワッサン
商品名 KOKUBO 低糖質クロワッサン
商品URL

クロワッサンといえば多くの砂糖が含まれ、高カロリー・高糖質・高脂質の代表パンの1つです。

KOKUBOのクロワッサンは、大豆粉を配合したミックス粉とパネトーネ種と呼ばれる粉を組み合わせて、低糖質のクロワッサンを作り上げています。

他にもKOKUBOにはパン・オ・ショコラなど低糖質の多くの菓子パンが揃っています。

みどり工房。

オーツ麦ふすまパンあんこクリーム
商品名 オーツ麦ふすまパンあんこクリーム
商品URL

あんパンは砂糖が多く使われており、体に悪い菓子パンのひとつです。

みどり工房。のオーツ麦ふすまパンあんこクリームは、とにかく低糖質に仕上がっています。

また、オーツ麦はキノコに多く含まれているような食物繊維の中でも効果の高いβグルカンが含まれており、腸内環境を良くするパンとして徐々に注目を浴びている菓子パンですよ!

菓子パンが体に悪いというのはなぜ?|まとめ

この記事のポイント
  • 菓子パンに含まれる成分が生活習慣病に繋がることが多いため、菓子パンは体に悪いと言われる
  • 菓子パンは食べ過ぎなければ問題ないため、「週に2個まで」など制限しながら食べると良い
  • 菓子パンは体に血糖値の急上昇や食欲の増進、疲れやすくなるなどの影響を与える
  • おすすめな体に良い菓子パン3つをご紹介

菓子パンが体に悪いと言われる理由は、菓子パンに含まれる成分が生活習慣病に繋がることが多いからです。

しかし、ほとんどは食べすぎなければ問題ありません。

週に1度、いくつも食べすぎないという制限を設ければ健康被害は少なくて済みます。

現在は研究により低糖質や健康に配慮された菓子パンも多いです。

健康にうまく配慮しながら、菓子パンを楽しんで食べてくださいね。

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