お餅の焼き方を調理器具別で解説!冷凍保存の方法やアレンジレシピもご紹介
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最近スーパーでもよく見かけるフリーズドライの味噌汁ですが、便利なだけでなく何より美味しいという商品ばかりで、常日頃から食卓に取り入れられているご家庭も多いのではないでしょうか。
賞味期限においても長く保存できる食品として有効な反面、ついつい食べずに期限が切れてしまった経験がある方もいるはずです。
フリーズドライ製品の賞味期限はどのくらい?賞味期限を過ぎてしまった味噌汁は食べていいの?これらの謎を調べてみましょう。
もくじ
数多くのメーカーから発売されているフリーズドライの味噌汁は種類により賞味期限の違いがあるものの、1年〜1年半と記されている商品が多いようです。
まずは人気商品に表示されている賞味期限が以下の通りです。
・アマノフーズ いつものおみそ汁 →製造日より1年
・マルコメ フリーズドライ料亭の味 →製造日より13ヶ月
・永谷園 毎日のおみそ汁→製造日より12ヶ月
・おむすびころりん 防災備蓄食 みそ汁→製造日より5年
では、これらの賞味期限が切れている商品は一切食べられないという事になるのでしょうか?
日頃スーパーなどで賞味期限や消費期限という言葉を目にしますがこちらの表現の使い分けにはどんな意味があるのでしょうか?
賞味期限とは美味しく食べる事ができる日数を指し、カップ麺類や缶詰やチーズなど品質上傷みにくい食品などに使用されています。
それに対し安全性を持って食べる事が出来る日数を示しているのが消費期限で、その日付が過ぎていたら注意が必要という事を意味します。
特徴としてお弁当や肉やケーキなど品質劣化への注意が必要なものに記されています。
消費期限切れは身体に害を及ぼす可能性があるのに対し賞味期限切れは商品の美味しさの度合いを示すものであり、食べてはいけないという事ではありません。
ただし、過ぎてしまった日数や食品の管理状態などにもよりますのでご自身で確認をした上で口にするようにしましょう。
賞味期限:食べられる(絶対に食べられる訳ではないので要確認)
消費期限:食べられない
いくつもの食品会社が力を注ぎ製造しているフリーズドライ味噌汁は、消費期限として考えた時どの程度まで日数をオーバーしても食べる事ができるのでしょうか?
株式会社 環境科学研究所によると賞味期限=基準に適合した最長の保存期間(消費期限)×安全係数(0.7~0.9)とされています。
これを賞味期限1年のもので計算してみると465日(約1年3か月)と算出され、賞味期限5年のものだと2281日(約6年3か月)になります。(ともに安全係数0.8で計算した場合)
ただ、食品の種類や保存環境、未開封かどうかにより状況は変わりますのであくまでも目安の数字となります。
フリーズドライを食べようとすると賞味期限が過ぎてしまっていた…。
不安もあるけど捨てるのももったいないと思った時、賞味期限が切れた後でも食べて大丈夫か判断するポイントについてこれらが当てはまっていないか確認してみましょう。
フリーズドライは水分や湿気を嫌います。
フィルムを容器に密着させることで防湿効果を高め、容器を衛生的に保てる仕組みになっている為、賞味期限内であってもフィルムが切れていたり穴が空いてしまっていた場合は中身が劣化している恐れがあります。
まずはフィルムに傷などがない状態で保管されていたのかを確認しましょう。
中身を開けた時に白いものが付着していたり、白っぽくなってしまっている時は注意しましょう。
一度開けてしまったものはもちろんですが、未開封状態でも湿気の多いジメジメした場所に置いてしまったり、逆に直射日光の当たる高温な場所に置いてしまう事で酸化を起こして変色をしたりカビが生えてしまう恐れがあります。
また商品を開封した時に湿っている場合も要注意です。
袋などを開けた際、匂いに違和感がある場合もご注意ください。
特性として 乾燥する工程で熱を使用せずに作業を行う為、おいしさはもちろんの事、風味や栄養素まで素材に近いままを残せるという利点があります。
しかしながら空気などに触れて酸化してしまった場合香りにも変化がでてしまうのです。
匂いが気になるけど食べられるかな…と思われてしまうかもしれませんが健康に害を与えるだけでなく、食品そのものの美味しさや風味が損なわれてしまってはせっかくの食事が台無しになってしまいますね。
フリーズドライは条件さえあえば半永久的に保存が可能と言われています。
見た目に異常がなければ食べることが可能なはず、とチャレンジされる方がいらっしゃるかもしれません。
一般的に腐ってしまった食品を食べた場合酸味を感じたり、いつもの食感とは異なった感触に気づくはずですのでほんの少量を口にし確かめる方法もありますが、まずは匂いに異常がないか判断した上で試してみてはいかがでしょうか。
健康を害しては意味がありませんので見た目や匂いで異常を感じた場合は断念しましょう。
前述の通り、フリーズドライ製品は賞味期限を過ぎていても食べられない訳ではありません。
ただし、健康に害をなす場合もあるので、食べる前に見た目・匂い・味に異常がないか確認することをおすすめします。
フリーズドライ製品は日常の食卓を助けるアイテムとしてのほか保存食や防災備蓄としての役割も果たしてくれます。
生活においてなくてはならない存在ですが、なぜそこまでフリーズドライ製品は長期保存が出来るのでしょうか?
改めてフリーズドライとは調理済みの食品を急速に凍結させ(フリーズ)、凍結乾燥機で水分を乾燥させたもの(ドライ)ですが、食品が食べられなくなる大きな理由として二つ挙げられます。
これらが起こらない状態になっている為、フリーズドライ製品は長期保存ができているのです。
フリーズドライとは低温によって商品から水分を抜く為、高温の風を当てながらの製造方法よりも色や香りなどを素材とほぼ同じ状態で残す事ができます。
またビタミンCなどの熱に弱い栄養素を損なわず製造できる点でも健康面において大変魅力的です。
フリーズドライは日常的な保存食としての役割の他に宇宙食や防災備蓄用食品としても注目されています。
共通する利点として製造年月日から1年以上の賞味期限があり、常温保存が可能な為保存設備がいらないという便利さが挙げられます。
また普段から少し余裕を持って保存食品を準備をしておき、食べ終えた分量だけストックをその都度増やしていくやり方として「ローリングストック」も話題にのぼっています。
日常的に食品が備蓄されているのはいざという時の為にとても大事な事です。
一般的に賞味期限が長いとされるフリーズドライ製品ですがいくつかの悪条件により商品の状態を台無しにしてしまう恐れがあります。
食べられないだけでなく、もしかしたら体に害を与えてしまうかもしれません。
商品を急速冷凍し、真空処理によって水分を取り除く事で長期保存が可能になったものがフリーズドライ製品だとご説明しました。
このように乾燥食品である事から湿気は大敵という事が分かります。
水分を含んでしまったフリーズドライ製品は食感が悪くなってしまうだけでなく吸湿により微生物が活動しだす危険性も出てきます。
酸化とは物質が酸素と科学反応を起こし、別の物質を生み出す事を示します。
製品の袋が破けてしまっていたり小さな穴があいてしまっただけでも酸化は起こります。
酸化により栄養成分、色、香り、味に変化が起こるだけでなく食品の成分が健康に悪影響を及ぼす物質に変わる事もあります。
万が一パッケージに傷や穴が空いている場合はそこから湿気や酸素が入り込んでいる可能性があるので問題ないか必ず確認するようにしましょう。
フリーズドライ製品にとって水分、酸素が大敵という事が分かりましたが、長持ちさせる為にほかに気をつけるべき事はあるのでしょうか?
直射日光の当たる場所にフリーズドライ製品を置きっぱなしにした場合、化学変化が起き劣化の原因につながってしまいます。
またキッチンだとコンロ、レンジなども近くにあるかと思いますが高温に近い場所もNGです。
では、夏場など室温が上がった状態では冷蔵庫に入れた方がよいのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、急激な温度差により結露を生じさせ劣化を早める原因になりかねませんのでフリーズドライ製品は基本的には常温での保存が推奨されています。
フリーズドライ製品は乾燥させる作業工程により穴がたくさん空いたスポンジ状で出来上がります。
このスポンジがお湯などの水分を含んですぐに食べられるというメリットもありますがその反面、吸水性が非常に高いので湿気も多く取り込んでしまうという特徴もあります。
湿気の多い場所を避けて保存するだけでなく、密封容器やジッパー付きのビニール袋などサイズの合ったものにまとめるのも良い方法です。
・棚の引き出しなど、直射日光が当たらない常温の場所で保存する。
・使用後は密封容器などに入れて空気に触れさせないようにすると長持ちする。
フリーズドライ製品は味噌汁以外でも乾燥野菜、乾燥果物、炊き込みご飯やチャーハンなど選べる防災用ご飯まであります。
乾燥野菜、果物に関しては製造日から半年~1年半程度のものが見受けられましたが主に食品の種類によって保存期間が変わるようです。
・ほうれん草→約1年
・ラズベリー →約1年と半年
・カレー→約3年
防災備蓄用については5年近く保存できるものが多く地震などが多い近年、防災対策に関しては皆さん注目されている分野かと思います。
各メーカーからバラエティに富んだ種類が発売されているので日常生活に取り入れながら選んでみてはいかがでしょうか?
今回はフリーズドライ製品の賞味期限について解説しましたが、保存期間の長さと手軽さではナンバーワンの食品と言えます。
賞味期限が過ぎたものを食べる時は、まず袋に穴が空いていない確認し、食品の見た目・匂い・味に異常がないか確かめるのが安全です。
フリーズドライ製品は長期保存ができますが、湿気の多いところや温度の高い場所に置くと悪化してしまうので、太陽が当たらない常温の場所で保存することをおすすめします。
フリーズドライ製品は味噌汁以外にも多くの種類があり、中には5年以上保存できるものもあります。
美味しさ、機能性、種類の豊富さなど今後さまざまなシーンで活躍が期待できるでしょう。
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