カップラーメンの作り方をおさらい!製造方法とオリジナル製品も!

のんこ

カップラーメンは、忙しい時や小腹がすいた時などお湯を注いで待つだけで食べられるので、手軽でとても便利ですよね。

最近のカップラーメンは家庭でも本格的な味を楽しめると言われるほど美味しくなっていますので、いざという時の為に買い置きをしている人も多いでしょう。

この記事では、カップラーメンの作り方の基本や疑問をおさらいする他、自分の好みに合わせたオリジナルカップラーメンを楽しむ方法などをご紹介します。

この記事のポイント
  • 基本的な作り方はお湯を沸かして入れるだけ
  • その仕組みは瞬間油熱乾燥法にあり
  • 沸騰したお湯がいいけど、実は水でも作れる
  • オリジナルのカップラーメンを作ることもできる

カップラーメンの作り方をおさらい

鍋から浮かび上がる麺

カップラーメンの他にも、カップうどんやカップ焼きそば等、お湯を注ぐだけで簡単に作ることの出来るカップ麺はいろいろありますが、どれもとても美味しいですよね。

それぞれの基本的な作り方をおさらいしてみましょう。

カップラーメンの作り方

味やサイズの種類も多いカップラーメンですが、近頃はダイエットや健康志向の人でも食べられるよう低糖質の商品もたくさん見られるようになりました。

誰もが一度は食べたことのあるカップラーメンの作り方をまとめます!

  1. お湯を沸かし沸騰させる
  2. カップラーメンのフタを半分ほど開けて、中に入っている小袋を取り出す
  3. 粉末スープを先に入れ、熱湯を内側の線まで注ぎ数分待つ
  4. 時間がきたら、液体スープなど後から入れるものがあれば入れ、かき混ぜて出来上がり

カップうどんの作り方

カップうどんのスープは出汁がきいていて、最後の一滴まで飲み干したくなりますよね。

トッピングされている油揚げやかき揚げなども食べ応えがありますので、満足感を得られます。

  1. お湯を沸かし沸騰させる
  2. カップうどんのフタを半分ほどはがし、中に入っている粉末スープの小袋を取り出す
  3. 粉末スープを先に入れ、熱湯を油揚げまたはかき揚げの上から内側の線まで注ぎ数分待つ
  4. 時間がたったら、軽くかき混ぜて出来上がり

カップ焼きそば、油そばの作り方

近頃見かける事も多いカップ油そばは、スープのないラーメンとも言われており、見た目も作り方も焼きそばによく似ていて人気の高まっている商品です。

最近では有名店の味を再現した製品も多く、選択肢が多くなっているのが嬉しいですね。

  1. お湯を沸騰させる
  2. カップのフタをあけて、袋を取り出す
  3. 最初にかやくだけを麺の上におき、熱湯を内側の線まで入れて数分待つ
  4. 時間がきたら湯切り部分をはがして、湯を捨てしっかり水気を切る
  5. ソースやふりかけを入れ、よく混ぜたら出来上がり

カップラーメンはなぜお湯を入れるだけで作れる?

四角いカップラーメンの麺、丸いカップラーメンの麺、乾燥パスタ

「カップラーメンはどうしてお湯を入れるだけですぐ食べられるようになるんだろう?」と思ったことはありませんか。

当たり前に食べていると気がつかない、カップラーメンが便利な理由を解説します。

キーワードは”瞬間油熱乾燥法”

カップラーメンが3分で美味しく食べられるのは、瞬間油熱乾燥法で加工しているおかげです。

あの麺はフライ麺といって、高温の油で揚げた状態です。

揚げる時に一気に水分が蒸発するので、麺には水分の抜けた時の穴がたくさん空いてしまいます。

お湯を注ぐとその穴からお湯が入り込みやすくなり、麺はふやけたようにやわらかくなるのですぐに食べられる状態になるのです。

カップラーメンを作る際の疑問を解決!

ピンクの床に置かれたカップ麺

カップラーメンは誰でも簡単に作れるので、カップの裏に書かれている作り方の手順をわざわざ確認して作る人は少ないでしょうが、中には素朴な疑問を持つ人もいるようです。

ここからは、カップラーメンを作る際のふとした疑問について解説していきます!

お湯でなくてはダメ?何℃のお湯が適切?

カップラーメンを作る時のお湯の温度や、家庭用ウォーターサーバーでも作れるのかと気になっている人もいるかも知れません。

作り方にはよく、「沸騰したお湯を注ぐ」と書かれていますよね。

カップラーメンを作る時のお湯の温度の目安は95℃~100℃とされていますので、基本的には沸騰直後のお湯が最適だという事になります。

しかし、家庭にあるウォーターサーバーでもカップラーメンは作れます。

一般的なウォーターサーバーのお湯は80℃~90℃程ですので、少しぬるめの出来上がりにはなりますが、味も変わることなく美味しく食べられますよ。

カップラーメンは水でも作れる?

「じゃあ、カップラーメンは必ずお湯じゃないと作れないの?水ではダメ?」と思ってしまいますよね。

実はカップラーメンは、常温の水でも作る事ができるんです。

ただし、熱湯だと約3~5分程待てば出来上がりますが、常温の水で作ると約30分程は待たなくてはなりません。

少し待ち時間は長くなるので熱々のカップラーメンというわけにはいきませんが、味は熱湯で作ったものとほとんど変わらず美味しく出来上がります。

待つ時間は守らなくてはダメ?

ほとんどのカップラーメンの待ち時間は3分程となっていますが、皆さんはその時間をきっちり守っていますか?

カップラーメンは3分待ってからというイメージがありますので、しっかり時間を計ってから食べ始める人も多いでしょうが、実際は少し長めでも短めでも大丈夫なんです。

麺にも柔らかめが好きな人や硬めの方が好きな人など、それぞれ好みがありますので、自分の好みによって待ち時間を調整して美味しく食べましょう。

後入れの調味料を先に入れてしまったらどうする?

カップラーメンの液体スープや、カップ焼きそばや油そばのソースなど、最後に入れる調味料を、うっかり先に入れてしまったことはありませんか?

カップラーメンの場合、後に入れる液体スープを最初に入れてしまうと液体スープに含まれている油分で麺がコーティングされてしまい、お湯がしみ込みにくくなり麺の食感に多少の変化が出ることがあります。

ですが、味そのものに大きな変化はありませんのであまり問題はないでしょう。

一方、カップ焼きそばや油そばは、待ち時間の後、湯切りをしてからソースをからめて味をつけますので、最初にソースを入れてしまうと湯切りをする時に流れてしまい味がとても薄くなってしまいます。

そのため、食べる前にソースなどの調味料を加えて味付けをしなくてはならなくなりますので、そこは十分気を付けたいところです。

カップラーメンはどうやって作られる?製造方法をご紹介

積み上げられたカップ麺

いつでも手軽に美味しく作れるカップラーメンですが、私達の手元に届くまでにはたくさんの工程を経て作られています。

ここでは、カップラーメンの製造方法を簡単にご紹介します。

小麦粉から生地を作る
小麦粉に食塩やかんすいを混ぜ合わせてよく練り、ドウと呼ばれる生地を作ります。
生地を伸ばす
生地を回転しているロールに通し、めん帯と呼ばれる薄く均一の状態まで伸ばしていきます。
生地を切り出す
薄く均等に伸ばした生地を切り出し機にかけ、めん帯をめん線と呼ばれる細い麺状にします。
麺を蒸す
めん線を連続蒸し器に通して蒸気を当て、約1~5分間蒸します。この時に麺の中のでんぷんは、消化しやすい状態にされます。
枠に詰める
蒸された麺を約40~70㎝程の1食分の長さに切り、金属枠の中に入れて形を整えます。
麺を乾燥させる
「油揚げめん」の場合麺を入れた金属枠ごと140~160℃の油で約2分間油揚げし、麺の水分量を約3~6%までの乾燥した状態にします。「ノンフライめん」の場合は金属枠ごと乾燥機に入れ、30分以上熱風を当てて乾燥させます。
麺を冷まして仕上げをする
乾燥させた麺に冷風を吹き付けて冷まします。その後、麺は粉末スープやかやくなどの小袋と一緒に容器に入れられて出荷の状態となります。

オリジナルのカップラーメンを作る事は可能?

自宅で一からカップラーメンを作る事はできませんが、麺やスープ、トッピングなど自分の好きなもの選んで、自分だけのオリジナルカップラーメンを作る事ができるのを知っていますか?

カップラーメン好きにはたまらない、そんな魅力的な施設をご紹介します。

カップヌードルミュージアム

カップヌードルミュージアムのマイカップヌードルファクトリー

引用:カップヌードルミュージアム公式サイト

住所 神奈川県横浜市中区新港2-3-4
開館時間 10:00〜18:00(最終受付17:30)
電話番号 045-345-0825
料金 大人500円
高校生以下は無料
アクセス みなとみらい駅、馬車道駅から徒歩8分

2011年横浜にオープンしたカップヌードルミュージアムは、インスタントラーメンに関する貴重な資料が展示されているだけではなく、世界中の麺料理が食べられたり、様々なアトラクションで遊ぶ事もできる子供から大人まで楽しめる施設になっています。

その中でも人気なのが、自分の好きなスープと具材を選んで作る、オリジナルカップラーメンの手作り体験です。

麺は一種類ですが、スープは王道のカップヌードルやシーフードヌードル等の4種類から、具材は、謎肉、エビ、カニ風味カマボコ、ネギ等の12種類から4つ選べます。

麺のカップにも、文字やイラストを書いて自由にデザインできますので、まさに世界に一つだけの自分好みのオリジナルカップラーメンを作る事が出来ますよ。

ラー博スゴメンラボ

ラー博スゴメンラボの画像

引用:ラー博スゴメンラボ公式サイト

住所 横浜市港北区新横浜2-14-21
開館時間 11:00~21:00(最終受付20:00)
電話番号 045-471-0503
料金 540円
アクセス 新横浜駅から徒歩1分

2023年に新横浜にあるラーメン博物館の中にオープンしたこちらの施設も、自分の好きな麺や具材、スープ等を選んでオリジナルカップラーメンを作る事ができます。

麺は細麵、太麺の他5種類から、スープはあっさり醤油、鶏しお、濃厚味噌味など10種類から、具材はチャーシュー、ネギ、なるとの他21種類から3種類を選ぶ事ができます。

またラー博スゴメンラボでは、自分のスマホで撮った写真を容器のフタに取り込むことが出来るのも嬉しいところです。

麺のタイプ、スープや具材からパッケージなど、細かい所にまでこだわった自分だけのカップラーメンを作ってみるのも楽しそうですね。

カップラーメンの作り方と製造方法まとめ

この記事のポイント
  • 基本的な作り方はお湯を沸かして入れるだけ
  • その仕組みは瞬間油熱乾燥法にあり
  • 沸騰したお湯がいいけど、実は水でも作れる
  • オリジナルのカップラーメンを作ることもできる

誰もが一度は食べた事のあるカップラーメンは、作り方もお湯を入れて数分待つだけなので、手軽に作れてとても便利ですよね。

家庭でも本格的なお店のラーメンが食べられる、と言われるくらい近頃のカップラーメンは美味しくて種類も豊富です。

カップラーメンは多くの工程を経て製造されますので、とても自宅で作る事はできませんが、麺やスープ、具材など自分の好きな物を自由に選んで、オリジナルカップラーメンを作る事は可能です。

市販のカップラーメンもいいですが、一度は自分の好きなものを選びこだわったオリジナルカップラーメンを楽しんでみるのもいいでしょうね。

執筆者
のんこ
のんこ
のんこ
主婦

息子が2人いるベテラン主婦です。
長男は小さいころから好き嫌いが激しく、何とか食べてもらうために料理をしていたら大変だけど、料理をする事が好きだと気付きました。
料理や食材、食に関する事にとても興味があるため、コンテンツを通して皆様ともっと食に対しての知識を共有していけたらと思います!

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