お餅の焼き方を調理器具別で解説!冷凍保存の方法やアレンジレシピもご紹介
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妊娠中は味覚の変化によりチョコやカップラーメンなどジャンキーなものが食べたくなることも多いですよね。
しかしカップラーメンのような身体に悪いイメージが根付いている食べ物を妊娠中に食べるのは不安ではないでしょうか。
この記事では妊娠中にカップラーメンを食べると母体や胎児に影響があるのや、食べる頻度、食べる際の注意点までご紹介していきます。
もくじ
妊娠中は食べられるものが制限されている中で母体・胎児の2人分まで栄養を摂取しないといけない大変な時期です。
そんな時期に健康に良くないイメージが強いカップラーメンを食べてしまうと「母体・胎児に悪影響を及ぼしてしまう」と昔は言われていましたが、実際にそういったことはあるのでしょうか。
また、カップラーメンの栄養バランスが悪いと言われている原因として塩分が関係していることについてもご紹介をしていきます。
妊娠中にカップラーメンを食べていると、産まれてくる赤ちゃんがアトピーや障害を起こす、もしくは起きやすいと言われていたことがあります。
しかしながら福岡大学医学部の研究により、妊娠中のカップラーメンがアトピーや障害を引き起こす直接的な影響にはならないということがわかりました。
妊娠中にカップラーメンを食べても胎児に直接的な影響がないというのは非常に安心できる情報ですね。
しかし、だからと言って妊娠中の方がカップラーメンを食べすぎてしまうと栄養バランスが偏ってしまう恐れがあるので注意が必要です。
妊娠していてもしていなくても、塩分摂取量は1日あたり6.5g未満が目標値と言われています。
それに対して、一般的なカップラーメンの塩分量は5g前後のものが多いため、1食でほぼ1日あたりの塩分摂取量の目標値に達してしまうのです。
塩分を摂りすぎると、塩分濃度を薄めようと体が水分を溜め込んでしまうため、普段よりむくみやすくなったり、妊娠高血圧症候群になる恐れがあります。
カップラーメンが不健康と言われている原因の1つにはこの塩分量の多さが関係しています。
ほとんどのカップラーメンには、「脂質」「糖質」「塩分」「タンパク質」の栄養素が多く含まれている半面、妊婦さんにとって必要な栄養素である「鉄」「亜鉛」「ビタミン」は少なくなっています。
そのため、妊娠中に関わらずカップラーメンばかり食べていると栄養バランスが偏ってしまい、肥満や栄養失調、糖尿病などの病気になる可能性が高まってしまいます。
また、妊娠中に栄養バランスが偏り栄養失調になると胎児が低出生体重児になりやすく、生活習慣病や心臓病、高血圧になりやすくなってしまうので、栄養バランスが偏らない食事を気にかけることが大切になります。
それでは、母体や赤ちゃんの健康を守りながらカップラーメンを食べるにはどうすればいいのでしょうか。
ポイントはやはり「栄養」と「塩分」です。
ちょっとした工夫を加えるだけで必要な栄養素を摂れるようになりますし、通常より塩分を少なくすることもできるのでぜひお試しください。
妊娠中にカップラーメンを食べる際の注意点
カップラーメンを食べる時、おいしいからとスープまで飲んでいませんか?
先ほどカップラーメンの塩分量は5g前後であると説明しましたが、実は塩分の半分ほどはスープに含まれています。
つまり、スープを残すだけで1食分の塩分を-2,5gできるのです。
もちろん製品によって麺とスープの塩分の割合は変わってきますので、不安な方は成分表を見てから購入を検討してみてください。
妊娠中はつわりで思うようにご飯が食べられなくなります。また、一度に食べられる量が減るため夜中にお腹がすくこともあるでしょう。
そういった際に、カップラーメンを食べてしまうと胃もたれすることから母体にダメージを与えてしまったり、むくみの原因になってしまいます。
妊娠中に身体にダメージを与えてしまうと最悪の場合胎児にまで影響してしまうこともあるので、夜中にカップラーメンを食べるのはなるべく避けるようにしてください。
ホウレン草や卵など、食材を少し足すだけでカップラーメンでも栄養を摂取できます。カップラーメンだけでは栄養が偏ってしまいますので、面倒かもしれませんが一手間加えてみましょう。
最近は冷凍のホウレン草も売っていますし、コンビニでは温泉卵を買うことができます。これらは調理する手間が省けるので体調がよくない時でも簡単にプラスできるのです。
ホウレン草ならば鉄分やビタミン、卵ならタンパク質が摂取できます。そのほか、妊婦さんにオススメの食材と言われているブロッコリーもよく冷凍の状態で販売されていますので、カップラーメンをよく食べるなら常備しておくと安心です。
妊娠中に食べるカップラーメンの目安は1週間に1個が良いとされています。
実際には塩分や栄養の偏りに気をつけていれば1日何個食べても良いとされていますが、カップラーメンを食べた日に1日分の栄養をバランスよく摂取するのは簡単ではありません。
また、カップラーメンを食べる癖がついてしまうとだんだん食べる頻度も上がってしまうことから、週1回にしておいた方が良いのではないでしょうか。
そのほか妊娠中の方で医師から食事制限の指示が出ている場合は、カップラーメンをどのくらい食べていいのか確認してみてください
妊娠初期は体に変化があるとどうしても不安になってしまうものです。
カップラーメンを食べたあとに気持ち悪くなったり吐き気がひどくなったとしても、カップラーメンが母体や赤ちゃんに影響しているわけではありません。
妊娠中期、後期になってもそれは変わりませんので、過剰に気にする必要はないでしょう。
つわりの最中はジャンクフードや、こってりした味を求める妊婦さんもいます。
妊娠初期の段階でもスープを残したり野菜を足したりといった、塩分摂取量や栄養の偏りにさえ気をつけていれば影響はありません。
大切なのは母体や赤ちゃんにとって良い状態にして食べることです。
カップラーメンがダメということではなくて、どう工夫して食べれば良いのかを意識してみましょう。
妊娠初期のカップラーメンは問題ありませんが、食べたあとに気持ち悪くなる可能性はあります。
それはカップラーメンが悪い影響を及ぼしているのではなく、つわりの最中は油っこいものを食べると気持ち悪くなりやすいためです。
妊婦さんによっては強いにおいを嗅いだだけで気持ち悪くなることもあります。
繰り返し気持ち悪くなるようならカップラーメンは控えるようにして、つわりを軽くする食材に切り替えてみましょう。
つわりが落ち着くのは妊娠してから16週過ぎた頃です。
落ち着いてからは食べられるものが増えてきますので、それまでは食べられるものを選んでいきましょう。
なにも食べずにいては赤ちゃんに必要な栄養が届きませんし、母体にとってもよくありません。
体に悪いからと我慢するのではなく、「これなら食べられる」と思うのであればカップラーメンも食べて良いのです。
妊娠中にカップラーメンを食べる際は選び方を変えるだけで糖分や塩分を控えることができます。
また、妊娠中にカップラーメンを食べる際はノンフライ麺や糖質オフのような身体への負担が少ない食材が使用されている商品を選ぶようにしてください。
カップラーメンにはフライ麺とノンフライ麺の2種類があります。
フライ麺は文字通り油で揚げたもので、ノンフライ麺は熱風で乾燥させたものです。
フライ麺は油で揚げているため水分量が少なく、脂質も多くなっています。
それに対してノンフライ麺はフライ麺と比べると脂質が4分の1にまで減りますので、妊婦さんがカップラーメンを買う時にはノンフライ麺がおすすめです。
健康意識が高まってきている中、糖質オフや塩分カットの製品が増えてきており、カップラーメンも例外ではなく体に良い製品を販売しています。
こんにゃく、おから、豆類などで作られた麺を使っている製品は、通常のカップラーメンと比較して糖質が半分以下のものもあります。
有名なメーカーからは塩分が30%カットされた製品も販売されていますので、買う時に注意して見てみましょう。
次に確認するのは食品添加物の欄です。
妊婦さんが特に気をつけるのはリン酸塩と言われています。
リン酸塩を摂取しすぎると鉄分やカルシウムの吸収を阻害してしまうため、妊婦さんにとって必要な栄養の摂取を邪魔してしまいます。
糖質や塩分はもちろんですが、リン酸塩の量にも注目しておきましょう。
妊娠中にカップラーメンを食べても基本的に問題はありません。
しかし、栄養素が偏っている食品なのでカップラーメンを食べすぎると妊娠中に必要な栄養素が摂取できず母体や胎児に大きな影響を与えてしまう可能性があります。
そのため、カップラーメンを食べる量の目安である1週間に1個をできるだけ守るようにしてみてください。
ただ、ダイエット期間中に我慢をし過ぎるとストレスや過食の原因になる可能性があるため、どうしてもカップラーメンが食べたい時は、食べ方や分量に気を付けながら食べるようにしてみてください。
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