スイーツ流行の歴史を90年代から振り返る!これから流行るスイーツも予想

ゆずまま

日本で買えるスイーツはどれも美味しく、見た目も可愛いものが多いですよね。

特に、疲れた時や一息つきたい時などは、無性に食べたくなる方が多いのではないでしょうか。

私たちの心に「癒し」と「豊かさ」をもたらしてくれるスイーツですが、実はスイーツの歴史は古く、時代や流行の背景とともに様々なものが誕生し続けています。

そこでこの記事では、スイーツの流行の歴史を90年代から現在にかけて振り返り、さらにこれから流行ると予想されるスイーツも紹介します。

この記事のポイント
  • 90年代に流行ったスイーツはティラミスやクリームブリュレ、エッグタルトなど6つ
  • 2000年代以降に流行ったスイーツはマカロンや生キャラメル、パンケーキなど9つ
  • これから流行りそうなスイーツ3つをご紹介
  • スイーツが流行る背景として雑誌やTVが取り上げること、デパ地下やコンビニで販売されること、SNSでバズることの3つが挙げられる

90年代に流行ったスイーツ

ティラミス

90年代に流行ったスイーツは以下の6種類です。

流行った年や背景、どのようなスイーツかなどをそれぞれ紹介するので、ぜひチェックしてみて下さい。

この記事のポイント
  • ティラミス
  • クリームブリュレ
  • タピオカ(第1次ブーム)
  • カヌレ
  • 生チョコ
  • エッグタルト

ティラミス

流行った年 1990年
流行の背景 1990年代の「イタメシ」ブームから雑誌「Hanako」に特集されて大流行
どんなスイーツ? 生クリームを含んだマスカルポーネチーズクリームと、コーヒーやリキュールを染み込ませたスポンジケーキを重ね、ココアパウダーを振りかけたスイーツ
補足 日本で初めてティラミスを商品化したのは「デニーズ」
ただし、当時はマスカルポーネチーズが入手困難だったため、厳密にはコーヒー風味のスポンジケーキ

クレームブリュレ

流行った年 1991年
流行の背景 「イタメシ」ブームに逆らって登場したフランスのスイーツ
砂糖をグリルやバーナーで焦がした斬新さが注目を集めた
どんなスイーツ? 卵黄・クリーム・砂糖・バニラを混ぜてオーブンで湯煎にかけ、冷ましてから砂糖を振りかけバーナーなどで焦がし焼き色をつけたスイーツ

タピオカ(第1次ブーム)

流行った年 1992年
流行の背景 東南アジア旅行やアジアンフードが流行し、中華料理のデザートとして人気に
どんなスイーツ? 現在のタピオカとは違い見た目は白くて小粒、口当たりは滑らかでプチプチしていた
ココナッツミルクに浸して食べるタピオカココナッツミルクが定番のスイーツ

カヌレ

流行った年 1996年
流行の背景 フランスボルドー地方の伝統菓子を、パティシエのピエール・エルメ氏がパリで販売
その後日本でも作られるようになり、洋菓子店やベーカリーなどで扱われ始め人気に火が付いた
どんなスイーツ? 小麦粉・バター・牛乳・砂糖・卵・香料・ラム酒などで作った生地を、蜂蜜を塗った型に入れて焼いたスイーツ

生チョコ

流行った年 1999年
流行の背景 ブームの火付け役は「ロイズ」
北海道の新鮮な生クリームを贅沢に使った生チョコが、舌の上ですっと溶けていく食感が大人気に
どんなスイーツ? チョコレートに生クリームや洋酒などを含ませたスイーツ

エッグタルト

流行った年 1999年
流行の背景 マカオの人気店「アンドリュー」が日本に上陸したのをきっかけに、各地で専門店が続々とオープン
どんなスイーツ? タルト生地にカスタードクリームを入れて焼き上げたスイーツ

2000年代以降に流行ったスイーツ

2000

2000年代以降に流行ったスイーツは以下の9種類です。

流行った年や背景、どのようなスイーツかなどをそれぞれ紹介するので、ぜひチェックしてみて下さい。

2000年代以降に流行ったスイーツ
  • マカロン
  • 生キャラメル
  • タピオカ(第2次ブーム)
  • パンケーキ
  • かき氷
  • タピオカ(第3次ブーム)
  • トゥンカロン
  • マリトッツォ
  • カヌレ

マカロン

流行った年 2005年
流行の背景 東京青山通りにあるマカロン専門店「ピエールエルメパリ」が出店したことで人気に火が付き、各地でマカロン専門店がオープン
どんなスイーツ? 卵白・砂糖・アーモンドプードルを使ってオーブンで焼き上げたスイーツ

生キャラメル

流行った年 2006年
流行の背景 「ノースプレインファーム」が牛乳の消費拡大を目指して開発
「花畑牧場」経営者であるタレントの「田中義剛」とタッグを組み、メディアでの露出を拡大し爆発的ヒットに
どんなスイーツ? 主原料を生クリームとし、粘度が低くやわらかで滑らかな食感が特徴のスイーツ

タピオカ(第2次ブーム)

流行った年 2008年
流行の背景 コンビニでタピオカドリンクが発売されたのをきっかけに再びブレイク
どんなスイーツ? 現在のタピオカに限りなく近く、黒くて大粒のタピオカが主流のスイーツ

パンケーキ

流行った年 2011年
流行の背景 ハワイから上陸し、原宿や表参道に専門店が続々とオープン
写真映えを狙ったお洒落な若い女性を中心に大流行し、インスタブームの要因の一つともなった
どんなスイーツ? 食事に合うよう砂糖不使用で甘味を抑え、ふわふわのパン生地に生クリームやフルーツなどをのせたスイーツ

かき氷

流行った年 2014年
流行の背景 都心にかき氷専門店が登場し人気に
どんなスイーツ? 純氷を薄く削ったフワフワの氷の上に、様々なフルーツやシロップを贅沢にのせたスイーツ
補足 ・マンゴーをたっぷり使った台湾風かき氷
・お酒を使った大人向けのかき氷
・1杯5,000円の高級かき氷
など各店舗で様々な種類のかき氷がある

タピオカ(第3次ブーム)

流行った年 2019年
流行の背景 台湾の人気タピオカティー店が発祥
インスタ映えも後押しし、「タピオカ」がSNSの流行ワードに
歩きながら食べられる点や、抹茶やジャスミンティーなど味のバリエーションが増えたことで、より人気に火が付いた
どんなスイーツ? タピオカそのものは第2次ブームのものと同じ

トゥンカロン

流行った年 2020年
流行の背景 韓国で一大ブームになり、日本でもじわじわと人気を集めた
デザインも色も可愛くSNS映えする見た目から、タピオカに続くネクストブームとなる
どんなスイーツ? 生地の間に大量のクリームが挟まれかなりの厚みを持つスイーツ
韓国語で「太ったマカロン=トゥントゥンイマカロン」の略語

マリトッツォ

流行った年 2021年
流行の背景 イタリア発祥のスイーツで、コンビニ各社で取り扱いされブームとなる
どんなスイーツ? ブリオッシュ生地にたっぷりの生クリームを挟んだスイーツ

カヌレ

流行った年 2022年
流行の背景 有名洋菓子店やホテル、カフェ、コンビニなど様々な場所で購入でき、形にとらわれない進化系カヌレが人気
どんなスイーツ? ソースの色を変えて映えるように見せたり食感を半熟に仕上げるなど、従来の形にとらわれない進化系スイーツ

これから流行るスイーツは?

カラフルなキャンディやチョコ

これまで様々なスイーツを紹介してきましたが、スイーツは流行や移り変わりが早いことが特徴です。

そこで、これから流行るスイーツにはどのようなものがあるかを、以下で3つ紹介します。

猫プリン

「猫プリン」は、その名の通り猫の形をしたプリンです。

猫の目は、チョコレートやゴマなどで表現されています。

皿の上にのせてプルプル揺れている動画がかわいいとInstagramやTikTokで話題となり、これから流行るスイーツとして注目されています。

ディップチュロス

小麦粉でできた棒状の生地を油で揚げた、ポルトガル発祥の揚げ菓子「チュロス」。

テーマパークなどでもお馴染みのお菓子ですが、最近はチュロスをチョコレートやクリームソースなどでディップする「ディップチュロス」が人気です。

専門店も続々と出店し、これから流行ること間違いないでしょう。

リボンケーキ

ホールケーキの上にリボンがのせられた韓国風のデコレーションケーキです。

見た目の可愛さから特に10代の若い女性に人気で、誕生日会や女子会などで喜ばれるスイーツとなっています。

また、近年の推し活ブームに伴い推しの誕生日にケーキを食べる人も増えています。

スイーツが流行る背景

スイーツを食べる女性

スイーツが流行る背景には、メディアの普及や売り場の変化など様々な要因が挙げられます。

以下では、スイーツが流行る背景として考えられる要因を3つに分けて解説するので、ぜひチェックしてみて下さい。

雑誌やTVが取り上げることで流行る

スイーツが流行る背景に、雑誌やTVなどのメディアで取り上げられることが挙げられます。

90年代には、雑誌「Hanako」が「ティラミス」や「クリームブリュレ」を取り上げたことがきっかけで一躍ブームになりました。

また、平成のTV番組「料理の鉄人」が多くのパティシエを取り上げたことで「パティシエ」が認知され、子供の憧れの職業とともにスイーツブームを後押ししました。

最近では「マツコの知らない世界」が「クリスマスケーキ」「埼玉スイーツ」などをテーマに取り上げ、放送後は各店で大きな反響があったそうです。

このように、メディアの影響力は今も根強く、スイーツブームの火付け役となっています。

デパ地下やコンビニが話題になり流行る

スイーツが流行る背景に、デパ地下やコンビニの存在も忘れてはいけません。

女性の社会進出とともに、利便性が高く外食より手頃な価格で本格的な味が楽しめる「デパ地下」の食料品が支持され始めました。

洋菓子店の「モンブラン」や「なめらかプリン」は、デパ地下が生んだヒット商品です。

また、自家需要が増えたことで「ご褒美スイーツ」を身近なコンビニで買い求める人が増え、「コンビニスイーツ」という言葉も生まれました。

ローソンの「プレミアムロールケーキ」、ファミリーマートの「クリームエクレア」などが話題となったのが記憶に新しいでしょう。

SNSでバズることで流行る

スイーツが流行る最近の傾向として、SNSがきっかけになることが多いです。

特に、2014年にInstagramの日本語アカウントが登場して以来、見た目が可愛く写真映え(インスタ映え)するスイーツが人気を集めました。

代表的なもので前述した「タピオカミルクティ」や「トゥンカロン」などが有名です。

また、溢れんばかりの様々なフルーツを盛った「パフェ」や、フルーツの断面を見せて見た目に拘った「スムージー」なども人気となっています。

近年では「SNSが火付け役」との視点から、より見た目に重きを置いたスイーツが数多く誕生しています。

まとめ|スイーツ流行の歴史とこれから流行るスイーツ予想

この記事のポイント
  • 90年代に流行ったスイーツはティラミスやクリームブリュレ、エッグタルトなど6つ
  • 2000年代以降に流行ったスイーツはマカロンや生キャラメル、パンケーキなど9つ
  • これから流行りそうなスイーツ3つをご紹介
  • スイーツが流行る背景として雑誌やTVが取り上げること、デパ地下やコンビニで販売されること、SNSでバズることの3つが挙げられる

90年代から今日にかけてのスイーツの流行と背景、またこれから流行るスイーツを紹介しました。

90年代は、爆発的ブームを巻き起こした「ティラミス」を筆頭に、社会情勢・流行の変化に伴い様々なスイーツが登場しました。

また、2000年以降はTVやSNSを通してスイーツがより認知され、中でも「映える」ような華やかなスイーツが人気を集めたことが分かります。

移り変わりや流行の変化が早いスイーツですが、これからはより見た目が凝ったもの、話題性のあるものなどが流行ると予測されます。

私たちの生活に深く浸透しているスイーツの、これからの変遷が楽しみですね。

執筆者
ゆずまま
ゆずまま
ゆずまま
主婦

1歳の女の子を育てる主婦です。人間の生活基盤となる衣食住に関しての情報収集や発信を得意としています。
また、家族が健康で元気に過ごせる食事作りを心がけ、料理のノウハウや食の知識を日々深めています。

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