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食品の保存だけでなく調理にも役立つフリーザーバック。
非常に便利なフリーザーバッグを重宝している方も多いと思いますが、使用した後に捨てるかどうかでご家庭によって意見が大きく別れるようです。
そこで今回は、フリーザーバッグの使いまわしについて、可能な例を調査しました。
また使いまわしによって生じる危険にも触れておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
もくじ
料理を取り巻く様々な場面で大活躍するフリーザーバッグですが、実際に使いまわしは可能なのでしょうか。
仮に難しいのであればどういった理由があるのかまで解説します!
フリーザーバッグに食材を入れて使用した場合、使いまわしは危険です。
食材を入れることで何かしらの細菌が付着してしまい、それが繁殖することで健康的なリスクを高めてしまいます。
Q.袋は何回くらい使えますか。
A.食品を入れる場合は衛生上使い捨てをお勧めしています。
引用:旭化成ホームプロダクツ 公式サイト
フリーザーバッグの中でも代表的な「ジップロック」を製造する旭化成ホームプロダクツの公式サイトでもこのように紹介されており、基本的には使い捨てが推奨されています。
使い捨てにするには勿体ない気持ちもありますが、食中毒など様々なリスクを考えると再利用は避けた方が良さそうです。
2017年に麻布大学食品安全科学研究室で行われた研究では、以下のような結果が出ています。
一見綺麗に洗えたように見えても雑菌を完全に洗浄するのは難しく、特に食肉を入れた後の再利用は避けるべきです。
また野菜を入れた場合でも似た結果が出ており、大腸菌や黄色ブドウ球菌などが検出された例も報告されています。
感染すると嘔吐や下痢など様々な症状が予測できるため、フリーザーバッグを使った後はそのまま使い捨てるのがおすすめです。
推奨されていないフリーザーバッグの再利用ですが、工夫することで使いまわしすることも可能です。
例えば食材を先にラップやビニール袋に入れておくことで、フリーザーバッグを汚さずに済みます。
こうすることで内部の雑菌の繁殖を防ぐことができますが、少しでも食材が漏れ出てしまうとアウトです。
フリーザーバッグに触れたそばから雑菌の繁殖が始まるため、再利用する際は完全に密封した食材の身を入れるようにしましょう。
清潔な状態であれば再利用も可能なフリーザーバッグですが、使い捨てるかどうかを判別する際は何を基準にすればいいのでしょうか。
フリーザーバッグの状態を見極めるコツをご紹介します。
擦ったりゆすいでもなかなか落ちない汚れがあるフリーザーバッグは、潔く使い捨てるのがおすすめです。
滑りはフリーザーバッグの内部で雑菌が繁殖している証拠であり、食中毒といったリスクも出てきます。
また着色も同様で、仮に食材を入れたとしても味や風味を損なってしまう可能性が大きいです。
食材の保存ができないのはもちろんのこと健康的なリスクも大きいため、こういった状態のフリーザーバッグの再利用は避けましょう!
見た目の変化と同様に、なかなか落ちない変な匂いも使い捨てのサインです。
こちらも内部で雑菌が繁殖してしまっている証拠で、一度こうなってしまっては取り除くのは難しいでしょう。
食中毒のリスクも捨てきれないため、匂いに変化があったフリーザーバッグはすぐに捨ててしまうのがおすすめです。
洗剤などで洗うと一時的に匂いが治りますがあくまで表面的な菌を落とせているだけなので、再利用は厳禁となっています。
大半のフリーザーバッグには、フリーザーバッグを密閉するためのチャックがついています。
そのチャックの消耗具合をチェックするのが重要で、端の部分が破れていると使い捨てのサインです。
何度も開け閉めしたことでチャックが弱ってしまうと十分な密閉ができず、長期の食材保存ができません。
こうなってしまうとフリーザーバッグとしての役目が果たせなくなってしまっているため、再利用はやめましょう!
使い捨てが推奨されているフリーザーバッグですが、内側に少ししか触れていないような場合には洗って使いまわししたい方も多いはずです。
通常の食器などよりも入念に洗うことで、再利用ができるケースもあります。
先述した通り、食肉や魚を入れたフリーザーバッグの使いまわしは非常に危険です。
どれだけ丁寧に洗浄したとしても菌が落としきれないことが研究でも証明されているため、潔く使い捨てましょう。
無理して使いまわしをして病気になってしまうと、節約分以上の出費になってしまいましょう。
フリーザーバッグの一袋ごとの値段は少額なことも多く、健康と天秤にかけて冷静な判断が必要です。
あまり汚れていないフリーザーバッグを洗う際には、漬け置きが有効です。
衣服を一気にキレイにできる酸素系漂白剤などを用いると、効果的な洗浄を行うことができます。
酸素系漂白剤以外にもセスキ炭酸ソーダも洗浄効果が強く、再利用したい場合の方法として同じ使い方ができます。
どちらも簡単に手に入るので、フリーザーバッグの使いまわしを考えている方はぜひご検討ください。
「漬け置きは時間かかるし少しめんどくさいかも」という方には、より簡単な方法がおすすめです。
日常の家事の延長線で簡単にできる内容ですので、ぜひお気軽にお試しください。
非常に簡単なこちらの方法ですが、殺菌の効果は漬け置きよりも弱くなってしまっている点に注意が必要です。
安心して再利用したい方は、漬け置きで殺菌するのを強くおすすめします。
頑張れば再利用もできないことはないフリーザーバッグですが、リスクを考えるとあまりおすすめはできません。
とはいえもったいないと感じる方が、使い捨てるはずのフリーザーバッグを有効活用する方法をご紹介します。
フリーザーバッグは気密性が非常に高いため、匂いが漏れにくい構造になっています。
そのためキムチや納豆など匂いが強い食材を容器ごと入れているという方も多くいらっしゃいました。
これによって冷蔵庫内の悪臭を防止でき、さらには整理整頓までできるため一石二鳥です。
容器を捨てる際にも活用できるため、様々なシーンで役立ってもらうことができます。
皆さんは普段生ごみの処分をどうされていますでしょうか。
ビニール袋を自前で用意して入れている方も少なくありませんが、薄い生地だと破けてしまうこともあります。
フリーザーバッグの口を折りたたむと立たせることができ、それを調理台の横に置いておくだけで生ごみを楽に処分することが可能です。
捨てる際も口を閉じれば悪臭が広がるのを防げ、こうして活用している方も非常に多い印象です。
フリーザーバッグは匂いをしっかりと封じることができるため、使い捨てる前に匂いの強いゴミを入れるのにも最適です。
使用済のおむつなどが主な例で、フリーザーバッグに入れてしまえば他のものを汚すリスクも抑えられます。
またもちろん嫌な匂いが周りに広がることも防げるため、まさに一石二鳥です。
子育て中の方で一度試したところ感動したとの声も多いため、捨てる前のフリーザーバッグでぜひお試しください!
使いまわしにも注意が必要なフリーザーバッグですが、それ以外にも普段気を配るべきポイントがあります。
それはフリーザーバッグの性能で、100度の耐熱温度を守って使用することが求められるのです。
また電子レンジの使用に関しても注意が必要で、解凍には使用できても加熱はできません。
耐熱を過信して熱しすぎてしまうと溶けて壊れることもあるため、使いまわし以外もルールを守って使うようにしましょう。
100度の耐熱温度に注意が必要なフリーザーバッグですが、注意すれば湯煎時に使うことができます。
湯煎する際に火をつけないのが重要で、着火した状態だと火に触れた面が耐熱温度を超えてしまうのです。
一度耐熱温度を超えてしまうとフリーザーバッグが溶け食材もダメになってしまいます。
便利なフリーザーバッグを使う際は、くれぐれも耐熱温度に気をつけるようにしましょう!
今回は料理の様々なシーンで活用できるフリーザーバッグの使いまわしについて様々な情報をご紹介しました。
洗って再利用できるように見えるフリーザーバッグですが、内部で繁殖する雑菌は簡単には落とせません。
どうしても使いまわしをしたい場合は、食材をラップなどで包み外へ漏れ出ないよう工夫が必要なようです。
非常に便利なフリーザーバッグですが、使う際は衛生面に気をつけながら使うようにしましょう。
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