マリトッツォの発祥や語源は?日本でのブームは福岡のパン屋さんから!

のんこ

近年、話題になっているマリトッツォを知っていますか?

マリトッツォとは、ふわふわのパンに生クリームをたっぷり挟んだもので、コロンとした見た目の可愛さからも人気を集めているスイーツです。
ブームのきっかけとなったのは福岡のパン屋さんですが、最近では日本各地の洋菓子店やコンビニでも気軽に買う事が出来るので、知っている人も多いかも知れませんね。

この記事では、そんなマリトッツォの発祥地や名前の由来、東京のマリトッツォ有名店等をまとめます。

この記事のポイント
  • マリトッツォの発祥は古代ローマの間食
  • プロポーズの風習が語源になった
  • 日本でのブームの始まりは福岡の「アマムダコタン」
  • 東京のマリトッツォ有名店をご紹介!

マリトッツォとはどんな食べ物?

マリトッツォ

近頃は各地で専門店ができるほど人気のマリトッツォですが、なかにはまだ知らなない人や食べた事がない人もいらっしゃると思いますので、まずはマリトッツォとはどんな食べ物なのかをご紹介します。

マリトッツォとは?

丸くてふんわりと柔らかなパンに切れ目を入れ、その中に溢れそうな程の生クリームを挟んでいるのが、基本的なマリトッツォです。

日本では10年程前から作られていたマリトッツォですが、このように話題になり人気が出たのはここ2~3年で、洋菓子店やコンビニでもよく見かけるようになりました。

現在では、パンと生クリームという基本的な形のマリトッツォだけではなく、フルーツを一緒に挟んだり生クリームを工夫していたりと、お店ごとに特色のある様々なマリトッツォが展開されています

マリトッツォの発祥は古代ローマ!プロポーズが起源?

ローマ

マリトッツォが現在のような魅力的なスイーツとして知られるようになるまでには、長い歴史がありました。

ここではマリトッツォがいつ頃どこから来たのか、名前の意味や由来についてをお伝えします。

マリトッツォは古代ローマ発祥

マリトッツォの起源を遡ってみると、なんと古代ローマ時代にまで行き着きます。

当初のマリトッツォは、はちみつの入った生地にレーズンやドライフルーツを加えただけのごくシンプルな甘いパンで、大きさも現在のサイズに比べるともっと大きいものだったようです。

古代ローマではこのように甘くて栄養価の高いマリトッツォを、仕事の合間や遠征時のエネルギー補給として食べていたとも伝えられています。

古代ローマ人が食べていたマリトッツォは、今私達が、スイーツとして楽しんでいるマリトッツォとは味も見た目も違い、栄養を補う為の間食として食べられていたんですね。

現代でもイタリアではマリトッツォというと、生クリーム等の入っていないシンプルなパンの事を指す言葉のようです。

マリトッツォの語源はイタリア語で「夫」

このマリトッツォという名前は、イタリア語で「夫」を意味する「Marito(マリート)」から来たものだと考えられています。

古代ローマでは、男性が婚約者にマリトッツォをプレゼントするという風習がありました。
マリトッツォの中に指輪や宝石を入れてプレゼントをする事もあったようですので、まさに現代におけるプロポーズにあたる風習と言えるかも知れません。

マリトッツォを受け取った女性は、贈ってくれた男性をマリートの俗称であるマリトッツォと呼び、それが食べ物としてのマリトッツォの語源だと言われています。

イタリア人らしいとてもロマンティックなエピソードで素敵ですね。

日本のマリトッツォブームは福岡の『アマムダコタン』から

アマムダコタン

画像:公式HP

はるか昔、遠く離れたイタリアで誕生したマリトッツォが日本でも注目されるきっかけとなったのは、福岡にあるパン屋さん「アマムダコタン」が作ったマリトッツォが始まりです。

当時は、新型コロナウイルス感染症が大流行し始めており、飲食店を始め多くのお店が時短営業を強いられる状況にありました。

しかしそんなコロナ禍にもかかわらず、一日中たくさんのお客さんが訪れていたアマムダコタンが、ピークタイムを分散する目的で打ち出したのがマリトッツォです。
14時、15時頃にお店に買いに行きたくなる商品というテーマで考えられたマリトッツォは、まさにおやつの時間にぴったりのスイーツパンですよね。

見た目も可愛らしくインパクトのあるマリトッツォは、SNS映えすると話題になりあっという間に大人気のスイーツとなりました。

【手土産にも】東京のマリトッツォ有名店をご紹介

最近では、マリトッツォを取り扱う洋菓子店や専門店も増えており、それぞれのお店のオリジナリティあふれるマリトッツォを気軽に楽しめるようになりました。

味はもちろん見た目も楽しめるマリトッツォは、ちょっとした手土産にもぴったりですよね。

ここでは、東京にあるマリトッツォの有名店をご紹介しますので、参考にしてみて下さい。

ドロゲリアサンクリッカ

ドロゲリアサンクリッカ

画像:公式HP

マリトッツォと言えば丸くてコロンとしたフォルムが一般的ですが、ドロゲリアサンクリッカのマリトッツォは、コッペパンのような細長い形が特徴です。

しっとりやわらかいパンの上にヘーゼルナッツチョコクリーム、カスタードクリーム、さらに生クリームをのせて仕上げたマリトッツォは、ボリュームもたっぷりでおすすめです。

店名 ドロゲリアサンクリッカ
住所 東京都港区白金1-5-7 小宮山1F
アクセス 東京メトロ南北線白金高輪駅4番口 徒歩5分
営業時間 8:00~17:00
定休日 水曜日
店舗情報 https://drogheriasancricca.jp/

ラシーヌブレッド&サラダ

ラシーヌブレッド&サラダ

画像:公式Instagram

焼き立てパンやドーナツでも有名なラシーヌブレッド&サラダの手掛けるマリトッツォは、ふわふわのパンをドーナツの様に揚げてあり、その中に溢れそうな程たっぷりの生クリームが挟まれているのが魅力です。

中身は生クリームと小倉の2種類ありますが、どちらも甘さ控えめであっさりしているので食べやすいですよ。

店名 ラシーヌブレッド&サラダ
住所 東京都豊島区南池袋2-12-12
アクセス JR池袋東口から徒歩5分
営業時間 10:00~19:00
定休日 無休
店舗情報 https://racines-b-s.com/

ブーランジェリー&カフェマンマーノ

ブーランジェリー&カフェマンマーノ

画像:公式Instagram

ブーランジェリー&カフェマンマーノのマリトッツォは華やかでインパクトのある見た目が人気の商品です。

濃厚な抹茶味の生クリームと一緒にイチゴが挟まれており、赤と緑の色のコントラストがとても綺麗で食べるのがもったいなくなりそうです。

抹茶の他にも、和紅茶をブレンドした生クリームもあるので食べ比べてみるのもおすすめです。

店名 ブーランジェリー&カフェマンマーノ
住所 東京都渋谷区西原3-6-5 MH代々木上原1F
アクセス 代々木上原より徒歩1分
営業時間 8:00~20:00(ラストオーダー19:30)
定休日 火曜日
店舗情報 https://mainmano.jp/

イータリー原宿店

イータリー

画像:PRTIMES

イータリーのマリトッツォのフレーバーは、プレーン、苺、チョコレート、ティラミスの4種類から選ぶ事が出来ます。

クリームがたっぷり入っているので食べごたえがありますが、どれも見かけとは違いあっさりとした生クリームになっていますので甘すぎることなく、最後まで美味しく食べられます。

店名 イータリー原宿店
住所 東京都渋谷区神宮前1-14-30 ウィズ原宿3F
アクセス 原宿駅から徒歩3分
営業時間 11:00~22:00(ラストオーダー21:00)
定休日 ウィズ原宿定休日に基づく
店舗情報 https://eataly.co.jp/pages/store-eataly-harajuku

ミヤシタカフェ

ミヤシタカフェ

画像:PRTIMES

ソフトクリーム専門店ミヤシタカフェのマリトッツォの特徴は、何といっても味わい豊かなクリームです。

チーズ入りのエアリーホイップクリーム、ソフトクリームをベースにした濃厚ミルククリーム、コクを出すためのカスタードクリームが三層になって挟まれている贅沢なマリトッツォです。

ふわふわのパンと生クリームのバランスが絶妙で、いくらでも食べられてしまいそうです。

店名 ミヤシタカフェ
住所 東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK South 2F
アクセス 渋谷駅より徒歩1分
営業時間 11:00~21:00(ラストオーダー21:00)
定休日 なし
店舗情報 https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13248368/

ドーナツ もり

ドーナツもり

画像:公式Instagram

豊富な種類のドーナツで人気のあるドーナツもりが提供するマリトッツォは、3日かけて作られたドーナツの生地を使用しており、ふわふわでもちもちの食感が特徴です。

また、どの商品も無添加だというのも嬉しいですよね。

生地の中には、北海道でしか作られてない特別なクリームがこれでもかというくらい分厚く挟まれていて、食べ応え十分のマリトッツォです。

店名 ドーナツ もり
住所 東京都新宿区赤城下町3-9
アクセス 神楽坂駅徒歩2分
営業時間 11:00~18:00
定休日 火曜日
店舗情報 https://doughnutmori.com/

パティスリーSAKURA

パティスリーSAKURA

画像:公式Facebook

パティスリーSAKURAで一番に目を引くのが、生地に挟んである生クリームに、困り顔の可愛らしいゴマフアザラシをあしらったマリトッツォです。

見た目がとても可愛らしいマリトッツォは、お子さんのおやつとしても喜ばれるでしょう。

その他にも、苺やチョコレート、季節のフルーツを使ったマリトッツォ等もありますので、好みのマリトッツォを見つける楽しみもありそうですね。

店名 パティスリーSAKURA
住所 東京都江東区豊洲4-2-2
アクセス 東京メトロ 豊洲駅より徒歩1分
営業時間 11:00~19:00
定休日 火曜日
店舗情報 https://toyosu-saneido.com/patisserie-sakura/

マリトッツォの発祥や語源・ブームまとめ

この記事のポイント
  • マリトッツォの発祥は古代ローマの間食
  • プロポーズの風習が語源になった
  • 日本でのブームの始まりは福岡の「アマムダコタン」
  • 東京のマリトッツォ有名店をご紹介!

古代ローマが発祥とされるマリトッツォですが、当時は働く人々のエネルギーを補給する為の食べ物でした。

その後長い時間を経て日本にも伝わり、福岡のパン屋さんによって一大ブームを巻き起こし、現在のようにおしゃれで可愛い見た目のスイーツパンとして注目されるようになりました。

ふわふわで柔らかいパンに、生クリームやフルーツをたっぷり挟んであるマリトッツォは、ちょうど甘いものが食べたくなるおやつの時間にもぴったりですよね。

ちょっとした手土産にもおすすめですので、前述した東京のマリトッツォ有名店もぜひ参考にしてみて、お気に入りのマリトッツォを探してみて下さい。

執筆者
のんこ
のんこ
のんこ
主婦

息子が2人いるベテラン主婦です。
長男は小さいころから好き嫌いが激しく、何とか食べてもらうために料理をしていたら大変だけど、料理をする事が好きだと気付きました。
料理や食材、食に関する事にとても興味があるため、コンテンツを通して皆様ともっと食に対しての知識を共有していけたらと思います!

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