ぶりは冷凍保存がおすすめ!美味しさを正しく長持ちさせるコツは?

gaya

冬の味覚であるぶりは、幅広い料理で美味しく食べることができます。

ただぶりは傷みやすい食材でもあり、「うっかり買いすぎて保存に困った」という方も多いのではないでしょうか?

ぶりは正しく冷凍すれば美味しさを長持ちさせることができます。

今回は、ぶりを冷凍で保存する際の正しい方法や注意点などをまとめて解説します。

この記事のポイント
  • ぶりは1切れずつ包んで冷凍保存がおすすめ
  • 冷凍すれば2週間程度日持ちする
  • 冷凍する際は塩で臭み抜きするのがマスト
  • 自然解凍だとぶりへのダメージがない
  • 下味をつけて冷凍すると日々の調理が楽に

ぶりを冷凍で保存するには?

ぶりのサクが2つ

ぶりを始めとした生鮮食品はすぐに傷みやすいため、日持ちをさせたいのであれば正しく保存するのが重要です。

正しくぶりを冷凍して美味しいぶりを楽しむにはどのような保存方法が適しているのでしょうか。

ぶりは魚の中でも特に傷みやすい

ぶりは生鮮食品のため常温での保存はできず、冷蔵であっても2~3日ほどしか日持ちしません。

傷んだぶりを食べてしまうとアニサキス食中毒を引き起こす可能性もあり、食べ切れない量のぶりはすぐに冷凍するのがおすすめです。

痛んだぶりのサイン
  • ぬめりがある
  • 酸っぱい匂いがする
  • 血合いの部分が黒く変色している
  • 身の部分も色が黒ずんで変色している

冷凍でぶりを保存すれば微生物の活動を抑えることができ、食材が痛むのを抑えることができます。

他にも下味を漬けてから冷凍すればさらに保存期間を伸ばせるため、より長持ちさせたい方はお試しください。

ぶりは切り身で冷凍するのがおすすめ

ぶりは解凍してから食べやすいように、一切れずつ小分けにして冷凍するのがおすすめです。

切り身を冷凍する簡単な方法を順を追ってご紹介します。

ぶりの冷凍保存方法
  1. ぶりを切り身の状態にカットする
  2. ペーパータオルでぶりの水分を拭き取る
  3. 一切れずつラップで包みフリーザーバッグに入れる

ラップに包む際やフリーザーバッグに入れる際は、できるだけ空気を抜いて隙間を作らないのが重要です。

密閉ができていないと冷凍庫の中で劣化が進んでしまうため、実践する際は注意してみてください。

塩で臭み抜きするのもおすすめ

ぶりはトリメチルアミンという物質が含まれており、冷凍するぶりはあらかじめ臭み抜きしておくのがおすすめです。

他の魚よりもぶりにはこの成分が多く含まれており、時間が経つほど増えていくため生臭くなりやすくなっています。

臭い抜きは水分を拭き取る前のぶりに塩を振りかけて10分程度置くだけで簡単にでき、味も大きく変わります。

臭い抜きは塩のほか、日本酒などでも代用することが可能です。

ぶりを冷凍で保存できるのは2週間

簡単に冷凍できるぶりですが、保存期間の目安は約2週間前後です。

ただ密閉が不十分でラップに空気が含まれていると、冷凍中に酸化し劣化してしまいます。

また2週間持つといってもその期間中に緩やかに劣化しているため、冷凍したぶりは極力早く食べるようにしましょう。

冷凍期間中もぶりを定期的にチェックして、様子が変わっていないか確かめるのもいいかもしれません。

冷凍したぶりを美味しく解凍するには?

氷の上に置かれたぶり

正しくぶりを冷凍できたとしても、解凍方法を間違ってしまうと食材がダメになってしまうこともあります。

こちらではぶりの代表的な解凍方法を3つご紹介します。

【おすすめ】冷蔵庫で自然解凍

ぶりに負担をかけたくないのであれば、冷蔵庫で自然解凍をするのがおすすめです。

食べる前日の夜に冷凍庫から移すだけでよく、温度変化がゆっくりなため食感や美味しさを損なわずに解凍することができます。

その日の夜に食べたければ朝に移しても大丈夫で、目安として1切れあたり2時間半で解凍可能です。

1切れであればあまり時間をかけずに解凍できるため、その日の晩御飯にすぐ使うこともできます。

電子レンジでも解凍できる

時間がない場合であれば、あっという間に解凍できる電子レンジを使った方法もおすすめです。

一切れあたり200Wで1分程度の加熱するだけでよく、レンジで解凍する際は料理酒をかけて臭いを和らげると尚いいでしょう。

また加熱しすぎてしまうとぶりがパサついてしまうため、まずは少ない時間から加熱し徐々に解凍していくことをおすすめします。

パサつきが心配な方は解凍する際に少量の水を入れるとふっくらとした仕上がりになります。

【3選】冷凍したぶりのアレンジレシピ

下味をつけているぶりの切り身

様々な料理に加えることができるぶりですが、下味を漬けてから冷凍すると調理の手間を一気に削減することができます。

下味調理はなかなかしないという方も多いでしょうが、どのようなメリットがあるのでしょうか?

ぶりは下味冷凍がおすすめ

これからご紹介する下味冷凍とは、食材と調味料を同時に入れて冷凍することを指しています。

下味冷凍にはぶりをさらに美味しくできること以外にも様々なメリットがあります。

下味冷凍のメリット
  • 日々の料理時間を大幅カット
  • 1ヶ月程度の保存ができる
  • 魚の身がより柔らかくなる
  • 献立で頼り甲斐のある選択肢に

一度下味冷凍を仕込んでしまえば、加熱するだけで気軽に使えるおかずになります。

毎日の献立を考えるストレスをかなり軽減できるため、ぜひお試しください。

ぶりのみりん焼き

ぶりの脂の旨みとぴったりなのが、ほんのりとした甘味のみりん焼きです。

みりんによってぶりのふっくらとした食感を楽しむことができます。

ぶりのみりん焼きの材料(2人前)
  • ぶり:2切れ
  • 生姜チューブ:2cm
  • みりん:大さじ1
  • 合わせ味噌:大さじ1
  • 白ごま:大さじ1
  • 酒:大さじ1/2
  • 砂糖:大さじ1/2

作り方①:ぶりの水分を拭き取る

最初の工程は、下味冷凍するにあたっての下処理です。

トレイから取り出したぶりに塩を振ってキッチンペーパーで水分を拭き取ります。

この際に水分が残ってしまっていると生臭さの原因にもなってしまうため注意しましょう。

作り方②:ぶりと調味料を保存袋に入れ冷凍する

フリーザーバッグに生姜チューブ、みりん、合わせ味噌、白ごま、酒、砂糖を加えよく混ぜます。

そこにぶりを加え、全体によく馴染むように揉み込みましょう。

混ざったら空気を抜いて密閉し、平らにした状態で冷凍庫に入れれば完成です。

作り方③:食べる際はフライパンで加熱

ぶりのみりん焼きを食べる際は、解凍をしてからフライパンで焼くだけで食べられます。

焼く際は焦げやすくなっているため、フライパン用のアルミホイルを使うのがおすすめです。

油を引いて中火で両面加熱するだけの簡単調理となっているため、ぜひお試しください。

ぶりの照り焼き

程よい甘辛さで人気を集めている照り焼きは、下味調理で簡単に作ることができます。

お子さんにも大人気のメニューとなっているため、魚を食卓に取り入れたい方におすすめです。

ぶりの照り焼きの材料(2人前)
  • ぶり:2切れ
  • 長ネギ:1/2本
  • 醤油:大さじ2
  • 料理酒:大さじ2
  • みりん:大さじ1
  • 砂糖:小さじ1

作り方①:ぶりと長ネギの下処理

ぶりはこれまで同様に、塩を振ってから水を拭き取ります。

長ネギは4cm程度の長さに切れば、下味冷凍前の準備は完了です。

作り方②:ぶりと調味料を保存袋に入れ冷凍する

フリーザーバッグに醤油と料理酒、みりんと砂糖を加え、先ほど下準備したぶりと長ネギも加えます。

袋をよく混ぜ合わせ、空気を抜いてから密閉すればぶりの照り焼きの完成です。

冷凍する際は袋内でぶりや長ネギが重ならないようにすると、満遍なく味が染み込みます。

作り方③:調理はフライパンで加熱するだけ

食べる際は解凍してからぶりと長ネギを焼くだけで簡単に調理することができます。

フライパンで調理する際は焦げやすいためペーパータオルで適宜油を拭き取るのがおすすめです。

またお好みで青しそなどを加えても美味しいため、ぜひ色々なパターンをお試しください。

ぶりのタンドリー焼き

インド料理の中でも人気なタンドリーチキンですが、ぶりを使っても美味しいのをご存知でしょうか?

エスニックな味付けでご飯が進む一品をご紹介します。

ぶりのタンドリー焼きの材料(2人前)
  • ぶり:2切れ
  • 生姜:1片
  • ニンニク:1片
  • ヨーグルト:大さじ4
  • 中濃ソース:大さじ2
  • トマトケチャップ:大さじ2
  • カレー粉:大さじ1

作り方①:ぶりと生姜、ニンニクの下処理

ぶりは塩を振って臭い取りを行ってから、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。

その後に生姜とニンニクをすりおろしておきましょう。

作り方②:全ての材料をフリーザーバッグへ

フリーザーバッグにヨーグルトと中濃ソース、トマトケチャップとカレー粉を加えよく混ぜます。

そこへさっき下処理したぶりと生姜、ニンニクを加えさらに揉み込みましょう。

空気が含まれないよう密閉し、冷凍庫に入れれば完成です。

作り方③:食べるときは蒸し焼きにするだけ

食べる際はフライパンにアルミホイルを敷き、大さじ1程度の水を加えてから焼くようにしましょう。

中火でふつふつとしてきたら蓋をして4分程度蒸し焼きにすると、よりふっくらとした味わいになります。

他のレシピと比較して一層焦げやすくなっているため、調理の際は注意してください。

まとめ|ぶりを美味しく冷凍するには?

この記事のポイント
  • ぶりは1切れずつ包んで冷凍保存がおすすめ
  • 冷凍すれば2週間程度日持ちする
  • 冷凍する際は塩で臭み抜きするのがマスト
  • 自然解凍だとぶりへのダメージがない
  • 下味をつけて冷凍すると日々の調理が楽に

冬が旬のぶりは、傷んだり生臭くなりやすいデリケートな生鮮食品です。

ぶりを長持ちさせたいのであれば冷凍保存がおすすめで、2週間ほど日持ちさせることができます。

またぶりを冷凍する際に下味冷凍をするのもおすすめで、日々の献立を支えてくれる心強い存在になるはずです。

美味しいぶりを正しく保存して、様々な食べ方を試してみてはいかがでしょうか。

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