カップラーメンのカロリーは?糖質オフ商品でも太る?

jima

手軽に食べられて、非常食としても欠かせないカップラーメン。

カップラーメンは「太る」と言われていますが、カロリーは決して高いわけではありません。

また、最近では低カロリー・糖質オフ商品が販売されていますが、それらであればカップラーメンを食べながらダイエットを成功させることは可能なのでしょうか?

この記事では、カップラーメンのカロリーや、低カロリー・糖質オフ商品の効果、ダイエットに向いているかなどを解説します!

カップラーメンのカロリーは大体どのくらい?

カップラーメンを食べる子どもの画像

カップラーメンのカロリーは、一般的なもので約350kcalあります。

これはごはん約1.5杯分とほぼ同じくらいです。

また、カップラーメンの製法には「油揚げ麺」「ノンフライ麺」の2種類があり、それぞれ製法やカロリーが異なります。

まずは、通常のカップラーメンがどのくらいのカロリーなのか、人気の商品を提示しながらご紹介します。

油揚げ麺の場合のカロリーはどのくらい?

まずは、カップラーメンの中でも特に一般的な油揚げ麺についてです。

油揚げ麺はその名の通り、油で揚げられており、その分、カロリーは高くなっています。

商品によっては、麺に味付けされているものもあり、パリパリとお菓子感覚で食べられるものもあります。

【主な商品】
日清食品 カップヌードル 351kcal
日清食品 チキンラーメンどんぶり 386kcal
東洋水産 MARUCHAN QTTA SHO-YUラーメン 346kcal
東洋水産 ごつ盛り コーン味噌ラーメン 579kcal

ノンフライ麺の場合

一方、ノンフライ麺はこちらもその名の通り、油で揚げず、熱風で乾燥させた麺を示します。

食感は生麺に近く、もちもち感が特徴です。

いくつか商品を列挙しますが、油で揚げてないことから油揚げ麺に比べるとカロリーはかなり抑えられることがわかります。

【主な商品】
日清食品 カップヌードルライト 198kcal
日清食品 日清麺職人 醤油 295kcal
東洋水産 麺づくり 鶏がら醤油 297kcal

カップラーメンのカロリーを別のもので例えると…

CALORIES DAYと書かれたダイヤルを回す手

カップラーメンのカロリーがわかったところで、それってどのくらい?と感じる方も多いでしょう。

そこで、他の食べ物に置き換えたとき、カップラーメンのカロリーはどのくらいなのか一日に摂取するカロリーとともに比較してみていきましょう。

成人が一日に摂取するカロリー量と比較

一日に必要なカロリーは、性別、年齢、体格によって異なる他、日常での体を動かす量によっても異なります。

今回は、活動レベルが普通の場合の一日に摂取する推定カロリーで比較してみましょう。

(kcal/一日)
18〜29歳 30〜49歳 50〜64歳 65〜74歳 75歳以上
成人男性 2,650 2,700 2,600 2,400 2,100
成人女性 2,000 2,050 1,950 1,850 1,650

参考:https://www.tanita.co.jp/magazine/column/5048/

カップラーメンが約350kcalとするとそこまでカロリーは高くないように思います。

とはいえ、カップラーメンって満足度が低くないですか?

カップラーメンとおにぎりや、カップラーメンとお惣菜なんかを選んでしまうこともあるでしょう。

このように、十分満腹になることができないカップラーメンは、容量に対して高カロリーであるといえます。

カップラーメンを他の食べ物と比較!

カップラーメンのカロリーを他の食べ物と比較するとどのくらいでしょうか。

身近な食べ物と比較すると少しイメージがつきやすいかもしれません。

ショートケーキ(1切れ) 344Kcal
ごはん1杯 234kcal
バニラシェイク 320kcal
マクドナルド ダブルチーズバーガー 458kcal
ポテトチップス 90g 504kcal
ペペロンチーノ 535kcal

実は、カップラーメンはショートケーキ1切れと同程度のカロリー!

比較すると、カップラーメンのカロリーが飛び抜けて高いということはなく、どちらかというと思ったよりカロリーが低いと感じた方もいるかもしれませんね。

消費するまでに必要な運動量

では続いて、カップラーメンを消費するにはどのくらいの運動が必要になってくるのかについても見ていきましょう。

今回は、成人女性平均体重52kgに合わせた内容となります。

ウオーキング 約2時間
ランニング 約48分
水泳 約46分
自転車 約48分
筋トレ 約2時間
ダンス 約52分
ヨガ 約2時間

こうやってみるとなかなかな運動量となりますね。

カップラーメン1個食べたらこれくらいの運動量が必要とされます。

他の食べ物と比較したときに余り高くないと感じたかもしれませんが、やはりダイエット中に食べるべき食べ物ではといえるでしょう。

参考:https://www.nibiohn.go.jp/files/2011mets.pdf
参考:https://www.mhlw.go.jp/content/000306883.pdf

低カロリーや糖質オフ商品ならダイエット中でも食べていい?

積まれた書類に囲まれながらカップラーメンを食べる女性

近年では、CMでもよく見られるように、低カロリーや糖質オフのカップラーメンが多く販売されています。

ダイエットや健康に気を使いたいと考えてる方は目につくことも多いのではないでしょうか。

果たしてこの低カロリーや糖質オフ商品は本当にダイエットに適したものなのでしょうか?

低カロリーや糖質オフ商品を食べる際に、注意点はあるのかや、商品の特徴などをみていきましょう。

低カロリー商品の特徴

まずは、カップラーメンの中でも低カロリーを特徴にしている商品を簡単にご紹介します。

低カロリー商品

・エースコック:どっさり野菜(塩タンメン)
特徴:多菜少麺で低カロリーなカップ麺であり、塩の味付けもしっかりしているが麺が少なめ。

・明星食品:ロカボNOODLES おいしさプラス こってり醤油
 特徴:カロリーは200kcal以下、60gのノンフライ麺が使われたカップラーメン。

・テーブルマーク:ホームラン軒ねぎ味噌ラーメン
 特徴:濃厚な味わいを感じられる感じられるノンフライ麺を使ったカップラーメン。

ほとんどの低カロリーカップラーメンは、麺の量を少なくしたりノンフライ麺にすることで、余計なカロリー摂取を抑えています。

低カロリーカップ麺は味付けが薄いものから濃いものまで幅広く存在するため、ラーメンの味わいを楽しみたい方でも気兼ねなく食べることができるのではないでしょうか。

ただ、ノンフライ麺であったり、麺の量が少なかったりすることが多いので食べ応えは一般的なカップ麺より減少してしまっています。

糖質オフ商品の特徴

次にカップラーメンの中でも糖質オフの商品に注目していきます。

糖質オフ商品

・日清食品:カップヌードルPRO
特徴:本来の美味しさそのまま、高たんぱく質&糖質15%OFFを実現した商品。

・明星食品:ローカーボNoodles ビーフコンソメ
 特徴:低糖質麺が使用された糖質50%OFFのカップラーメン。味は少し薄味。

・エースコック:芳醇鶏だし醤油ラーメン
 特徴:低糖質麺を使用して糖質50%OFFすることに成功。味付けは程よい鶏だし。

ほとんどの糖質オフカップラーメンは低糖質麺が使用されていたり、麺がこんにゃく麺などで代用されることで糖質を抑えています。

スープの味付けは全体的に薄味のものが多く、濃い味は少ない傾向にあります。

商品によっては、糖質を含む麺の代用品としてこんにゃく麺の他に大豆麺を使用しているモノもありますが、麺の食感から味わいまで分かりやすく異なるため、カップラーメンを食べたい方にはあまりおすすめできません。

参考:https://vitabrid.co.jp/columns/healthcare/demerit2105/

ダイエット中にカップラーメンはおすすめできない

ここまで低カロリー・低糖質のカップラーメンについて紹介してきましたが、ダイエット中にカップラーメンを食べる事は低カロリー・低糖質商品であってもおすすめできません。

低カロリー・低糖質のカップラーメンは麺やスープに代用品が使用されていたり、量が少ない、薄味が多いなどの特徴があるため、十分に満足できない可能性があります。

満足感が半端に得られない状態になると、カップラーメンを余計に食べたくなる→我慢する→ストレスが溜まる→暴食→罪悪感→ストレス、という悪循環になりかねません。

そういった悪循環にはまらないためにも、低カロリー・低糖質であってもカップラーメンをダイエット中に食べるのはなるべく避けたほうが良いのではないでしょうか。

そもそもカップラーメンで太る理由とは?

カップラーメンを上から撮った画像

カップラーメンには糖質オフやカロリーオフの商品も存在しますが、ダイエットには不向きであると紹介してきました。

そもそも、カップラーメンにはご飯約1.5杯分のカロリーしかないのになぜ太ると言われているのでしょうか。

その原因にはカップラーメンの味や成分が関係しています。

ここからは、カップラーメンを食べると太ると言われている理由についてご紹介していきます。

高カロリー摂取につながる

カップラーメンそのものはそこまでカロリーは高くはありません。

しかし物足りないからといって、揚げ物や炭水化物と一緒に食べてしまうとカロリー摂取量が高くなってしまいます。

摂りすぎたカロリーは脂肪として体に溜め込まれ、肥満や生活習慣病につながります。

おかずを選ぶ際は、ゆでたまごやサラダを選ぶ必要があるでしょう。

糖質が多い

カップラーメンひとつに含まれる糖質は約50gであり、これはごはん一杯と同じ分量になります。 

それだけ聞くと糖質はそれほど多くないと感じるかもしれません。

しかし、カロリー摂取の際に話したように、物足りないからと言って他の食材と食べることで糖質はどんどん高くなってしまいます。

その結果、必要以上の糖質を摂取してしまえば、肥満の原因になります。

脂質が多い

一般的にカップラーメンの脂質は麺の重さ(g)の30%程度と計算することができます。

つまり、80gの麺の場合を食べる場合の脂質は25g程度ということです。

この脂質量はポテトチップス約1袋分相当であることから、ダイエットには不向きな食べ物であることが分かります。

脂質の過剰摂取は肥満や脂質異常症などの原因となるため、一日の必要量以上は取らないように心がけましょう。

栄養が偏っている

カップラーメンには、野菜や海藻、肉類など身体に必要な栄養がたくさん含まれている食材がほとんど入っていません。

それに対して塩分は多く含まれているため、カップラーメンを栄養素の観点で見るととてもアンバランスな食品です。

そんなカップラーメンを個食していると、必要な栄養が偏ってしまい、脂質異常症や高血圧などのリスクが高まる危険性があります。

ダイエットをしたいのであればまずは健康的に栄養素を摂取できる食生活を送りましょう。

ダイエット中のカップラーメンの選び方

ピンクの背景でカップラーメンを箸で持ち上げる画像

先ほども記載したように、カップラーメンは栄養素のバランスが悪く高カロリー摂取に繋がりやすいことからダイエット中に食べるのはおすすめできません。

しかし、食べてはだめだからと言って我慢しすぎてしまうとかえってストレスや過食の原因になってしまうので、自分へのご褒美としてカップラーメンを食べる日を作るのも良いのではないでしょうか。

ここからは、カップラーメンをダイエット中に食べる際の選び方についてご紹介をしていきます。

低糖質麺の商品を選ぶ

低糖質麺を使用しているカップラーメンは糖質量が抑えられることはもちろんのこと、食物繊維やたんぱく質などの栄養素が多く含まれています。

そのため、低糖質麺の商品はダイエットしている方や健康に気を使っている方に好まれていますが、通常のインスタント麺とは食感から喉越しまで違うため、食べていて違和感を感じる方もいるかもしれません。

ダイエット中に低糖質麺の商品を買うときは、通常のインスタント麵より満足感を得られない可能性を初めから考慮しておき、理想と現実の乖離を減らすことも大切になります。

塩分量の少ないものを選ぶ

塩分摂取量は多いとむくみや病気の原因になり、少なすぎると代謝が下がる原因になってしまいます。

摂取量のバランスを取るのが大切な塩分は1日に6g未満に抑えることを厚生労働省が推奨していますが、カップラーメンは1食で1日分に近い、5〜6g程度の塩分量が含まれています。

そんなカップラーメンの塩分はスープに半分近くの2~3g程度含まれているのでダイエットしている方はスープをなるべく飲まないようにすることが大切です。

また、減塩タイプのカップラーメンですと1.5〜3.5g程度の商品もありますのでぜひ試してみてください。

ハーフサイズやミニサイズで留めておく

カップラーメンのミニサイズのカロリーは、約193kcalです。

通常サイズと比較しても半分以下のカロリーとなりますので、どうしても食べたいときは、小さめサイズをご褒美感覚で食べるだけにしておくなどルールを決めて食べる量を抑えるのもいいですね。

カップラーメンのカロリーと糖質オフ商品まとめ

カップラーメンのカロリーはご飯1.5杯分と異常に高いわけではありません。

しかし栄養が偏っていることや、満足感が得られず多く食べてしまう可能性があることからダイエットには不向きな食べ物、と言われているのです。

また、最近では健康に気を使った低カロリー・低糖質商品も多く販売されていますが、麺やスープが通常のカップラーメンとは大きく異なり十分な満足感を得られない可能性が高いため、ダイエット中に食べるのはやはりおすすめできません。

ただ、ダイエット期間中に我慢をし過ぎるとストレスや過食の原因になる可能性もありますので、どうしてもカップラーメンが食べたい時は、食べ方や分量に気を付けながら食べるようにしてみてください。

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