インスタントコーヒーに含まれるカフェインの量は?1日1杯が上限って本当!?

tomo

インスタントコーヒーは、忙しい日々の朝の目覚めやリフレッシュに欠かせない存在です。

しかし、インスタントコーヒー等に含まれるカフェインの摂り過ぎは良くないと言われています。

では、インスタントコーヒーにはどの位のカフェイン量が含まれているのでしょうか。

また、1日に飲んでもいいのは、1杯までなのでしょうか。

この記事では、インスタントコーヒー1杯に含まれるカフェイン量や、カフェインを摂取することのメリットとデメリットについてご紹介します。

この記事のポイント
  • インスタントコーヒーに含まれるカフェインの上限は1日5杯まで
  • カフェインには覚醒作用、興奮作用、血行促進作用、脂肪分解酵素の活性作用、むくみの解消効果がある
  • カフェインは睡眠の質の低下、消化器官への刺激、利尿作用、カフェイン依存症の危険性もある
  • カフェインが気になる方へ「カフェインレスコーヒー」のおすすめ

インスタントコーヒーに含まれるカフェインの量|1日5杯が上限!

深入りのコーヒー豆

カフェインはコーヒー以外にも茶葉やカカオ豆などに含まれている成分で、特にコーヒーとお茶には、多くのカフェインが含まれています。

インスタントコーヒーに含まれるカフェイン量は、1日5杯が上限となっています。

インスタントコーヒー1杯に含まれるカフェインの量は約80mg

カフェインは、様々な食品に含まれている成分ですが、日常的によく飲まれているコーヒーとお茶には、多くのカフェインが含まれています。

インスタントコーヒー1杯(140ml)には約80mgのカフェイン量が含まれています。(インスタントコーヒー2gに対し140mlの熱湯で浸出させた場合)

インスタントコーヒーは1日3~5杯まで

1日あたりのカフェイン摂取量の目安は、健康な成人で400mgとされています。

そのため、健康には個人差がありますが1日に飲む事ができるインスタントコーヒーは、3〜5杯程度が上限となります。

また、カフェインの影響がより強く出る妊婦や授乳中の方は、カフェイン摂取量を1日200mg(コーヒー1日2杯程度)に制限するようにしましょう。

カフェインの摂取量に気をつけ、コーヒー時間を楽しみましょう。

カフェインの摂りすぎはNG?メリットやデメリットをご紹介!

ラテアートが施されたカフェラテ

カフェインの摂取量には上限がありますが、カフェインを摂取する事で、私達の体にはどのような影響があるのでしょうか。

カフェインを摂取するメリットとデメリットについて、ご説明します。

カフェインを摂取するメリット

カフェインを摂取すると目が覚めるだけでなく、集中力がアップしたり代謝アップなど様々なメリットがあります。

テスト勉強や朝の目覚め、気分のリフレッシュにはコーヒーが欠かせません。

カフェインの効果を知り、上手に活用しましょう。

カフェインを摂取するメリット
  • 覚醒作用で眠気をスッキリ
  • 興奮作用で疲労感軽減・集中力UP
  • 血行促進作用で代謝UP
  • 脂肪分解酵素を活性化
  • むくみを解消

覚醒作用で眠気をスッキリ

カフェインの覚醒作用は1杯のコーヒーの摂取で実感する事ができます。

カフェインには、眠気を感じる原因である「アデノシン」という物質の働きを妨げ、眠気を取り除く効果があります。

そのため頭がスッキリし目が覚めるのですが、カフェインの効果は個人によって異なりますので、カフェインの過剰摂取に気を付けながら、コーヒーの眠気覚まし効果を利用しましょう。

興奮作用で疲労感軽減・集中力UP

カフェインは私たちの脳に刺激を与える働きがあり、これにより目が覚めたり、集中力や思考力が向上します。

さらにカフェインは興奮を促す神経伝達物質を増やし、疲労感を和らげる効果があります。

そのため、コーヒーを摂取することで私たちの体は活気にみち、思考力や集中力が向上するのです。

カフェインは一時的なエネルギーアップやパフォーマンス向上に役立つことがありますが、摂取量や個人の感受性には注意が必要です。

血行促進作用で代謝UP

カフェインは、血液の流れを良くし体内の代謝を活発にする働きがあります。

血液がスムーズに循環することで、体に必要な酸素や栄養が効率よく供給され、体の新陳代謝が促進されます。

その結果、体内の不要な物質や毒素が排出され、新しいエネルギーが生まれます。

適度なカフェインを摂取することで、代謝が良くなり健康な生活を送ることができます。

脂肪分解酵素を活性化

カフェインには脂肪を分解する酵素を活性化させる効果があり、ダイエットにも効果的です。

カフェインが体内に入ると、脂肪を分解する酵素であるリパーゼの働きが強まります。

リパーゼは、脂肪を分解してエネルギーとして使うため、カフェインの摂取によって脂肪が燃焼しやすくなるのです。

さらに、運動の1時間前にコーヒーを飲むとダイエット効果が高まります。ぜひ、運動前の習慣としてコーヒーを取り入れてみてください。

むくみを解消

カフェインにはむくみを解消する効果があると言われています。

むくみは、体内の水分のバランスが乱れることによって現れる症状で、専門的には「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれています。軽度なむくみは見落とされがちですが、むくみが放置されると、体の形が崩れたり、血液の循環が悪くなって冷え性の原因になることもあります。

カフェインには利尿効果があり、尿の量を増やすことで体内の余分な水分が排出され、代謝が活性化されるため、むくみを解消する効果があると言われています。

ただし、利尿作用によって体内からカリウムも排出される可能性があります。カリウムは私たちの体に必要な栄養素で、塩分のバランスを調節する役割があります。

コーヒーにも100g中約65mgのカリウムが含まれていますが、コーヒーだけでは1日に必要なカリウムの量に満たないため、バナナやヨーグルトなどの、カリウムをたくさん含む食品を摂取するようにしましょう。

他の食べ物と一緒に摂取する事で、バランスの取れた健康な体を保つことができます。

カフェインを摂取するデメリット

カフェインを摂取する事で得られるのは、メリットだけではありません。

例えば、「寝る前にコーヒーを飲むと眠れなくなる」などが広く知られています。

カフェインの効果を知り、適度な量を、適切なタイミングで取り入れていきましょう。

カフェインを摂取するデメリット
  • 摂取の時間帯によっては睡眠の質を下げる
  • 消化器官への刺激が強い
  • 利尿作用による頻尿
  • カフェイン中毒や依存症の危険性

摂取の時間帯によっては睡眠の質を下げる

カフェインは目覚めを促す効果がありますが、就寝前に摂取すると睡眠の質が下がってしまうというデメリットがあります。

メリットでも挙げましたが、カフェインは眠気を感じる物質である「アデノシン」の働きを抑えるため、眠気を感じにくくなります。

その結果、入眠が難しくなったり、睡眠が浅くなることがあります。

日中の眠気解消には良いですが、良い睡眠を取るためには、睡眠前にカフェインの摂取を控えるなど睡眠を妨げないように注意しましょう。

消化器官への刺激が強い

コーヒーには胃酸の分泌を促進する作用がありますが、これは胃の内壁を刺激することで胃酸の分泌が増えるためです。

一部の人にとっては、胃酸分泌が過剰になり、胃酸過多と呼ばれる状態が起こり、胃の不快感や胃もたれ、胸やけなどの症状を引き起こす可能性があります。

また、カフェインによる利尿作用によって、体内の水分が排出されやすくなります。これにより、一部の人にとっては水分不足が起こり、便秘の原因となることがあります。

胃酸過多や水分不足が便秘を引き起こす要因となることがあるため、カフェインの摂取には注意が必要です。

適度な水分摂取や食物繊維を含む食事、適度な運動などを心掛けることが便秘の改善に役立つでしょう。

利尿作用による頻尿

カフェインには利尿作用があり、頻尿を引き起こす可能性があります。

そのため、職場や場面によっては過剰な摂取は控えておくといいでしょう。特に、会議や長時間の移動など、トイレ休憩が難しい場合には注意が必要です。

また、利尿作用によって体内から水分が大量に排出される事で体温が下がり、寒い環境下では、体温低下による冷えを感じる事があります。

その場合は、アイスコーヒーではなくホットコーヒーを飲み、体を温める方法が有効です。

カフェイン中毒や依存症の危険性

カフェインを頻繁に摂取し続けると、身体はカフェインに慣れてしまい、その効果が薄れてしまいます。カフェインを摂取することで、これらの症状は一時的に緩和されますが、その反面身体はカフェインに依存する状態になります。

依存状態では、摂取量が増える傾向があり吐き気、嘔吐、動悸、意識の喪失などの中毒症状が現れる可能性があります。

重篤な場合は命にかかわる危険性もあるため注意が必要で、カフェイン依存症からの脱却には時間と忍耐力が重要です。

通常、数日から1週間程度で離脱症状は収まると言われています。中毒症状の場合は、カフェインの排出を待つか、重篤な場合は医療の支援が必要になることもあります。

依存状態や中毒症状は治療が難しいため、注意が必要です。

オススメのカフェインレスインスタントコーヒー3選!

コーヒー豆の山とマグカップに入ったコーヒー

体調に合わせてカフェイン量を調整したいという方には、カフェインレスコーヒーがおすすめです。

カフェインレスインスタントコーヒーは、コーヒーの風味や味わいはそのままに、カフェインだけを取り除いたコーヒーです。

1日数杯をカフェインレスコーヒーに置き換えるだけで、カフェイン摂取量を調節する事ができます。

スターバックスヴィア ディカフェ ハウスブレンド

スターバックスヴィア ディカフェ ハウスブレンド

いつでもどこでも、スターバックスの味を楽しむことができ、こちらのコーヒーはナッツやココアの風味が特徴で、香りとコクのバランスが絶妙です。

カフェインは、二酸化炭素抽出法で取り除かれています。

また、個包装パッケージなので、湿気の多い時期でも安心して飲むことができます。

イニックコーヒー Night Aroma

イニックコーヒー Night Aroma

イニックコーヒーは霧状に抽出されたコーヒーを瞬間乾燥させ、微粒パウダー状にしたインスタントコーヒーです。

ドリップしたての美味しさをそのままに、スイスウォーター製法によってカフェインが99.85%除去されています。

おしゃれなパッケージなので、ささやかなギフトにもおすすめです。

クライス カフェイン99.7%までカットのおいしいコーヒー

クライス カフェイン99.7%までカットのおいしいコーヒー

クライスのカフェイン99.7%までカットのおいしいコーヒーはカフェインが気になるけれどもコーヒーが飲みたいという方におすすめです。

コーヒー本来が持つ香りと酸味はそのままに、カフェインが99.7%除去されているので、カフェインが気になる方でも安心して飲むことができます。

インスタントコーヒーのカフェイン量と一日の摂取量目安まとめ

インスタントコーヒーに含まれるカフェインには、覚醒効果や集中力アップのほか、むくみ解消や代謝アップなどの効果があります。

しかし、カフェインの覚醒効果が夜に眠れなくなったり、体温が下がる可能性もあると指摘されています。さらに、過剰摂取はカフェイン中毒の危険性があるため、1日に摂取するコーヒーは3〜5杯程度に抑えましょう。

カフェインを気にしながらコーヒーを楽しみたい場合は、カフェインレスコーヒーもおすすめですので、ぜひ試してみてください。

大切なのは、適切な摂取量を守りながら、コーヒーを楽しむことです。

自分の健康を守るために、カフェインに関する知識を持ち、コーヒーライフを楽しんでください。

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