お餅の焼き方を調理器具別で解説!冷凍保存の方法やアレンジレシピもご紹介
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爽やかな香りと程よい辛みが特徴的で、様々な料理に欠かせない生姜。
「抗菌作用もあるし、日持ちしそう!」と、冷蔵庫でそのまま保存していたら、干からびたり黒ずんでカビが生えていた…という経験もあるのではないでしょうか?
また、時短の為にまとめてすりおろしていたら、翌日には茶色くなっていた…など、意外にも取り扱いが難しいのが悩みどころですよね。
そんな生姜ですが、冷凍することで誰でも簡単に長期保存することができます!
今回は、正しい生姜の冷凍保存方法をご紹介すると共に、「保存期限はいつまで?」「変色してしまった際の見分け方は?」「変色は防止できるの?」等々、気になる疑問について解説していきます!
もくじ
生姜を保存するにしても、冷蔵庫に入れておけばいいんじゃないの?と思ってしまいがちですが、生姜は冷蔵庫内での保存に向いていない食材です。
保存するのであれば適切な方法での冷蔵保存、もしくは冷凍保存するのが良いでしょう。
生姜は、高温多湿な気候の熱帯アジアを原産とする食材のため乾燥に弱く、実は冷蔵庫での保存に向いていません。
生姜を冷蔵保存をすると、乾燥して干からびる・変色が進む・カビが繁殖するなど、様々な問題が発生してしまいます。
そのため、一般的な野菜のようにそのまま冷蔵庫の野菜室で保存するのではなく、生姜に適した方法で保存することが重要になります。
生の生姜は冷蔵保存に向いていませんが、もし冷蔵庫で長期間保存したい場合には、水につけて保存することが可能です。
水につけることで、生姜の乾燥を防ぐことができるため、生姜をみずみずしい状態に保つことができます。
水につけて生の生姜を保存する方法は、初めに生姜を皮つきのまましっかりと洗い、水を入れた瓶や保存容器を用意し、生姜をまるごと入れるだけというシンプルなものです。
これを冷蔵庫の野菜室に入れておくだけで約2週間~1か月の保存が可能になり、更にこの時一緒に唐辛子を加えると、より長持ちすると言われています。
ただし、生の生姜を水につけて保存する場合は、衛生面の管理が重要で、3~4日おきに水を変えたり(唐辛子入りの場合は4~5日おき)、定期的に容器を洗浄する必要があります。
水につけて保存する方法は、特別な材料を使わずにできるのが嬉しい一方、水交換をせずに放置すると腐ってしまうので、維持管理のひと手間が必要になります。
これまで解説したように、生姜はそのままの状態で冷蔵保存するのには不向きな食材で、水につけて保存する方法も、定期的な水交換が必要となります。
決して難しい作業ではなくても、忙しい毎日の中ではつい忘れてしまったり、生姜を使う予定が無い日でも取り出して水交換や容器の洗浄をすることは、やや手間に感じてしまいますよね。
そこで、なるべく手間を省いて生姜を長期保存したい場合には、冷凍での保存がオススメです。
冷凍で生姜を保存すると、栄養分や香り成分が無くなってしまうのでは?と不安に思う方もいるかもしれませんが、生の状態と比較すると多少減少してしまうものの、香りや栄養分は保ったまま長期間保存することができます。
品質に大差が無いのであれば、管理の手間もなく使いたい分だけすぐに取り出せる冷凍保存は、非常に便利ですよね!
それでは、生姜を冷凍保存する際の具体的な方法について見ていきましょう。
生姜は、どんな用途で使うかに合わせて下処理をしてから、冷凍保存するのがオススメです。
あらかじめ使いやすい状態にしておくことで、日々の料理の時短にも繋がりますよ!
今回は、3パターンの生姜の冷凍保存方法と、それぞれの使用例についても併せてご紹介していきます。
生姜をそのまま丸ごと冷凍する場合は、ラップに包んで冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存します。
この時、保存袋の空気はしっかりと抜くようにしましょう。
丸ごと冷凍した生姜は、解凍せずにそのまますりおろして薬味にしたり、凍ったままカットして炒め物や煮物などにも使用できるので、用途が定まっていない場合の冷凍にオススメです。
生姜をカットして冷凍する場合は、薄切り、千切り、みじん切りなど、お好みの形・大きさにカットして保存することができます。
手順としては、しっかりと洗った生姜をお好みの大きさにカットし、ペーパータオルなどで水分を拭き取ってから小分けにして、ラップでぴったりと包みます。
これを冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかりと抜いて冷凍庫で保存します。
凍ったまま和え物にしたり、煮物や鍋料理などに直接入れて使うと、味のアクセントになってオススメですよ。
生姜をすりおろして冷凍する場合は、洗った生姜をすりおろし、ラップに包んで冷凍用保存袋に入れて保存します。
この時、平らに伸ばすか棒状にしてラップに包んで冷凍すれば、必要な量だけ簡単に折って使うことができます。
あらかじめ使う分量ごとに小分けにして、ラップに包んでおく方法も良いでしょう。
少量だけ使うために生の生姜をすりおろすのは手間ですが、冷凍した生姜であれば必要分をすぐに使うことができるので、非常に便利ですよね!
ただし、生姜は酸化すると身体を温める作用のあるジンゲロールという成分が減ってしまうので、すりおろした生姜は手早くラップに包んで、保存袋の空気を抜いて保存するようにしましょう。
すりおろした冷凍生姜は、スープやソースなどの液体状の調理をする際にオススメです。
生姜を冷凍保存した際の明確な賞味期限はありませんが、1~2か月程度を目安に使い切ることが望ましいです。
中には、4か月程度日持ちするという説もありますが、その場合は食べる前に色やにおいのチェックをしてから食べるようにしましょう。
生姜は変色しやすい食材のため、変色していても問題なく食べられるケースも多いですが、身体に有害な場合もあるため、正しく見分ける方法を知っておくことが大切です。
次項から、生姜の変色のタイプとその仕組みについて詳しく見ていきましょう。
冷凍した生姜は1~2か月程度日持ちするとお伝えしましたが、冷凍していても生姜が変色してしまうこともあります。
食材が変色してしまった場合には、食べても大丈夫なのか不安になりますよね。
生姜の変色には、食べても問題ない場合と有害な場合とがあるため、正しく見分ける方法を知ることで、無駄なく生姜を使うことができますので、紹介していきます。
生姜は含まれる成分により変色しやすい食材です。
生姜がピンク色や赤色に変化した場合は、生姜に含まれるポリフェノールと酸素が反応して変色が起こっています。
これは、リンゴの断面が茶色く変色するのと同様の現象です。
ポリフェノールは食べても問題のない色素成分のため、ピンク色や赤色に変色した箇所は切り落として、残りの部分は問題なく食べることができます。
生姜が青色・紫色に変化した場合は、生姜に含まれる硫化アリルという成分による影響です。
硫化アリルは、ニンニクやタマネギにも含まれている成分で、ポリフェノール同様に人体に影響は無いため、変色箇所は取り除いて食べれば問題ありません。
赤色や青色に変色した生姜の風味は、変色前の生姜とは若干の違いがあるものの、軽微な変色であれば大差無く食べることが出来ます。
変色すると一見傷んでいるように見えて不安になりますが、その原理を知っていると安心して食べられますね。
赤色や青色が問題無い一方で、生姜全体が茶色く変色している場合は傷んでいる可能性が高いです。
茶色い変色の原因は、傷んだことによるものと、ポリフェノールによるものとの2パターンに分かれます。
生姜が全体的に茶色くなっている場合は傷んでいる可能性が高く、カビが生えていないか・変な臭いがしないか・他に腐っている状態が見られないか等の点をよく確認する必要があります。
一方、すりおろし生姜や切った生姜の断面が茶色に変色している場合は、赤色と同様にポリフェノールの酸化が考えられるため、食べても問題の無いケースが多いです。
茶色に変色していることを確認した場合は、臭いやカビが生えていないかなどをよくチェックして、見分けるようにしましょう。
ポリフェノールによる赤色や茶色の変色は、衛生上は問題無いと言ったものの、やはり見た目は少し気になるところですよね。
特にすりおろした生姜は変色しやすいのですが、シンプルな和え物や薬味として使う場合に変色していると、料理の見栄えがいまひとつになってしまいます。
そこで、このようなポリフェノールによる変色を防ぐための対策として、レモン汁・酢を用いた保存方法があります。
やり方は簡単で、生姜のすりおろし200gに対して小さじ1程度のレモン汁や酢を加え、通常のすりおろし生姜同様に冷凍保存します。
この方法で変色を防ぐことができるのは、レモン汁や酢のような酸性の成分を加えることで、生姜に含まれるポリフェノールが酸素と結びつく反応を抑制することができるためです。
レモン汁や酢を加えても味への影響は無く、簡単に変色を防ぐことができるので、変色が気になる際にはとてもオススメの方法です!
生の生姜は香り高く、様々な料理に欠かせない食材です。
生姜は乾燥に弱く、冷蔵保存する場合にも管理に手間がかかってしまいますが、冷凍保存をすることで、栄養や風味をほとんど損なわずに1~2か月保存することができます。
冷凍での保存方法は非常に簡単で、そのまま丸ごと保存するだけでなく、使いやすい形状にカットしたり、すりおろしてから保存することも可能です。
また、すりおろした生姜は非常に変色しやすいですが、レモン汁や酢のような酸性の食材を加えることで、簡単に変色を防止することができます。
これまで「生の生姜を買っても使いきる前に腐って捨てていた」「毎回すりおろすのが手間だからチューブばかり使っていた」という方は、是非今回ご紹介した冷凍保存方法をお試ししてみてはいかがでしょうか?
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