お餅の焼き方を調理器具別で解説!冷凍保存の方法やアレンジレシピもご紹介
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お米は常温で販売されていて賞味期限の記載がないので、腐ることがあるのか気になりますよね。
実は炊く前のお米は、適切に保存していないと袋が未開封であっても腐る可能性があるのです。
また、お米を食べる時に毎回炊くのは手間がかかるので、まとめて炊く方も多いと思いますが、炊いた後のお米の保存にも注意が必要です。
そこでこの記事では、お米は腐るのか、炊く前や炊いた後に腐る原因や、匂いや見た目から腐っているか見分ける方法、お米の適切な保存方法についてご紹介します。
もくじ
お米は、炊く前でも炊いた後でも、適切に保存していないと腐る可能性があるので注意しましょう。
しかしお米は野菜などと同じ生鮮食品ですので、賞味期限や消費期限の記載はなく、自分の目で見て腐っていないか判断する必要があります。
お米に限ったことではありませんが、腐った食材を食べると腹痛や嘔吐下痢などの体調不良になる危険性があるので、誤って食べないようにしなくてはなりません。
ここでは、炊く前や炊いた後のお米が腐るとどうなるのか解説していきますので、判断する時の参考にしてください。
前述したとおり、お米は適切に保存しなければ炊く前でも炊いた後でも腐る可能性があります。
炊く前のお米と炊いた後のお米では保存環境が違いますが、どのようにして腐るのでしょうか。
ここでは、お米がなぜ腐るのか、その原因について解説します。
炊く前のお米は、長期保存していたり保存状態がよくなかったりすることでカビが生えたり虫が付着することがあり、それが腐る原因になります。
夏や梅雨など高温多湿な環境では菌が繁殖しやすく、短期間でもカビや虫が発生することがあるので注意が必要です。
また、スーパーなどで販売されているお米の袋は空気抜き用の小さな穴が開いているものもあり、外から虫が侵入してくる可能性もあるので、未開封であっても腐らないとは良い切れません。
炊飯器で炊いた後のお米は、保温機能によってお米が腐りにくい70度以上に保たれていますが、炊飯器内の上蓋や内部の汚れなどによって炊飯器内部に雑菌がついていると、その菌が繁殖してお米が腐る原因になってしまいます。
また蓋の開け閉めで温度が変化したり、保温時間が長くなりすぎることでも雑菌が繁殖しやすいので、炊飯器で保温しているからといって必ずしも腐らないとは言い切れません。
また、炊いた後のお米は、炊飯器から出して60度以下になると雑菌が繁殖し腐る可能性が高くなります。
特に高温多湿の時期に常温で置いておくのは危険なので、炊飯器から出した後はなるべく早く食べるか、素早く冷まして冷凍保存するようにしましょう。
お米は、匂いや見た目などの変化で腐っているか分かることがあります。
お米が腐った時にどのように変化するかをご紹介しますので、判断する時の参考にしてくださいね。
また、匂いや見た目がおかしいと感じた時には絶対に食べないでください。
お米が腐ると、いつもとは違う匂いがすることに気づくことがあります。
カビの匂いや腐敗臭を感じた場合は要注意です。
ここでは、炊く前のお米と炊いた後のお米の匂いの変化についてご紹介します。
炊く前/炊いた後 | お米が腐っている時の匂い |
---|---|
炊く前 | カビ臭 |
炊いた後 | 発酵臭や腐敗臭 |
炊く前のお米が腐るとカビの匂いがしてきます。
実際にカビが目に見えなくても、匂いが変わっているときは腐っている可能性があります。
またカビの匂いがなくても、本来のお米の匂いがない場合やいつもと違う匂いがする時も、腐っていることがあるので注意が必要です。
炊いた後のお米が腐ると、納豆のような発酵した匂いや腐敗臭、酸っぱい匂いがします。
炊飯器の中で長時間保温していた時や、常温で保存していた時は特にいつもと違う匂いがないかよく確認しましょう。
お米は、炊く前でも炊いた後でも、腐ると見た目に変化があります。
カビや虫、粘り気など見た目で分かるものもありますので、しっかり確認するようにしてください。
もし、腐っているサインを見つけた場合は絶対に食べないようにしましょう。
炊く前/炊いた後 | お米が腐っている時の見た目 |
---|---|
炊く前 | カビや虫が発生している |
炊いた後 | 粘り気がある、ドロッとしている |
炊く前のお米が腐るとカビが生えて、黒っぽい色に変化したり、グレーや茶色、緑色になります。
お米自体に水分はあまり含まれていないのでカビが生えにくいのですが、湿度が高いなどの保存状態によって発生してしまいます。
カビは食中毒を引き起こす可能性があるので食べないようにしてください。
炊いた後のお米が腐ると粘り気が出てきて糸を引いたり、お米がどろっとしてきます。
しゃもじですくうと糸を引くような感じがあったり、箸を使った時にいつもと違うどろっとした感じがある時は腐っている可能性があります。
見た目や匂い、形状の変化に気づいたら絶対に食べないようにしてください。
もしも気づかずに食べた場合、どろっとした粘り気や普段と違った水分量で食感が変わるので分かることもあります。
また、酸っぱいような酸味を感じる時も腐っている可能性が高いです。
違和感に気づいた場合はすぐに吐き出し、食べるのをやめるようにしましょう。
炊く前のお米も、野菜などと同じ生鮮食品なので徐々に風味や食感は劣化していきます。
炊く前のお米が腐るのを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは炊く前のお米が腐るのを防ぐ保存方法や注意点をご紹介しますので、参考にしてくださいね。
炊く前のお米が腐るのを防ぐ適切な保存方法は以下のとおりです。
お米は一度には使い切れないので長期保存しがちですが、開封後はなるべく早く使い切れるように、小袋のものを買うなどの工夫をすると良いでしょう。
ただし、お店で販売されているお米の袋は空気を抜くための小さな穴が開いているものもありますので、未開封だからと安心せず、開封していても未開封であっても適切に保存し、はやめに食べきるようにしましょう。
炊く前のお米の保存期間(開封後)の目安は、精米年月日から数えて以下のとおりです。
春夏(高温多湿) | 半月~1ヵ月程度 |
---|---|
秋冬 | 2~3ヵ月 |
炊いた後のお米は時間がたつにつれて劣化していくので、早めに食べるか適切に保存するようにしましょう。
ここでは、炊いた後のお米が腐るのを防ぐ保存方法と注意点を解説しますので参考にしてくださいね。
炊いた後のお米は、すぐに食べるのであればそのまま炊飯器の保温機能を使って保存できますが、保温時間が長くなるとお米が黄色っぽくなることがあります。
その場合はお米の風味が落ちてくるので早めに食べるのがオススメです。
すぐに食べない場合は、保温放置するのではなく、小分けにして密封して冷凍するのが一番美味しさを保つことができます。
その際、急速冷凍するとさらに美味しさを保つことができるので、急速冷凍機能を使ったり、熱伝導率の良い金属トレーなどに乗せて冷凍すると良いですよ。
炊いた後のお米を炊飯器で保存する場合は、使っている炊飯器の定める最大保温時間を超えないように注意し、長くても24時間以内に食べるようにしてください。
食べきれない場合は腐るのを防ぐためにも、早めに冷凍保存するようにしましょう。
炊いた後のお米の保存時間の目安は以下の通りです。
常温保存 | 数時間 |
---|---|
冷蔵保存 | 半日~1日 |
冷凍保存 | 1ヵ月 |
お米は生鮮食品なので賞味期限が記載されていませんが、炊く前でも炊いた後でも腐る可能性があることを解説しました。
腐る原因は、炊く前のお米は「カビや虫」、炊いた後のお米は「菌の繁殖」です。
お米が腐っているか見分ける方法は、炊く前はカビの匂いやお米についたカビや虫、炊いた後は発酵したような匂いや粘り気など形状の変化を確認する方法があります。
炊く前は密閉して冷蔵庫に、炊いた後は小分けして冷凍して保存することをオススメします。
いつもと違う匂いや形状があるものなど、腐っている可能性のあるお米は絶対に食べないようにしてくださいね。
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