お餅の焼き方を調理器具別で解説!冷凍保存の方法やアレンジレシピもご紹介
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あさりから出る旨味は和洋中どんな料理にも相性抜群で、料理に深みを与えてくれる存在です。
通年で手に入りやすいあさりですが、旬を迎えるのは4~5月の春と9~10月の秋で、産卵を控えたこれらの時期は身入りが良く、旨味の増したあさりが手に入りやすい時期となっています。
できれば、この美味しい時期のあさりを長く楽しみたいですよね!
そこでこの記事では、あさりはどのように冷凍保存できるのか、冷凍する際の砂抜きの仕方や賞味期限、冷凍・解凍の方法、冷凍あさりのおすすめの調理方法をご紹介します。
もくじ
あさりは殻付きのまま簡単に冷凍保存できます!
あさりは生ものなので賞味期限が短く、買い物をしてきたその日や砂抜き後の翌日に調理をする方が多いのではないでしょうか。
しかし、あさりは冷凍することで保存期間を伸ばすことができます。
食品の中には冷凍してしまうと味が落ちてしまうものも多いですが、むしろあさりは冷凍保存をした方が良いこともあるのです。
あさりの日持ちは冷蔵保存で1~2日とされていますが、冷凍保存をすることで1ヶ月程度日持ちさせることができます。
これでもう、潮干狩りで大量に手に入れた時にも消費に困ることはなく、旬の時期や安売りの際に多めに購入することだって可能になります。
また、あさりは和洋中どんな料理とも相性が良く、使い勝手の良い食材です。
冷凍保存をしておけば汁物やパスタ、一品足りないような時も手軽におかずを増やせますよ。
あさりを冷凍する場合、味や旨味が落ちてしまわないのか心配になりますよね?
しかし、あさりは冷凍した方が美味しくなるとも言われています。
その理由は、冷凍保存をすることによってあさりの細胞が壊され、旨味成分であるグルタミン酸やイノシン酸が出やすくなるからです。
冷凍保存をすると食材の味が落ちてしまうものが多くありますが、あさりに関しては冷凍保存のほうがオススメともいえます。
砂抜きは生きているあさりの呼吸を利用して行う作業で、あさりを調理するに当たって一番大切な工程とも言えるでしょう。
あさりが生きていないと砂抜きはできないので、冷凍保存する際は、必ず冷凍前に砂抜きを行ってください。
砂抜きが不十分だと食事の際に不快な思いをすることになるので、正しい砂抜きの方法をご紹介します。
先ほども説明したように、砂抜きはあさりの呼吸を利用して行う必要があります。
砂抜きをする時に水を用意しますが、あさりを海にいた時と似たような環境(海水の塩分濃度は3.5%)にしてあげることが大切です。
【用意するもの】
【手順】
あさり同士を擦り合わせるようにして、あさりの殻の表面についた汚れを流水で洗います。
また、この時にあさりの口の部分を確認し、貝の口が開いているものはすでに死んでしまっているので取り除きます。
海水に近い塩分濃度3.5%の塩水を作るためには、水200mlに対して食塩6gを溶かしますが、さらっとした食塩5g、自然塩なら5~6gになります。
あさりの量が多めの場合は水500mlに対して食塩15g程度を溶かして作ってみてください。
また、塩水の量は、あさりの頭が少し出るくらいを目安にすることをおすすめします。
あさりが沈むくらい塩水を入れてしまうとあさりが酸欠状態に陥り、上手に砂抜きが行えない可能性があるので注意しましょう。
あさりは暗所を好むため、不透明なもので覆ってあげると海水にいた時と似たような環境に近づけてあげます。
容器にあさりと適量の塩水を入れたら、容器の付属の蓋やアルミホイル、新聞紙などで覆いましょう。
あさりが活発に活動するのは20℃ほどですので、冷蔵庫には入れず常温で置くのがおすすめで、夏場は涼しい場所に置いてあげると良いです。
塩水につけておく時間は、市販のものであれば2~3時間、潮干狩りでとってきたものであれば半日程度となります。
あさりをつけてしばらくしたら、あさりの状態を確認してみましょう。
あさりが貝の口を開け水管が見えていれば、砂を吐き出している証拠で、ボウルの底に砂がたまっていることが確認できれば、砂抜きを行えている目安となるでしょう。
しかし、1時間ほど経っても砂抜きが上手に行われていないような場合は、鮮度が関係しているかもしれません。
鮮度の悪いあさりはいくら長時間塩水につけていても上手く砂抜きは行えないので、砂抜きを成功させるためにも鮮度の良いものを選びましょう!
塩水からあげてすぐに使用することも可能ですが、時間に余裕のある時は塩水からあげて30分置いておきましょう。
この時に、あさりは砂抜きで余分に吸った塩分を吐き出して、塩分調整を自分で行います。
これをしておけば丁度良い塩分になるので、食べた時にあさりがしょっぱすぎることを防ぐことができます。
上手くあさりの砂抜きができたら、もう冷凍しても大丈夫です。
あさりの冷凍は殻付きとむき身のどちらでも行うことができ、それによって方法も異なるので、それぞれの冷凍方法をご紹介していきます。
あさりを殻付きのまま冷凍する時は水を使って冷凍する手順と、水を使わない手順の2つの手順があります。
キッチンペーパーであさりの水分を拭き取った後、ジップロックなどの保存袋にあさりを重ならないように平らに入れて、ストローなどを使い袋の空気を抜きます。
保存袋の空気をできる限り抜いたら、金属製のバットの上に乗せて冷凍保存します。
急速に冷凍することであさりの殻が開いた状態で凍るのを防ぐことができるので、冷凍庫の急速冷凍機能がある方はそちらを利用しても良いでしょう。
砂抜き後のあさりを保存容器に入れ、あさりの頭が隠れるくらいの真水を注ぎ、氷も2~3個一緒に入れます。
容器の蓋を閉めて冷凍庫に保存します。
あさりを水と一緒に冷凍することで、あさりが空気に触れて状態が悪くなるのを防ぐことができます。
殻つきのあさりをフライパンや鍋に入れ適量の酒を入れ約2分ほど蒸します。
殻が空いていることを確認したら火を止めてザルを重ねたボウルに移し、スプーンやバターナイフを使ってあさりの身を取り出して、粗熱をとります
粗熱が取れたら、1食分づつにラップで包み冷凍保存容器に入れて冷凍保存します。
ボウルに残った汁もあさりの旨味をたっぷり含んだ出汁になるので、シリコンカップや小さめの保存容器に入れて一緒に冷凍すると良いでしょう。
ここまであさりの冷凍方法をご紹介してきましたが、冷凍したあさりはどのように解凍すると美味しく食べられるのでしょうか。
殻つきとむき身で解凍方法が異なるので、それぞれの場合の解凍方法をご紹介していきます。
殻つきで冷凍した場合のあさりは、冷凍状態のまま強火で一気に加熱するのがポイントです。
このように調理すると、上手く殻が開き美味しく食べることができます。
あさりを加熱した時に殻が開かないものがあったら、そのあさりは傷んでいる可能性があるので、食べない方が良いでしょう。
殻付きの冷凍あさりは自然解凍すると殻が開かなくなってしまうので、殻付きあさりの自然解凍はおすすめできません。
むき身で冷凍したあさりはすでに加熱調理しているため冷凍状態のまま加熱しても、自然解凍しても大丈夫です。
むき身あさりを自然解凍をする場合は、常温では傷んでしまう可能性もあるので冷蔵庫に入れて解凍するのが良いでしょう。
むき身あさりは解凍しても、身も縮むことなく美味しく食べることができます。
殻つきの冷凍あさりとむき身の冷凍あさりを使用した、簡単で美味しいレシピをご紹介します。
どちらも冷凍あさりを使用するので短時間で調理でき、美味しいあさり料理が食べられるのでぜひご自宅で試してみてください。
アサリのワインバター蒸しは、あさりの風味がワインとバターでさらに強くなり、食べる手が止まらなくなってしまうほど美味しくいただけます。
味だけでなく見た目もおしゃれなので、来客の時に出す料理としてもおすすめです。
さくらえびの柔らかいピンク色がほんのりご飯にうつった、見た目もかわいい一品です。
炊飯器一つで完結し、ご自宅で簡単に作れるので、時間がないけど美味しい料理を作りたい方におすすめできます。
あさりの冷凍保存、解凍の仕方、冷凍あさりを使用したレシピをご紹介しました。
あさりは事前に砂抜きさえしておけば簡単に冷凍することができ、冷凍すると保存期間も1ヶ月ほど日持ちする上、味も美味しくなります。
解凍方法も簡単で、冷凍庫から取り出してすぐに加熱調理できるのであまり時間がない時や一品足したい時には助かります。
あさりの冷凍保存は嬉しいことが多いので、少し多めにあさりを買ってきて冷凍保存しておいても良いかもしれないですね。
私たちに一番身近な貝類であるあさりを冷凍保存して、色々な料理を楽しんでください。
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