お餅の焼き方を調理器具別で解説!冷凍保存の方法やアレンジレシピもご紹介
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独特な食感と癖になる味わいで子どもから大人まで幅広い世代に好まれているいくら。
お祝い事や特別な日にはついつい多めに買ってしまいがちですが、賞味期限が短いために食べきれずに捨ててしまった、という経験をしたことがある方もいるでしょう。
常温や冷蔵保存では日持ちしにくいと言われているいくらですが、下処理をして冷凍することで最大2か月も冷凍保存できるようになることはご存じでしょうか。
この記事ではいくらを日持ちさせるための冷凍方法から解凍方法、いくらを使用した簡単料理までご紹介します。
もくじ
いくらは冷凍保存することができる食べ物です。
いくらは味や食感などの品質が劣化しやすく、冷蔵しても3日しか日持ちしないと言われていますが、生のまま冷凍保存することで約1か月の間は品質を保つことができます。
しかし、冷凍保存していても保存環境や状態がちょっと変化するだけで品質が変化してしまう食品ですので、そういった点が気になる方は保存期間を伸ばせる醤油漬けや塩漬けで冷凍保存することをおすすめします。
醤油や塩には酸化防止や抗菌性効果があるため、冷凍前にいくらを醤油漬け・塩漬けにしておくだけで約2か月間保存できるようになります。
より長く保存したい方や、安全にいくらを食べたい方は、醤油漬け・塩漬けにしてみてはいかがでしょうか。
スーパーなど市販のいくらはすでに味付けされているものが多く、そのほとんどは醤油漬けされています。
市販のいくらを買えば自分で下処理することなく長い間冷凍保存することができますが、塩分量が多く味が濃くなっています。
もちろん皆さんもご存じの通り市販のいくらも美味しいですが、自分好みの味にしたい方は醤油漬けされていない生のいくらを購入して、自分で味付けをしてみてもいいでしょう。
生いくらを購入したら、衛生面も安全で長く保存もできる、醤油漬けや塩漬けにして冷凍保存してみましょう。
ここからは醤油漬けと塩漬けの、それぞれに必要な材料と冷凍保存方法をご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
醤油漬けのいくらは加工していない状態のいくらより味が濃い状態で保存できるので、ご飯のお供やおつまみに最適な1品です。
醤油には日持ちさせる効果以外にも旨味を引き出す成分が含まれているため、いくらの品質低下を防ぎつつ旨味を引き出してくれます。
いくらを醬油漬けにするには醤油の他に塩・酒・みりんが必要で、なるべく塩味を抑えたいという方は、酒に日本酒を使用すると味が塩辛くなりづらくなるのでおすすめです。
いくらを冷凍をする際に塩麴(しおこうじ)と混ぜて塩漬けにすることで、他の冷凍方法より短い工程で冷凍することが可能です。
塩漬けのいくらは醤油無しでも食べられるほど味が凝縮され、いくらの旨味を引き出してくれます。
また、塩漬けに使う塩麴には、代謝を促進するビタミン1や腸内環境を整える酵素、さらには美肌効果や疲労回復の効果を持つ栄養素まで豊富に含まれているため、健康や美容にも効果的です。
いくらを美味しい状態で冷凍保存する際のコツは、空気に触れさせず新鮮な状態を保てる「密閉保存」と細胞を壊さずに凍らせる「急速冷凍」の2つになります。
アルミカップを使えば、「密閉保存」と「急速冷凍」の2つをすることができるのでおすすめです。
いくらはタッパーなどの保存容器にそのまま入れて冷凍することもできますが、いくらの粒が潰れやすくなってしまいます。
いくらの粒がつぶれた状態で冷凍すると他の粒にも悪影響を及ぼしてしまう可能性があるため、それを避けるためにタッパーなどでまとめて保存するのではなく、アルミカップなどで1食分ずつに小分けすることをおすすめします。
アルミカップを使う際は、いくらをなるべく空気に触れさせないように、上からサランラップをかけて密閉状態にするようにしましょう。
いくらをアルミカップで小分けにしてから冷凍することで、粒がつぶれにくくなる他にも、熱伝導がよくなり急速冷凍しやすくなったり、再冷凍を避けられるなどの利点があります。
急速冷凍することで細胞を壊さずに冷凍して品質を保つことができ、再冷凍を避けることで品質の低下が防げるのでぜひお試しください。
冷凍いくらを解凍する時は、自然解凍がおすすめです。
電子レンジのような加熱する解凍方法は、いくらが傷んでしまう原因になるためなるべく避けるようにしましょう。
また、いくらを解凍する方法として流水で解凍する方法もありますが、水温によっては解凍し過ぎて傷みの原因になってしまうこともあるため、こちらもおすすめできません。
冷凍いくらを解凍する時は、冷蔵庫でゆっくりと温度を変化させて解凍する自然解凍が、いくらへのダメージも少なくおすすめです。
冷凍いくらを8~12時間の間冷蔵庫に移しておくだけで、いくらを美味しい状態にすることができます。
冷凍したいくらをご飯や汁物などの温かい料理に使用する場合は、解凍せずそのまま使用することができます。
しかし、高温の料理に長時間入れておくといくらの食感が失われてしまう可能性があるので、いくらは食べる直前に入れることがおすすめです。
いくらを解凍する際に、電子レンジ加熱でアルコール分を飛ばした日本酒を小さじ1杯から大さじ1杯ほどかけることで、新鮮ないくらのような見た目と食感に戻すことができます。
また、日本酒をいくらにかけたら1時間ほど冷蔵庫に入れることでいくらが、自然解凍より早く解凍されます。
ただし、日本酒の風味や味わいが強いものを使用するといくらにそのまま味が付いてしまうので、なるべく風味が弱い物を使用してください。
冷凍したいくらを解凍した後、いくらの見た目や匂いに異常があるようなら、いくらが傷んでいる可能性が高いので食べないようにしましょう。
いくらが傷んでいるか見分けるポイントは「型崩れや異臭がでていないか」「白くなっていないか」「酸味や粘り気が出ていないか」の3つです。
冷凍する時にいくらの皮が破れていたり、他のいくらの重みで一部が潰れていたりすると、解凍した際に形が崩れていることがあります。
そこから菌が入り込み繁殖してしまっている可能性もあるので、健康のことを考えると食べるのはおすすめできません。
また、鼻にツンとくるような異臭を放つ場合も同様です。
いくらは腐ると表面が白くなるので、目で見て、明らかに白くなっているものは口にしないようにしましょう。
ただし、いくらをぬるま湯で洗う時に表面が白くなるのは一時的なものなので、問題ありません。
解凍したいくらを水で洗った後に、いくらが糸を引いていたら傷んでいる証拠です。
糸を引いていなくても、表面がベトベトしているものは傷んでいる可能性があるので、取り除くことをおすすめします。
いくらの見た目に変化がなくても、口にして酸味を感じたら、それは腐っているサインなのですぐに吐き出し、処分しましょう。
色鮮やかでプチっとした食感を楽しむことができるいくらは、添えるだけでちょっと豪華な料理に変身させることができます。
いくらを使った簡単レシピ3つをそれぞれをご紹介していくので、参考にしてみてください。
いくらとエビの旨みが詰まった優しい味付けのいくら茶碗蒸しは、子供から大人まで美味しく食べられる一品です。
時間もそれほどかからないので、おかず数が足りない時や、ご飯を食べたけど物足りない時に作ってみてはいかがでしょうか。
明太子のいくらと和風のパスタは、家にあるもので簡単に作れるパスタで、パスタの麺にピリッとした明太子といくらが絡まって、絶妙な美味しさになっています。
夕食はもちろん、昼食にもピッタリの和風パスタです。
スーパーで売っているマッシュポテトの粉を使った、夏バテ防止にもなる冷たいポタージュです。
冷たくすっきりとした口当たりが特徴で、ポタージュのまろやかな風味の中にいくらの塩気が効いて、食べやすい一品となっています。
いくらはそのまま冷凍することで約1か月、醤油漬けなどにすることで最大2か月間も日持ちする食べ物です。
いくらを冷凍する際は粒がつぶれないようにすることが大切で、急速冷凍にも適しているアルミカップで1人分ずつに小分けすることで、より良い品質をたもつことができます。
また、いくらを解凍する時は、余計な熱が加わってしまうといくらが傷んでしまう可能性があるため、なるべく冷蔵庫内で低温解凍をすることをおすすめします。
いくらを正しく冷凍・解凍して、いつでも美味しく食べられるように保存してみてください!
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