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スーパーやコンビニなど、飲料売り場でよく目にするゼロカロリージュース。
カロリーゼロと表示されているため、ダイエットや健康に最適なイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
しかし、ゼロカロリージュースは体に悪いという意見も数多くあり、本当に健康維持に役立つのか、逆効果となってしまうのではないかと不安に感じますよね。
確かにゼロカロリージュースには、便利さと共に懸念点もあります。
この記事では、ゼロカロリージュースは本当に健康に良いのか悪いのか、血糖値に影響はあるのか、定常的な摂取が及ぼすリスクなどを詳しく解説します。
もくじ
ゼロカロリージュースはカロリーを気にせず甘味を楽しめる飲料です。
料理や飲み物に使用している砂糖の代わりに、アスパルテームやスクラロースなどの人工甘味料を使用しています。
砂糖などの糖類は体内でエネルギーに変換されますが、人工甘味料は体の中でエネルギーとなるブドウ糖を含んでいません。
通常のジュースは砂糖を大量に使用して甘く味付けしているため高カロリーになっていますが、ゼロカロリージュースは人工甘味料で味付けをしているため低カロリーでジュースを楽しむことができます。
人工甘味料は摂取するとエネルギーに変換される糖類とは違い、体内で消化・吸収されずに排泄されます。
つまり、人工甘味料はいくら摂取してもカロリーはゼロなのです。
ジュース以外にもゼロカロリー、ノン、レスなどと表記されている食品がたくさん販売されていますが、これらの表示があっても実はカロリーがゼロというわけではありません。
ゼロカロリー、ノン、レスなどといった表示には厚生労働省が定めた規定があり、栄養成分の量が規定よりも低い場合は0であると表記ができます。
ゼロカロリーと表記できる基準は以下のとおりです。
ゼロカロリー、ノン | 低、オフ | |
---|---|---|
エネルギー | 100mlあたり5kcal未満 | 100mlあたり20kcal以下 |
参考:嗜好飲料(アルコール飲料を除く)|e-ヘルスネット(厚生労働省)
つまり、500mlのペットボトル1本あたり15kcal未満であれば、実際はカロリーがあるものでもゼロカロリーを謳うことができるのです。
ゼロカロリージュースは低カロリーですが、通常の飲料と変わらないほど甘く感じますよね。
ゼロカロリージュースに使用している人工甘味料は、通常使用される砂糖やブドウ糖よりも甘く感じるように開発されています。
そのためゼロカロリーと表記された飲料や食品もしっかりと甘さを感じることができるのです。
日本でよく使用されている代表的な人工甘味料は以下の通りです。
人工甘味料 | 特徴 |
---|---|
アスパルテーム |
|
アセスルファムカリウム(アセスルファムK) |
|
スクラロース |
|
ここまででゼロカロリージュースは低カロリーですが、ゼロカロリージュースに使用される人工甘味料は強い甘みがあることが分かりました。
カロリーを気にせずに甘い味を楽しめるため、ダイエット中の人や健康志向の人々にとって魅力的な飲み物ですが、ゼロカロリージュースを飲むことで悪い影響はあるのでしょうか?
ゼロカロリージュースがもたらす血糖値の上昇や、体への影響について解説します。
砂糖を摂取した場合、私達の体内ではブドウ糖と果糖に分解・吸収されて、吸収されたブドウ糖により血糖値が上がりますが、人工甘味料は体内でエネルギーとなるブドウ糖を含まないため、人工甘味料が直接血糖値を上昇させることはありません。
しかし一部の研究では、人工甘味料を摂取した際に一時的に血糖値が上昇することが報告されており、これは甘みを感知する舌や脳が糖を認識し、インスリンの分泌などが活性化されるためと考えられています。
人工甘味料の糖の代謝に対する影響についてはまだ研究が進行中ですが、個人差や摂取量なども影響する可能性がありますので摂取量については注意が必要です。
ゼロカロリージュースは低カロリーですが人工甘味料は強い甘さを感じるため、食欲を増進させて食べ過ぎの原因になる恐れがあります。
通常、舌が甘さを感じると、脳が血糖値の上昇を予想し、体内の糖の代謝を調節するホルモン、インスリンを分泌する準備をします。
そして、上がった血糖値を元に戻す働きをしています。
人工甘味料を摂取した場合、脳に甘さの信号を伝達するものの、血糖値は上がりません。
すると、脳が血糖値が上がっていると錯覚してしまい、その差を埋めるため逆に食欲を増進させてしまう可能性があります。
ゼロカロリージュースは砂糖を使用しておらず、血糖値が急激に上昇することはありません。
血糖値の上昇を気にする必要がなく、糖尿病リスクは低下すると考えられます。
ただし、人工甘味料を過剰もしくは定期的に摂取している場合は、逆にインスリンの抵抗性を高める可能性があり、日常的な摂取は控えた方が良いでしょう。
糖尿病のリスクについての研究結果として、人工甘味料入り飲料を定期的に摂取している消費者は2型糖尿病の発症リスクが約1.7倍になると報告されています。
血糖値を気にするあまりゼロカロリージュースを過剰に摂取すると、かえって健康を悪化させてしまう可能性があるのです。
血糖値の影響、食べすぎのリスク、糖尿病リスクについて解説しましたが、まだまだこの他にもゼロカロリージュースの摂取による危険性があります。
ゼロカロリージュースの依存性や味覚の影響、さらにうつ病のリスクを引き起こす可能性について解説します。
人間の脳には脳内報酬系という働きがあり、快楽中枢とも呼ばれており、快楽中枢は、自分にご褒美を与える役割をしています。
美味しいものを口にすると人間の脳は、快楽中枢からドーパミンという神経伝達物質を分泌します。
ドーパミンは達成感や満足感を感じさせる物質です。
このドーパミンが低下すると、「また食べたい」という欲求になります。
これが習慣化することで依存をしやすくしてしまうのです。
特に砂糖や油分が多いものはドーパミンがより分泌されやすく、ゼロカロリージュースは甘味料が脳の快感中枢を刺激するため、過剰に摂取しやすくなり、依存する可能性が高まります。
人工甘味料は砂糖よりも数百倍の甘さがあります。
舌には味蕾という味覚を感じるセンサーがあります。
日常的に人工甘味料を摂取していると、味蕾の甘味を感じるセンサーが強い甘みに慣れてしまい、味覚が鈍くなってしまう可能性があります。
そしてどんどん味の濃い食品等を好んで口にするようになると、結果として健康を維持できなくなるリスクが高まります。
アメリカで行われた研究で、ゼロカロリージュースはうつ病のリスクを高めることが分かりました。
毎日ゼロカロリージュースを多く飲んだ人たちは、うつ病の発症が約30%も高くなったそうです。
この研究で、メカニズムまでは解明されていないものの、ゼロカロリージュースに含まれる成分は、幸せホルモンの一つであるセロトニンの分泌を抑制する可能性があるということが分かりました。
人工甘味料の過剰な摂取はうつ病のリスクを高める危険性があるのです。
様々な危険性を紹介しましたが良い点もあります。
ゼロカロリージュースのメリットは、低カロリーでダイエット中に適しており、砂糖を摂取せずにも甘みを楽しみながら水分摂取をすることができる、などが挙げられます。
通常甘いものは高カロリーです。
ダイエットや糖尿病など、健康維持を考えるとなかなか手が出しにくいですが、我慢をしすぎてしまうとストレスが溜まり、かえって肥満の原因を作ってしまうこともあります。
そんな時にゼロカロリージュースは低カロリーで甘い味を楽しめて、効率のいいカロリー制限が可能です。
また、血糖値の急激な上昇を抑えるため、血糖値を気にする人にとっても安心して口にすることができます。
ゼロカロリージュースは主に水で作られており、水分補給にも効果的です。
暑い日や運動後、ダイエット中などの水分補給にゼロカロリージュースを活用することで、体内の水分を補給しつつ、甘さを楽しむことができることもゼロカロリージュースのメリットです。
日々の過剰な摂取に気を付けて、息抜きとしてゼロカロリージュースに頼るという付き合い方がおすすめです。
この記事では、ゼロカロリージュースについての危険性、リスクを解説しました。
人工甘味料が血糖値に与える影響や、過剰摂取による体への悪影響、糖尿病リスク、依存症やうつ病など、様々なリスクがあることから、ゼロカロリージュースは慎重に摂取すべきだと言えます。
一方で、低カロリーのため糖尿病の人やダイエット中の人でも気軽に甘いジュースを楽しみながら、水分補給をすることができるメリットもあります。
ゼロカロリージュースとの付き合い方を考え、適切な摂取を心がけましょう。
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