チーズケーキは常温放置で数時間から半日は持つ?注意点は?

ゆふまま

チーズケーキといえば、冷蔵保存や冷凍保存のイメージがありますが、常温で保存することはできるのでしょうか?

チーズケーキを手土産で持って行く際、数時間から半日の間、常温放置しても大丈夫なのか悩んでしまいますよね。

この記事では、チーズケーキを常温保存で安心して美味しく食べるためのあれこれを解説します!

チーズケーキは常温放置でも数時間から半日は持つ?

一人分サイズにカットされたチーズケーキ

チーズケーキは常温保存できる商品であれば、賞味期限まで常温放置することができます!

最近は常温保存できる商品が多く販売されており、チーズケーキを手土産に持って行く際など安心して持ち運ぶことができます。

しかし、常温放置してはいけないチーズケーキもあるので注意する必要があります。

常温放置してはいけないチーズケーキの種類と、種類ごとの常温放置できる時間を解説します!

常温放置してはいけないチーズケーキの種類

レアチーズケーキなどの要冷蔵や要冷凍の商品、手作りのチーズケーキは短時間なら常温でも可能ですが、長時間の放置はしないようにしましょう。

真夏の暑い時期の要冷蔵や要冷凍の商品、手作りのチーズケーキの常温保存は、短時間でも痛む可能性があるので常温放置はおすすめしません。

チーズケーキの種類別の常温放置できる時間

チーズケーキは種類によって調理方法や材料が違うため、常温放置できる時間が異なります。

しっかり焼いていないものや材料に乳製品を多く使用するものは、基本的には常温放置できません。

種類別の常温放置できる時間をご紹介します!

記載している時間はあくまで目安ですので、保存する季節や環境で自己判断するようにしてくださいね。

ベイクドチーズケーキ

ベイクドチーズケーキとは、焼いたチーズケーキのことで、「ベイクド」は英語で「焼く」という意味です。

クリームチーズや卵、砂糖、粉類を混ぜ合わせ、きつね色までしっかり焼き上げる最もポピュラーなチーズケーキです。

ベイクドチーズケーキの日持ちは常温で1日です。

レアチーズケーキ

レアチーズケーキとは、オーブンで焼かずに冷やして固めるチーズケーキのことです。

材料はクリームチーズやヨーグルト、砂糖、ゼラチンなどで、食感はひんやりとして口溶けが良く、さっぱりしています。

レアチーズケーキは焼いていない上にたっぷり乳製品を使用しているので、残念ながら常温での保存はNGです。

スフレチーズケーキ

スフレチーズケーキとは、湯煎で蒸し焼きするチーズケーキのことで、日本発祥のチーズケーキと言われています。

卵白を泡立ててメレンゲを作るのでフワフワした食感で、さっぱりした味わいが特徴です。

スフレチーズケーキの日持ちは数時間から当日中です。

バスクチーズケーキ

バスクチーズケーキとは、表面の真っ黒な焼き目が特徴のスペインのバスク地方が発祥のチーズケーキで、日本では2018年ごろからブームになりました。

材料はベイクドチーズケーキとほぼ同じですがクリームチーズの割合が多く、外はカリっとして中心部は半生のトロッとした食感が特徴です。

バスクチーズケーキは乳製品を多く使用し中身が半生な為、常温保存はできません。

チーズケーキを常温保存する際の注意点

フォークに乗ったレアチーズケーキ

せっかく常温保存が可能な商品を購入しても、保存の仕方を間違えるとチーズケーキが痛んでしまうことがあります。

最後まで美味しく食べるために、チーズケーキを常温保存する際の注意点について解説します!

商品の表示で保存方法をチェックする

チーズケーキを購入する際、商品に記載されている保存方法を必ずチェックしましょう!

常温可能な商品でも商品によって保存する条件(環境や気温など)が違うからです。

商品には…
「直射日光、高温多湿を避け、涼しい場所で保存してください。」
「直射日光、高温多湿を避け、28℃以下の涼しい場所で保存してください。」
「冷暗所で保存してください。」

上記のような様々な表示があり、記載されている保存方法を守ることが大切です。

特に夏場の空調が効いていない部屋で保存する時は十分に注意しましょう!

商品の開封後は早めに食べきる

個包装されていない商品は開封した段階で痛みやすくなるので、できるだけ早めに食べきり、どうしてもすぐに食べきれない場合は冷蔵庫で保存することをおすすめします。

開封したチーズケーキを最後まで美味しく食べるために、適切な冷蔵・冷凍保存、解凍の方法をご紹介します。

チーズケーキを冷蔵保存する方法

チーズケーキに空気が触れないようにラップでピッタリと包み、保存容器か保存袋に入れます。

カットしている場合は一つ一つラップで包みます。

チーズケーキの冷蔵保存の目安は3~4日程度ですが、レアチーズケーキは加熱されていないので少し早めの2~3日程度です。

保存中にラップに水滴がついたらチーズケーキが痛みやすくなるので、新しいラップと交換しましょう。

チーズケーキを冷凍保存する方法

冷蔵保存と同様に、ラップで包みフリーザーバッグに入れフリーザーバッグの空気を抜きます。

フリーザーバッグの空気は、ストローを差し込んで口で吸うとしっかり抜くことができますよ!

冷凍庫に入れる際は、フリーザーバッグを金属トレーに載せると急速冷凍ができ味が落ちるのを防ぐことができます。

2週間ほど保存可能ですが、それ以上の長期間の冷凍保存は冷凍焼けする恐れがあるので、注意しましょう!

ただし、スフレチーズケーキは冷凍保存すると食感が悪くなるので冷蔵での保存が適しています。

チーズケーキを解凍する方法

食べる時間の3~6時間前に冷凍庫から冷蔵庫に移して、自然解凍します。

チーズケーキの常温解凍は細菌が繁殖する危険性があり、電子レンジ解凍は味や食感を損なう恐れがあるのでおすすめしません。

冷凍保存から解凍した場合は冷蔵保存で2~3日以内に食べきるようにしましょう。

一度解凍したチーズケーキは、細菌が繁殖して食中毒の危険性があるため再冷凍してはいけません。

チーズケーキがダメになった場合の見分け方

チーズケーキのような見た目のスポンジケーキ

先程述べた通り、常温保存が可能な商品でも季節や保存する環境によってチーズケーキが痛んでしまうことがあります。

痛んだチーズケーキを食べないために、チーズケーキがダメになった場合の見分け方を解説します!

痛んでいるサイン①見た目

チーズケーキが傷んでいるサインの一つ目は「見た目」です。

チーズケーキに青カビや緑色のカビなどが生えている場合は、菌が繁殖しているため食べることはできません。

表面に見えるカビだけ取り除いても菌が中まで根を伸ばしている可能性があるので、カビが生えていたら廃棄しましょう。

また、チーズケーキの表面にぬめりがあったり、触ると糸を引く場合も痛んでいるので、食べてはいけません。

痛んでいるサイン➁におい

チーズケーキが傷んでいるサインの二つ目は「におい」です。

チーズケーキのにおいを嗅いだ時に、鼻をつくような酸っぱいにおいや発酵したにおいがしたら痛んでいる可能性が高いです。

明らかに普通のチーズケーキと違う匂いがしたら、迷わず廃棄しましょう。

痛んでいるサイン③味

チーズケーキが傷んでいるサインの三つ目は「味」です。

チーズケーキを口に入れた時に、酸っぱい味やネバネバした食感があったり舌がピリピリした場合は痛んでいる証拠です。

少しでも違和感を感じたらすぐに食べるのをやめて廃棄しましょう。

チーズケーキを食べて下痢・腹痛が起こる原因

お腹を押さえて苦しむ男性

暑い日にうっかり常温放置したチーズケーキを食べてしまいお腹が痛くなったら…考えられる原因は何でしょうか?

チーズケーキを食べて下痢や腹痛などの症状が起こった時に考えられる原因は、「食中毒」です。

食中毒が起きる原因

高温多湿の夏は細菌が繁殖しやすい時期なので、常温放置したチーズケーキは通常より痛みやすくなります。

また手作りの場合、気が付かずに期限切れの食材を使ってしまったり、調理前の手洗いや器具の洗浄・消毒を十分に行っていないと、食中毒を起こす可能性があります。

食中毒の症状と対処法

食中毒の症状は病原菌の種類によって異なりますが、食べてから数時間から48時間で吐き気や嘔吐、下痢などが現れます。

食中毒は、原因菌を出し切るまで症状が続くので薬などで止めずに、脱水症状を起こさないように水分を補給しながら様子をみます。

症状が続く場合は、早めに病院を受診しましょう。

食中毒を予防する方法

食中毒の予防は、原因となる菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」ことが大切です。

チーズケーキを食べる前は十分に手洗いをし、食べきれない場合は新しい器にうつしラップをして冷蔵庫で保管しましょう。

チーズケーキを手作りする際は、調理前や調理中にこまめに手洗いを行い、使用する器具の洗浄・消毒を徹底します。

また、食べる際に痛んでいるサインを見逃さないことが大切です。

チーズケーキを手土産で持って行く際のポイント

並んだ4つの氷

暑い時期にチーズケーキを手土産に持って行く際、常温可能な商品でも痛まないか心配になりますよね。

せっかく喜んでもらいたくて持って行ったのに、チーズケーキが痛んでいては大変な事になります。

チーズケーキを手土産で持って行く際のポイントをご紹介します!

保冷剤・保冷バッグを活用

暑い中、長時間移動する場合は、常温可能な商品でも保冷剤や保冷バッグを使用しましょう。

保冷剤の持ち時間の目安や保冷剤と保冷バッグの併用方法について詳しく解説します。

保冷剤の持ち時間の目安

保冷剤の持ち時間の目安は保冷剤(30~50g)1つに付き30分程で、保冷剤の最長持続時間は2時間程度です。

保冷剤の個数を増やしたら持ち時間が長くなると思うかもしれませんが、それぞれの保冷剤が同時に溶けるのでほとんど意味がありません。

保冷剤と保冷バッグを併用する

保冷剤を長持ちさせるためには保冷バッグとの併用をおすすめします。

しかし、保冷バッグの使用方法を間違えると保冷剤を長持ちさせることはできません。

保冷バッグを使用する時のポイント
  • 保冷バッグは使う前日に冷やしておく
  • 保冷剤はチーズケーキの箱の上に載せる(冷たい空気は下の方に移動する性質がある為)
  • もし保冷剤に余裕があるなら、チーズケーキの箱の下や側面にも入れる
  • 保冷バッグの開閉の回数や時間を減らす

常温可能な商品だし少しぐらいなら常温でも大丈夫!と考えてしまうかもしれませんが、せっかくの手土産を安全に美味しく食べてもらうために、夏場はしっかり対策して持ち運びましょう!

チーズケーキの常温保存|まとめ

チーズケーキは数時間から半日常温放置できるか、種類ごとに何時間放置可能か、常温保存の注意点や痛んだ時の見分け方、手土産に持って行く際のポイントをご紹介しました。

チーズケーキは常温保存可能な商品ならば、賞味期限まで常温放置が可能です。

ただし、保存方法に注意し賞味期限内でもチーズケーキの様子をしっかり見て、痛んでいるサインを見逃さないことが大切です。

常温保存可能なチーズケーキは安全に持ち運べるので手土産におすすめです。

保存や持ち運びに注意して、大切な人に美味しいチーズケーキを贈りましょう!

執筆者
ゆふまま
ゆふまま
ゆふまま
主婦

5歳差の兄妹育児に奮闘中のママライターです。
忙しい毎日の中で、時短や節約を意識した料理に楽しくチャレンジしています。
料理のことや、大好きなスイーツやお酒の情報を皆様に発信していけたらと思っています。

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