お餅の焼き方を調理器具別で解説!冷凍保存の方法やアレンジレシピもご紹介
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甘いものを食べる時によく使われる「デザート」と「スイーツ」ですが、明確な意味の違いが分からず、つい曖昧に使ってしまうこともあるのではないでしょうか。
「ドルチェ」や「おやつ」も合わせて、由来や意味を知ることで、正しく使い分けることができますよ。
そこでこの記事では、デザートとスイーツの違い、ドルチェやおやつとの違い、それぞれに当てはまる具体的な食べ物を解説します。
もくじ
デザートの語源はフランス語、スイーツは英語です。
それぞれ英語での意味や当てはまる食べ物に違いがありますので、具体的にご紹介します。
英語の意味 | 語源 | 主な食べ物 | |
---|---|---|---|
デザート | 食後の果物やお菓子、飲み物など | フランス語の「デセール」 | ケーキ、アイスクリーム、果物、ドライフルーツ、ナッツ など |
スイーツ | 甘い食べ物、砂糖が入ったお菓子全般 | 英語の「スイート」(甘い) | ケーキ、アイスクリーム、焼き菓子、どら焼き、シュークリーム など |
デザートとスイーツは、英語での意味が違います。
dessert(デザート):食後の果物やお菓子、飲み物など
sweets(スイーツ):甘い食べ物、砂糖が入ったお菓子全般
デザートは食事の後に食べるもののことで、スイーツは甘い食べものやお菓子全般のことなので、デザート=スイーツではありません。
デザートとスイーツは、それぞれ語源が違います。
dessert:フランス語の「デセール」
sweets:英語の「スイート」(甘い)
フランス語のデセールは英語のデザートと同じような意味で、食後の果物やお菓子などのことを言いますが、スイーツは、甘いという意味のスイートが語源です。
食後に食べるデザートと甘いお菓子全般のスイーツに当てはまる食べ物には少し違いがあります。
当てはまる具体的な食べ物の例は以下の通りです。
どちらにも当てはまる甘い食べ物もありますが、食後のデザートに出される果物やナッツなどは基本的にスイーツには含まれません。
デザート | ケーキ、アイスクリーム、果物、ドライフルーツ、ナッツ など |
---|---|
スイーツ | ケーキ、アイスクリーム、焼き菓子、どら焼き、シュークリーム など |
デザートはもともとコース料理の最後に出される、食後の果物やお菓子のことです。
フランス語が語源ですが、日本でも同じように食後の甘いものを指す言葉として使われています。
食後の果物やお菓子を意味する「デザート」はフランス語の「デセール」が語源で、食事を下げる・食卓を片付けるという意味の「デセルヴィール(desservir)」が由来です。
実際にフランスのコース料理では、メイン料理が終わってテーブルを綺麗にした後に、再びカトラリーがセットされて果物やお菓子が出てきて、これをデザートと呼びます。
また、デザートは「アシェット・デセール」とも呼ばれ、皿盛りのデザートという意味もあります。
ちなみに砂漠を意味する「desert」とは綴りも違い、別の単語です。
日本ではデザートという言葉はスイーツよりも先に広まっており、洋菓子以外も含め食後のお菓子という意味で使われています。
コース料理に限らずトレーに一緒に添えられていることもあり、お茶やコーヒーと一緒に用意されることもあります。
ディナーやランチのデザートセットについている甘い食べ物をイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
デザートは甘いものに限らず、果物やドライフルーツ、ナッツなどが出されることもあります。
コース料理の場合は最後に出されることが前提なので、ケーキにアイスやシャーベットが乗っていたり、熱々のフォンダンショコラであったりと、くちどけの良いものやその場で作られるものも多く、お皿に繊細で綺麗に盛り付けがされ、コース料理のメニューの一皿として考えられています。
ビュッフェスタイルのお店でもデザートコーナーは欠かせませんよね。
最近は、例えばラーメン屋さんのデザートメニューにアイスがあったり、居酒屋にティラミスなどがあったりと、オリジナルのデザートメニューも豊富です。
ちなみに、飴やガムがデザートというイメージはあまりないかもしれませんが、焼肉屋さんなどで帰りにもらえる飴やガムは、食後なのでデザートと呼ぶことができるのです。
スイーツは砂糖の入ったお菓子など、甘い食べ物全般のことを言います。
「コンビニスイーツ」など、話題になってテレビ等で取り上げられているのを見かけることもあるのではないでしょうか。
スイーツ(sweets)とは、甘いという意味の英語「sweet」の複数形で、砂糖などを使った甘い食べ物やお菓子全般を意味します。
元々は、高級洋菓子店のパティシエがつくる大人向けの洋菓子を、子どもたちが食べるお菓子と区別するために、スイーツと呼んでいました。
日本で「スイーツ」という言葉が使われ始めたのは1995年〜2000年頃からです。
元々は高級洋菓子店のお菓子をスイーツと呼んでいましたが、スイーツブームに乗ってお菓子メーカーも商品を販売し、甘いお菓子全般をスイーツと呼ぶようになり広まりました。
スイーツという言葉は、単体で使われるよりも言葉を組み合わせて使われることが多く、「コンビニスイーツ」や「和スイーツ」などと呼ばれています。
スイーツと一口に言っても、「コンビニスイーツ」や「和スイーツ」などその種類は多岐にわたります。
この部分では、スイーツの種類をいくつか紹介します。
スイーツに当てはまる食べ物はケーキやドーナツ、アイスなどがあります。
どれも「スイーツ」と聞いて思い浮かぶようなものですね。
ちなみに、基本的には、加工されていないそのままの果物や板チョコ、タブレット粒などは含まれません。
手軽に食べられるため人気がある「コンビニスイーツ」は、チルドのデザートコーナーに豊富に並べられていますよね。
例えばコンビニスイーツにはミニパフェ、プリン、どら焼きなどがあります。
「和スイーツ」は和菓子でもありますが、バターやクリームが使われている洋風と和風を合わせたスイーツに使われることも多いのが特徴です。
例えば、饅頭や抹茶を用いたスイーツなどが挙げられます。
特にイタリア料理などでドルチェという言葉が使われますが、これも甘いお菓子を意味します。
デザートやスイーツとも似ているのですが、語源や言葉の意味に違いがあります。
ドルチェ「dolce」はイタリア語で、甘い・やさしい・やわらかい、などの意味があり、由来はラテン語のdulcisです。
日本では甘い洋菓子を意味することが多いですが、特にイタリアの洋菓子をドルチェと呼びます。
ちなみにイタリアでは、女性への褒め言葉や、ワインの甘口という意味、優しく柔らかい音楽表現に対する音楽用語としても使われたりと、色々な意味がありますよ。
ドルチェは、元々はコース料理の最後に甘いものを食べる習慣からきているので、デザートと同じように使われることが多いです。
甘いお菓子全般を意味するので意味はスイーツに近いですが、食べるタイミングに違いがあります。
ドルチェに当てはまる食べ物は、ティラミスやジェラート、マリトッツォなどがあります。
ティラミスやジェラートは、イタリアのドルチェとして定番です。
午後3時におやつを食べる習慣は、諸説ありますが江戸時代が始まりだといわれています。
デザートやスイーツとは、意味や使われるタイミングが異なります。
おやつは漢字で「お八つ」と書き、江戸時代の時間の基準で午後2時〜4時を指す「八刻(やつどき)」が由来です。
江戸時代中ごろまでは朝・夕の2食が主流だった人々が、夕食までの間に軽食をとる習慣があり、それが3時のおやつとして定着していったのです。
おやつは間食のことであり、食べ物自体を表す言葉ではありません。
おやつとデザートは主に食べるタイミングと目的に違いがあります。
おやつは食後ではなくお腹が空いたら食べる物であり、元々空腹を満たすために食べられていた間食のことです。
一方デザートは、コースの締めとしてメイン料理の後に出されるものなので間食とは異なります。
おやつはお腹が空いた時の間食のことですので、正確には食べ物を表す言葉ではありません。
また元々は夕食までの空腹を満たすために食べられていたので、必ずしも甘い物とも限らないのです。
一方スイーツは甘い食べ物やお菓子全般のことを表す言葉なので、日本語に言い換えると「甘味」という言葉が一番近く、食べる時間帯は関係ありません。
おやつは間食なので必ずしも甘いものとは限らず、軽食も含まれます。
甘いものと言えば元々は団子や餅などの和菓子が好まれていました。
昔は、山芋や里芋を焼いたものを食べることもあり、今で言うとせんべいのようなものです。
軽食としてはサンドイッチやおにぎり、ふかし芋などのように食べやすく小腹を満たしてくれるものがあり、おやつは必ずしも和菓子とは限りません。
デザートの語源はフランス語で、ケーキやアイスなどコースのメイン料理の後の食べ物を表すのに対し、スイーツの語源は英語で、洋菓子など甘いもの全般のことを指します。
ドルチェ「dolce」はイタリア語で、甘いお菓子全般を意味するのでスイーツに近いですが、使い方はデザートと同じように使われることが多いです。
おやつは元々夕食までの間に空腹を満たすための間食の事を指し、食べ物自体を表す言葉ではないので他の言葉と区別がつきます。
それぞれの言葉の違いを知ることで、正しく使い分けることができるようになりますね。
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