日本酒はカロリーが高くて太る?太りにくい飲み方を解説!

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お酒にも色々な種類がありますが、日本酒は甘くて飲みやすいものもあり人気のお酒の一つですね。

日本酒は好きだけれど「健康が気になっている」、「日本酒は太るお酒と聞くから我慢している…」そんな方も多いかもしれません。

今回は、日本酒は本当にカロリーが高くて太る飲み物なのか?という疑問について解説すると共に、日本酒の太りにくい飲み方についても紹介しますので、「お酒は好きだけど健康が気になる」というあなたにぜひ読んでいただきたいです。

この記事のポイント
  • 日本酒のカロリーは比較的に高いが、飲む量を考慮するとほかのものとあまり変わらない
  • 日本酒の太りづらい飲み方はおつまみに気を付けること、熱燗で飲むこと、水と一緒に飲むことの3つ
  • 太りづらいおつまみ5選のご紹介

日本酒のカロリーや糖質を解説!ほかのお酒よりも太りやすい?

茶色のお猪口に注がれる日本酒

ではまずはじめに日本酒のカロリーや糖質について詳しく説明します。

太りやすいイメージのある日本酒ですが、実際にはどれくらいのカロリーや糖質を含んでいるのでしょうか。

本当に日本酒は他のお酒と比べてカロリーが高いのか、糖質が高くて太るお酒なのか、といったことについてここで確認しましょう。

日本酒のカロリー・糖質

カロリーが高く太るというイメージを持たれやすい日本酒のカロリーは、商品にもよりますが、一合(180ml、徳利1本)あたり約180kcalと言われています。

数字だけ聞いてもカロリーが高いのかどうか想像しにくいですよね。

お茶碗一杯のご飯(150g)は約234kcalのため、日本酒は主食であるご飯と同じ位のカロリーがあるといえます。

また糖質は日本酒一合あたりに約6.5g含まれています。お茶碗一杯分のご飯の糖質量(53.4g)と比べると日本酒一合あたりの糖質量は少なく感じるのではないでしょうか。

【比較】日本酒はほかのお酒よりも太りやすい?

日本酒にはお茶碗一杯のご飯に近いカロリーがあり、糖質はご飯よりも少ないことが分かりましたが、他のお酒と比較するとどうなるのでしょうか。

下記に示したのは、日本酒・ビール・焼酎・ウイスキー・ワイン・レモンサワーの6つそれぞれの100mlあたりのカロリーと糖質です。

お酒の種類 カロリー(100mlあたり) 糖質(100ml当たり)
日本酒(純米酒) 102kcal 3.6g
ビール 39kcal 3.1g
焼酎(連続式) 203kcal 0g
ウイスキー 234kcal 0g
ワイン 68kcal(赤ワイン)
75kcal(白ワイン)
1.5g(赤ワイン)
2.0g(白ワイン)
レモンサワー 51kcal 2.8g

この表を見ると、カロリーが一番高いのはウイスキーまたは焼酎ということが分かります。

しかし、カロリーの低いお酒は度数も低いものが多く、一度に大量に摂取することが考えられます。そのため、実際に飲む量として考えるとお酒のカロリーに大きな差はないと考えて良いでしょう。

ただ、日本酒やビール・ワインなどのお酒はウイスキーなどの蒸留酒に比べて糖質が高いため、糖質制限中は飲むのを控えたほうが良さそうです。

お酒のカロリーはアルコールの量による

ここまで様々なお酒のカロリーや糖質を比較してきましたが、カロリーの高いものと低いものの差は一体何なのでしょうか。

実は、お酒のカロリーはアルコール量に依存すると言われています。

アルコールは1gあたり7.1kcalあり(糖質は1gあたり4kcal)、お酒のカロリーのほとんどはアルコールのカロリーです。

そのためお酒ごとに太る・太らないといった違いはあまりなく、度数の高いお酒は少量でもたくさんカロリーを摂取することになりますし、度数の低いお酒でも大量に飲めば高カロリーになります。

ただし、梅酒やリキュールといった作る過程で砂糖を入れるお酒や、お酒をジュースで割った場合などはその分のカロリーも加わるため必然的にカロリーも高くなっていきます。

日本酒が太るといわれるのはなぜ?

日本酒と升に入ったお米

先程「お酒のカロリーはアルコールの量に依り、日本酒が特段太りやすいお酒である訳ではない」という結論が出ましたが、ではなぜ日本酒には太るというイメージがあるのでしょうか。

ここからは、日本酒は太りやすいお酒だと言われている理由について解説します。

糖質が高いイメージがある

日本酒が太りやすいと言われる理由として、お米から作られていることが挙げられます。原材料であるお米の糖質が高いために、日本酒の糖質も高いという印象を持たれるようになってしまったのです。

前述した通り、ウイスキーや焼酎といった蒸留(濾過のような工程)を経て作られるお酒に比べると日本酒は糖質を多く含みますが、実際は1合当たり6.5gとそれほど多い値ではありません。

飲む量をご自身で調節して適量を楽しむ程度であれば、日本酒は決して太るお酒ではないのです。

日本酒ではなくおつまみが太る原因

これは日本酒に限った話ではないのですが、お酒が太ると言われている原因のほとんどはお酒と一緒に食べるおつまみにあります。

アルコール由来のエネルギーは体内で優先的に消費されやすいため、一緒に食べたおつまみのカロリーが消費されず脂肪として蓄積されやすくなります。

またお酒に酔うと食欲が増し必要以上に食べてしまうという経験をされた方もいらっしゃるかもしれませんが、度数が高く少量で酔いやすい日本酒は特に食欲が増しやすいお酒です。

これらが合わさって、日本酒は太りやすいお酒だというイメージがついたと考えられます。

太りづらい日本酒の飲み方は?

白いお猪口に注がれる日本酒

日本酒自体が太る原因というよりも、お酒によって食欲が増すこと、ついついおつまみを食べてしまうことが特に太る原因だと言われています。

ここからは、そんな日本酒の太りづらい飲み方について解説します。

おつまみの選び方に気を付ける

太りづらい日本酒の飲み方の1つ目は「太りづらいおつまみを選ぶこと」です。

日本酒を飲んで太ってしまう原因のほとんどはおつまみにあるため、揚げ物や炭水化物など高カロリーなものは避け、できる限り低カロリーなおつまみを選びましょう。

タンパク質は満腹感を得やすく腹持ちも良いため、お刺身やお豆腐などの高タンパクな食品をおつまみとして選ぶのもおすすめです。

また、締めのラーメンを食べてしまうと、おつまみに気を遣っても太りやすくなってしまうため注意しましょう。

熱燗で代謝を上げる

太りづらい日本酒の飲み方の2つ目は「熱燗で飲むことによって体温を上げ代謝を上げる」ことです。

人の体は冷たいものを口にすると体が冷えて脂肪をため込みやすくなってしまいます。

そのため、日本酒を熱燗で飲むことにより、体が温まり代謝も上がるので太りにくくなるのです。

また、熱燗は冷酒に比べて比較的ゆっくりと飲むことになるため、全体的な酒量を抑えることにもつながります。

水と一緒にゆっくり楽しむ

どんなに美味しいお酒でも飲みすぎてしまうのは体によくありません。

飲み過ぎを防ぐためにも、日本酒を飲む時は「和らぎ水」と一緒に楽しむ飲み方をおすすめします。

「和らぎ水」というのは日本酒と一緒に飲むお水のことで、洋酒におけるチェイサーにあたります。

日本酒と一緒に水を飲むことで深酔いすることを防ぎ、食べ過ぎの防止にもつながるため合理的な日本酒の飲み方と言えるでしょう。

また水を一緒に飲むことで満腹感も得ることができ、酒量や食事量が減ることにもつながります。

日本酒と一緒に!太らないオススメのおつまみ

豆腐と日本酒

ここまで日本酒の太りづらい飲み方について解説しました。

その一つに「おつまみの選び方に気をつける」というものがありましたが、ここからは日本酒と一緒に食べるのにおすすめの太りにくいおつまみをご紹介します。

おすすめおつまみ①枝豆

枝豆

日本酒と一緒に食べるのにおすすめのおつまみ、1つ目は枝豆です。

枝豆はおつまみの定番で、夏にはビールと合わせると最高に美味しいおつまみですよね。

枝豆の糖質は100g中4.3gと非常に低く、糖質制限をしている方にはぴったりです。

また枝豆100gあれば、食べるのに時間がかかり、ゆっくり食べることにつながるため満腹感を得られます。熱燗で代謝を上げることも太りにくい飲み方としてご紹介しましたが、枝豆には体の代謝を高めてくれるビタミンB群が豊富なため熱燗との相性もばっちりです。

おすすめおつまみ②お刺身

お刺身

日本酒と一緒に食べるおすすめのおつまみ2つ目はお刺身です。

お刺身のもととなる魚は糖質が低いものが多いため、太るのが気になる方でも罪悪感なく食べられます。普通にお刺身として食べるだけでなく、おしゃれなカルパッチョにしてみるのもいいですね。

また、アジやイワシなどの青魚には健康維持に欠かせないといわれるDHAやEPAが豊富なため、日本酒が大好きだが健康が気になるという方にとっては特にぴったりのおつまみと言えるでしょう。

おすすめおつまみ③クリームチーズ

クリームチーズ

日本酒と一緒に食べるおすすめのおつまみ3つ目はクリームチーズです。

チーズと聞くと太りやすいイメージがあるかもしれませんが、クリームチーズ1個(18g)あたりの糖質は0.9g程度と低糖質なのでおすすめのおつまみです。

まったりとした口当たりのクリームチーズは日本酒との相性抜群で、ゆっくりと日本酒を飲み進めるのにぴったりのおつまみです。

そのまま食べてももちろん美味しいですが、たとえば飲酒時の血中アルコールの濃度を下げるといわれているトマトと合わせてカプレーゼにして食べるとより日本酒を美味しく楽しめるでしょう。

おすすめおつまみ④お豆腐

お豆腐

日本酒と一緒に食べるおつまみ、4つ目におすすめするのはお豆腐です。

お豆腐は絹ごし豆腐100gあたり55.9kcalという低カロリー食品の1つです。また木綿豆腐は150g(1/2丁)で糖質1.8g、絹ごし豆腐は150g(1/2丁)で糖質2.6g程度と非常に低糖質でもあります。

夏には冷奴、冬には湯豆腐などと一緒に日本酒を楽しむ…季節によって色々な楽しみ方があるのもいいですね。

木綿豆腐や絹豆腐だけでなく、意外にも厚揚げも糖質量が少なくおすすめのおつまみです。鰹節や生姜を添えてさっと醤油をかけて日本酒と合わせればきっと満足感が得られるでしょう。

おすすめおつまみ⑤焼き鳥

焼き鳥

日本酒と一緒に食べるおすすめのおつまみ、最後にご紹介するのは焼き鳥です。

日本酒に限らずお酒は空きっ腹で飲むとすぐに酔いが回ってしまい体によくありません。しっかり食事を摂りながら日本酒を楽しみたいという時には焼き鳥が向いています。

鶏肉を炭火で炙り焼きにしているため余分な脂が落ちて低カロリーですし、もともと鶏肉は低糖質な食品のため太りづらく日本酒と合わせて食べるのにおすすめです。

ただし味付けで「タレ」を選択すると糖分を多く摂取してしまうため、焼き鳥を食べる時は「塩」を選択してくださいね。

日本酒はカロリーが高くて太る?太りにくい飲み方まとめ

この記事のポイント
  • 日本酒のカロリーは比較的に高いが、飲む量を考慮するとほかのものとあまり変わらない
  • 日本酒の太りづらい飲み方はおつまみに気を付けること、熱燗で飲むこと、水と一緒に飲むことの3つ
  • 太りづらいおつまみ5選のご紹介

今回は日本酒はカロリーが高く太るお酒なのか?という疑問について解説しました。

日本酒そのものが太る原因というわけではなく、全体的なアルコールの摂取量やおつまみが大きな原因だということが分かりましたね。

また日本酒の太りにくい飲み方やおすすめおつまみについてもご紹介しました。

日本酒が好きだが健康が気になるという方はぜひ今回の記事を参考にして、美味しい日本酒を楽しんでくださいね。

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