妊婦にカニは危険？妊娠中の注意点や食べ方を解説！

何かと食べるものに気をつかう妊娠中…。
中でも魚介類は、食べても大丈夫なのか気になる食材が多いですよね。

そこで今回はこれからの季節に旬を迎える“カニ”について、妊婦さんでも食べられるのか？、食べる際の注意点、メリットなどを解説していきます！

カニは食べ方に気をつければ栄養満点の食材となっていますので、ぜひ最後までご覧下さい！

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この記事でもご紹介しますが、カニは妊婦さんでも安心して食べられる魚介類の1つです。

赤ちゃんの健康にも嬉しい栄養がたくさん詰まった食材ですので、ぜひ積極的に食事に取り入れてみて下さい！

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妊婦はカニを食べても大丈夫？

お寿司やお刺身など、魚介類には妊婦が食べると危険なモノが多く、カニを食べてもよいのか不安に思っている方も少なくないでしょう。

ここではまず、妊婦がカニを食べる際の危険性についてご紹介します。

しっかり加熱されていれば安全！生は厳禁

妊娠中にお寿司やお刺身などを避けるべき、とされている主な原因は生食による食中毒の危険性があるためです。
そのためしっかり加熱されていれば、魚介類でも妊娠中に摂取して問題ないモノが多くあります。

カニについても同様に、しっかり加熱されていれば安全に食べることができます。

また魚介類に「水銀」が含まれていることも、妊婦が魚介類に気を付ける理由の1つです。

この水銀についても、厚生労働省の示す「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」の中で、カニは食べても問題ないとされているため、安心してお召し上がり下さい。

妊娠中にカニを食べる際の注意点！食べ方はボイルがいい？

ご紹介の通り、カニはしっかりと加熱することで妊娠中でも安全に食べることのできる食材です。

しかし、食べる部位や食べ方には少し注意が必要になります。
この項では妊娠中にカニを食べる際の注意事項をいくつかご紹介していきます。

カニみそは食べ過ぎないように気を付ける

カニみそには「カドミウム」という物質が多く含まれています。

「カドミウム」は長期間大量に摂取することで人体に蓄積され、イタイイタイ病などを引き起こす原因となります。

通常の食事から、病気になるほどのカドミウムを摂取することは考えづらいですが、食べ物に特に気を使う妊娠中は極力食べるのを避けた方が良いでしょう。

加熱など食中毒対策は万全に

繰り返しになりますが、カニを食べる際はしっかり加熱して食中毒の対策をしましょう。

カニなど生の魚介類には、リステリア菌や腸炎ビブリオなどの食中毒の原因菌が含まれています。

どちらも熱に弱い菌ですので、中心までしっかり火を通せば問題ありません。

また、調理前に手を洗う、生のカニを触った手で他の物を触らないなどの対策も忘れないようにしましょう。

塩分の摂りすぎにも注意

カニの調理では塩水で茹でたり、ポン酢をつけて食べたり、と意外にも塩分を多く摂取していることがしばしば…。

塩分の摂りすぎは高血圧の原因になり、妊娠高血圧症候群を引き起こし、胎児の健康に悪影響を与える危険性があります。

なお、厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準日本人の食事摂取」によると、妊娠中の食塩の摂取目安は1日あたり6.5gです。
カニを調理する際は、出汁や減塩の調味料を活用するなど、工夫してみるのがオススメです。

栄養バランスに気を付ける

妊婦さんの食事全般に言えることですが、食事の栄養が偏らないように野菜や炭水化物などもバランス良く食べるようにしましょう。

カニ料理だけでは栄養が偏ってしまう場合は、簡単な副菜なども用意することをおすすめします。

ボイルやカニ鍋、炊き込みご飯がオススメの調理方法

カニを食べる際は、ボイルやカニ鍋、炊き込みご飯などがしっかり加熱することができるためオススメです。

特にカニ鍋や炊き込みご飯は、しっかり出汁を効かせることで塩分をそれほど使用しなくても美味しく仕上げることができます。

また、ボイルは副菜と楽しみやすく、カニ鍋と炊き込みご飯はカニ以外の具材を入れやすいなど、栄養バランスの偏りも防げるメニューとなっています。

逆に、しゃぶしゃぶなどは、生のままで食べてしまう危険性があるため妊婦さんは避けるのがベターです。

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赤ちゃんが甲殻類アレルギーになるのは本当？

妊娠中のカニといえば、「赤ちゃんがカニ(甲殻類)アレルギーになる危険性がある」といった話を聞いたことのある方もいるのではないでしょうか？

結論から言うと、現在では妊娠中に摂取した食べ物と、胎児のアレルギーは関係しないという考えが主流となっています。

妊娠中にカニを食べると子供がアレルギーになるというのは、昔の考えですので、安心してカニをお楽しみ下さい。

【栄養満点！】妊婦がカニを食べるメリットをご紹介

ここまで、妊婦さんがカニを食べる際の注意点などをご紹介してきました。

妊婦さんでも、しっかり加熱してカニみそを避ければ安心してカニを食べられます。

また実は、カニは妊婦に嬉しい栄養が満点の食材なんです！

ここからは妊婦さんがカニを食べるメリットをご紹介していきます。

高たんぱく・低カロリー

カニの身部分は、低糖質・低脂質、高たんぱくな食材です。

種類にもよりますが、カニの身のカロリーは60kcal～90kcal程度となっており、体重のコントロールに気をつかう妊娠中でも食べやすいと言えるでしょう。

また妊婦さんは赤ちゃんの身体を造るために、たんぱく質を多く摂取する必要があります。

脂身が少なく、うま味たっぷりのカニは、妊娠中でも食べやすいので、ぜひ積極的に摂取してみて下さい。

ビタミンや鉄、亜鉛など栄養満点

カニはたんぱく質だけなく、たくさんの栄養を含んだ食材でもあります。

カニに含まれる主な栄養は、ビタミンB群やビタミンE、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、カルシウム、カリウムなど様々です。

中でも、たんぱく質をエネルギーに変換してくれるビタミンB群や、妊娠中に不足しがちな鉄・亜鉛・カルシウムは、妊婦さんが積極的に摂取したい栄養素となっています。

これらの栄養が一度に摂れるカニは、妊婦にピッタリの食材と言えます。

疲労回復効果のあるタウリンを含む

カニに含まれる栄養の中で、もう一つ注目したいのが「タウリン」という栄養素。
栄養ドリンクなどで耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか？

このタウリンには疲労回復や滋養強壮の効果があり、体力の消耗が激しい妊婦さんに嬉しい成分となっています。

また、胎児の発達に不可欠な栄養素でもあるので、赤ちゃんのためにも積極的に摂取していきたい成分です。

魚介の中でも水銀の量が少ない

冒頭でもご紹介した通り、妊婦さんが魚介類を避けるべきと言われている原因の1つが「水銀」。
魚介類は食物連鎖の中で体内に水銀がため込まれていくため、濃度が高くなっているケースもあり、魚の種類によっては食べる量に制限があります。

一般的に水銀の量が多いと言われているクロマグロが1gあたり0.723μgであるのに対して、ズワイガニに含まれる水銀の量は1gあたり0.067μgと非常に少ないです。

そのため、カニは魚介類の中で妊娠中でも食べやすい食材となっています。

妊娠中の息抜きなど、ちょっとした贅沢にピッタリの食材と言えるでしょう！

まとめ｜妊婦さんはカニを食べても大丈夫？妊娠中の注意点など

今回は、妊娠中にカニを食べる際の注意点やメリットなどを解説してきました。

カニは食中毒に気を付けてしっかりと加熱すれば、妊婦さんでも安心して食べられる食材の1つと言えます。

また栄養満点の食材なので、積極的に食事に取り入れていくのがオススメです！

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